アードモア レガシーの味・香りをレビューや口コミから評価

アードモア レガシー

アードモアは「ティーチャーズ ハイランドクリーム」のキーモルトとして有名ですが、アードモア レガシーは2016年にリリースされた比較的新しいシングルモルトです。

同年にはISCインターナショナル・スピリッツ・チャレンジで金賞を受賞しました。

ピートからくるドライなスモーキーフレーバーを楽しみたい方にはおすすめの銘柄です。

この記事では「アードモア レガシー」の特徴やテイスティング、100件以上の口コミをもとにした評価を解説します。

「アードモア レガシーが自分の好みに合っているのか」など購入後に失敗しないためのポイントがわかります。

そもそもアードモアについてもっと詳しく知りたいという方は以下ページもご覧ください。

あわせて読みたい
アードモアの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説 アードモアはスコットランド・ハイランド生まれのシングルモルトウイスキーです。 シングルモルトのボトルとして「アードモア レガシー」が発売されたのはごく最近のこ...
目次

アードモア レガシーの特徴

アードモア レガシー

アードモア レガシー」はスコットランドのアバディーンシャー州ケネスモントにある蒸溜所で造られているウイスキーです。

アードモア レガシーの香りは、スモーキーさの中にバニラの甘さやオレンジのような柑橘類の香りを感じることができる仕上がりとなっています。

それに加えて、シナモンのようなスパイシーさも程よく香る特徴があります。

ピーティーなウイスキーといえばアイラモルトですが、アードモアのウイスキーに使われるピートはミズゴケを含まないのでヨウ素や潮っぽさという特徴がありません。

アードモア レガシーにおいてはピーテッド麦芽80%とノンピーテッド麦芽20%が使われており、やや煙っぽいスモーキーさを感じさせます。

口に含むとシルクのような舌触りで、ハチミツのようなまろやかさとスパイシーさが程よく喉に残り、しばらく続く余韻を楽しむことができます。

3,000円前後と比較的入手しやすい価格帯のため、スモーキーモルトの入門編としても紹介されています。

アードモア レガシーの基本情報

ブランド アードモア(Ardmore)
容量 700ml
アルコール度数 40%
原産国 スコットランド
原材料・成分 モルト

アードモア レガシーのテイスティングノート

明るい黄金色
香り シナモン・トフィー・はちみつ・繊細なピート香
クリーミーなバニラ・スパイス
フィニッシュ シルクのような後味が長くつづく

引用:SUNTORY

アードモア レガシーを4つの飲み方でレビュー

1. ストレート

ウイスキー ストレート

アードモア レガシーをグラスに注ぐと綺麗な琥珀色で粘性を感じられます。

ストレートでは、シリアルのような香ばしさを感じるスモーキーな香りとかすかにオレンジのような柑橘類の香りが際立ちます。

シナモンのようなスパイスの刺激もありますが、すべての香りが上手く調和されているのが感じられます。

緩やかに続くスモーキー感の余韻を味わうこともできます。

2. ロック

ウイスキー ロック

アードモア レガシーをロックにすると、ハチミツ感のある甘みが出てきて口あたりはよくなりますが、後から辛味が追いかけてきます。

氷が溶けることによって少しまろやかにはなるものの、スモーキーフレーバーは健在です。

アードモア レガシーのロックと薫製のお料理のマリアージュをぜひお試しください。

3. ハイボール

ハイボール

アードモア レガシーのおすすめの飲み方はハイボールです。

ハイボールにすると、ピート香がしっかりと感じられますが、甘さも残ります。

ほのかに香る柑橘類の香りが爽やかで、余韻はスッキリした軽さを感じられます。

アードモア レガシーのハイボールは、爽やかで暑い夏にはおすすめの飲み方です。

薫製や油っこいお料理との組み合わせも好まれます。

4. 水割り

ウイスキー 水割り

スモーキーなウイスキーを水割りにしてしまうとスモーク感を感じにくくなってしまうのですが、アードモア レガシーは水割りにすることで、ピートの香りとスモーキーさが前面に押し出されます。

そして、同時にスパイシーさもより際立ちます。

口コミ・レビューでわかる「アードモア レガシー」の評価

個人の嗜好や味覚の違いによってウイスキーの評価にはばらつきがあります。

アードモア レガシー」を評価するために、100件以上の口コミを調査して評価をまとめました。

結論から述べると、アードモア レガシーを飲んだ人の評価は以下のように良い評価と悪い評価に分かれました。

良い評価 悪い評価
・価格と味のバランスが良い
・爽やかなスモーキーさを味わえる
・癖が強い
・スモーキーすぎる

アードモア レガシーに良い評価を与えた人は、ほどよいピート感とスモーキーさを感じられて美味しいという意見を述べることが多く、お手頃な価格帯と評価している口コミも多く見受けられました。

