グレンフィディックは、グレンフィディック蒸留所で生産されるスコッチウイスキーです。
世界ではじめて販売されたシングルモルトウイスキーであり、世界でもっとも有名なシングルモルトと言っても過言ではありません。
創業から130年近くたった現在でも、昔と変わらない製法で製造されているグレンフィディックのシングルモルトは、世界中に多くのファンがいます。
この記事ではグレンフィディックの中から「グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブ」の特徴やテイスティング、100件以上の口コミをもとに評価を解説します。
「グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブが自分の好みに合っているのか」など購入後に失敗しないためのポイントがわかります。
また、グレンフィディックのことを詳しく知りたいという方は以下ページもご覧ください。
グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブの特徴
「グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブ」は、18年以上熟成したスパニッシュオロロソシェリー樽原酒とアメリカンオーク樽の原酒をヴァッティングして作られています。
ヴァッティング後、最低3か月後熟成させることにより、ウイスキーに深みと複雑さをもたらしています。
スモールバッチリザーブという名前は、スモールバッチ=小ロットで個別に管理していることに由来。
個別に徹底管理することで高い品質と優れた風味を生み出しており、グレンフィディックのクラウフトマンシップを感じる1本です。
グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブの基本情報
ブランド | グレンフィディック(Glenfiddich) |
---|---|
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 40% |
原産国 | スコットランド(イギリス) |
原材料・成分 | モルト |
グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブのテイスティングノート
色 | 濃い赤茶色 |
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香り | 焼きりんごなどの熟れた果物・シナモン |
味 | ドライフルーツ・ナツメヤシ・豊かな樽香 |
フィニッシュ | 温かみのある長い余韻 |
グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブを4つの飲み方でレビュー
1. ストレート
グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブをストレートで口に含むと、熟した青りんごや梨のような強い香りが鼻にぬけていきます。
その後、ピートやシェリー樽由来のレーズンのような甘さ、シナモンの少しスパイシーな香りも現れます。
味は甘さが基本ではあるものの、その裏に樽香やナツメヤシやシナモンといったスパイシーな味わいがあり複雑です。
グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブのストレートは、グレンフィディック18年の風味をそのままダイレクトに味わいたい人におすすめの飲み方です。
2. ロック
グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブをロックにすると、氷による温度変化で、ストレートの時に感じた強い甘い香りがかなり控えめになります。
一方でアルコール感が和らぐので非常に飲みやすいです。
香りは控えめになるものの、樽香のある甘さやスパイシーさはしっかり感じることができるので、ストレートで飲むのは少しキツイ......というウイスキー初心者にオススメです。
3. ハイボール
グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブのハイボールは、熟した果実のような甘酸っぱさと炭酸の酸味があわさって、爽やかな飲み口になります。
ストレートと同じくピートやスパイシーさもあとから追いかけてきて、複雑さは失われません。
もともとバランスがよく飲みやすいグレンフィディック18年 スモールバッチリザーブですが、ハイボールにするとさらに飲みやすさが増します。
ウイスキー初心者でも楽しめる飲み方です。
4. 水割り
グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブに加水すると香りがひらき、シェリー樽由来のレーズンのような香りが前面にでてきます。
味わいはストレートとあまり変わりありませんが、酸味と甘みのバランスがとてもよく飲みやすいです。
アルコール感もほとんどなく、食中酒としてもオススメです。
口コミ・レビューでわかる「グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブ」の評価
前提として、ウイスキーの味や香りの感じ方は個人の嗜好が異なるため、ウイスキーの評価に違いがあります。
そこで、「グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブ」を評価するために、実際に100件以上の口コミ調査しました。
結論からいうと、 グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブを飲んだ人の評価は、以下のように分かれています。
良い評価 | 悪い評価 |
---|---|