一方で、アードモアレガシーの悪い評価は、焚き火のような香りがするなどスモーキーすぎるという意見が多々ありました。

アードモア レガシーの良い評価・口コミ

クセはあるけど、美味しい

ほどよいピートとスパイシーな辛味で旨い

ライトなスモーキーさを味わえ、安くて美味しい

甘い香りでスッキリとした飲み口

たまに味わいたくなる一瓶になりそう

お手頃価格なのに美味しい

スモーキーフレーバーでハチミツ感のある甘み

アードモア レガシーの悪い評価・口コミ

煙の香りがして最悪の商品

It is awful - far too much peat smoke

This is definitely the worst single malt that I have ever purchased. It is described as having a lasting peat smoke finish, and this is certainly true, an empty glass (after pouring the contents down the kitchen sink), fills the room with the noxious fumes of a bonfire. The nose is smoke, smoke, and more smoke, with no hint of the cinnamon, fresh honey, or vanilla toffee, and the palate is again overpowering smoke, no pear drops, but maybe the grassiness tones are an imaginative component of the bonfire!! There is no subtle flavour to this malt.

(これまで購入したシングルモルトの中で、間違いなく最悪の商品です。

ピートスモークの香りが持続すると説明されていますが、確かにその通りで、空のグラス(中身をキッチンのシンクに流した後)に入れると、部屋中に焚き火のような有害な煙が充満します。

空のグラス(中身を台所のシンクに流し込んだ後)は、部屋中に焚き火のような有害な煙を充満させる。

香りは煙、煙、さらに煙で、シナモン、新鮮なハチミツ、バニラタフィーなどの香りは全く感じられず、味わいもまた圧倒的な煙で、梨のしずくはありませんが、草のようなトーンは焚き火の想像力をかき立てる要素かもしれません。

このモルトには繊細な風味はありません。)

引用:Master of Malt

スモーキーすぎる

Too smoky

Smoke strength is above stated even with water or a stronger mixer. Nice flavours when drank longer in a tall glass, however smoke still shines strongly.

(スモーキーすぎる

水や強めのミキサーを使っても、スモークの強さは表記以上。

トールグラスで長めに飲むと良い味が出ますが、スモークが強く出てしまいます。)

引用:Master of Malt

まずくてひどいウイスキー

Really bad

Disgusting horrible whisky, worst ever, even smells bad

(本当にひどい

まずくてひどいウイスキー、史上最悪、臭いもひどい。)

引用:Master of Malt

返品しようと思ったほどひどい

Awful

my first thought was to take it back to the retailer as I thought it was spoiled in some way. Having read some of these reviews, I guess it could be that it just doesn't suit my palate. Will keep it for when people I'm not too keen on call.

(ひどい

最初に思ったのは、何か問題があるのではないかと思い、小売店に持ち帰ろうと思いました。

このレビューを読んで、私の口に合わなかったのかもしれません。

苦手な人が来たときのためにとっておこうと思います。)

引用:Master of Malt

化学物質の後味が残ってまずい

overpowering nasty

Bought this from local Costcutters. I poured myself a glass; took a sip and had to throw the rest down the sink. Strange chemical aftertaste still after 2 hours. Nasty.

(強烈な嫌味

近所のコストカッター(安売り店)で購入しました。自分でグラスに注いで一口飲んだ後、残りを流しに捨てなければなりませんでした。

2時間経っても変な化学物質の後味が残っています。不味いです。)

引用:Master of Malt

ピートのレベルが低く、「ピートの入り口」としての説得力に欠ける

I was given this NAS bottle as an easy introduction to peated whiskies, however in this regard the lower peat levels actually work against that aim. On the nose the softer peat mingles with citrus fruits and a slight rubber note in the background, however these notes do not really work together. Likewise the taste suffers from the smoke being too strong to truly enjoy the bright citrus notes but too weak to enjoy purely for its smokiness. The finish is actually decently long, with some pepper and smoke fading into a slightly bitter malty/grassy flavour.

Whilst this is not bad whisky, it fails to convince as a "peat gateway" and although it tries to be a jack of all trades, it is in fact a master of none.

(このNASボトルは、ピーテッド・ウイスキーの入門用として贈られたものだが、ピートのレベルが低いため、その目的に反する結果となってしまった。

香りでは、柔らかいピートが柑橘系の果物と混ざり合い、背景にはわずかにゴムの香りが感じられるが、これらの香りは実際には一緒に機能していない。

同様に味も、スモークが強すぎて明るい柑橘系の香りは楽しめないが、スモーキーさだけを楽しむには弱すぎる。

フィニッシュはそこそこ長く、ペッパーとスモークの香りがわずかに苦い麦芽と草の風味に変わっていく。

悪いウイスキーではないが、「ピートの入り口」としての説得力に欠け、何でも屋になろうとしているが、実際には何の達人でもない。)

引用:WHISKYBASE.com

まとめ

スコットランドのハイランドエリアで誕生したアードモアレガシーは、ピートの効いたスモーキーさが売りのウイスキーです。

口コミやレビューからも分かるように、癖のあるウイスキーと称されるだけに、好き嫌いがはっきりと分かれる銘柄になっています。

手の出しやすい価格帯なので、ピーティーなスモーキーさを味わえるシングルモルトに興味のある方は、是非一度お試しください。

このページをシェアする
目次