・コストパフォーマンスがいい ・甘さや酸味のバランスがいい |
・値段の割に美味しくない ・シンプルでつまらない |
グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブは、シングルモルトでありながら飲みやすいウイスキーです。
甘さや酸味などのバランスがよく、18年ものでありながら価格も適正で、コストパフォーマンスが良いいう声がたくさんありました。
一方そのバランスの良さが、ウイスキーに個性を求める人からは「つまらない」とも評価されています。
以下グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブを実飲された方の感想を、一部抜粋してご紹介します。
グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブの良い評価・口コミ
飲みやすいウイスキー
今日は友達とグレンフィディック18を飲んだ
値段が高くないし、フルーツの香りいいし、飲みやすいウイスキー pic.twitter.com/9TOyw7I9Tm— リュウ (@Sheepy236) November 17, 2018
18年は一段と美味
今日はグレンフィディック18! 15年でも他のウイスキーと比較すれば美味しいと思ってたが、18年は一段と美味! 18年の中でも爽やかな甘味で飲み易く、流石。ウイスキー初心者でも確実に美味しいと思えるはず! pic.twitter.com/GWZlkOfJja
— 青(sou) (@sou_321m) March 19, 2021
コスパもいい
グレンフィディック18とかスプリングバンク10とかなら40度前後甘めで4000〜6000とコスパもいいしちょっとでも仲間増やしたい pic.twitter.com/kAezj5v5bv
— トゥルーアイズ高山 (@hideking9111) February 7, 2015
普通にうまい
おういいぞ。もっと金出せるならグレンフィディック18とかラフロイグ18とかグレンフィディック18とかは普通にうまいぞ。18年の壁あるんでこれ以上はうまい分価格も跳ね上がるけど…マッカランとか18年ですらたけーし…
— おの (@ono_snin) December 26, 2018
すごい甘い香りしてよかった
グレンフィディックの18だから21がすごい甘い香りしてよかった記憶 12も普通に美味いけど
— ギンヤ (@ginnya_mm) July 17, 2017
最も滑らかなスコッチ
Love this. I'm s huge fan of the Glens. This is one of the smoothest scotches I've tasted
(これが大好き。私はグレンズの大ファンです。私が味わった中で最も滑らかなスコッチの一つです。)
引用:flaviar.com
満足感のあるスパイス
An amazing Speyside single malt. The ex-bourbon casks bring in gentle and satisfying spice that evokes cinnamon. The sherry casks impart a fruitiness. And while some say the finish is a medium length, I personally find it fairly long and nicely warming.
(驚くべきスペイサイドのシングルモルト。バーボン樽からは、シナモンを思わせる穏やかで満足感のあるスパイスがもたらされます。シェリー樽からは果実味が感じられます。フィニッシュの長さはミディアムと言う人もいますが、私は個人的にはかなり長く、きれいに温まると思います。)
引用:flaviar.com
期待通り
As expected for price and the name behind it. A good drink.
(値段と名前からして期待通り。良い飲み物です。)
引用:flaviar.com
グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブの悪い評価・口コミ
高いだけで味はたいして美味しくない
今日はよく頑張ったのでグレンフィディック18飲んじゃう(高いだけで味はたいして美味しくない
— うえむら🇺🇲コルベット (@Mks_vetteC5) March 24, 2017
長期熟成=より美味しい、という訳ではない
津村記久子『浮遊霊ブラジル』読み終えて、いよいよ村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス(上)』に取り掛かる。地元の安い酒屋でウィスキー買ったので、飲みながら。グレンフィディック18なんだけど、長期熟成=より美味しい、という訳ではないみたい。
— コノハ (@konoha58) November 4, 2016
12年物の倍くらいの値段
グレンフィディックのaged 18 years は12年物の倍くらいの値段するし田舎の酒屋にはあまりおいてない。
— windblows (@fzmted) August 18, 2019
温かく感じる
Interesting chocolate aroma with caramel and tropical fruits. A bit warm in the mouth but balanced flavors and a long lasting aftertaste
(キャラメルやトロピカルフルーツを思わせる興味深いチョコレートの香り。口の中では少し温かく感じるが、バランスのとれたフレーバーと長い余韻がある。)
引用:flaviar.com
でも少しスパイシー
As a whisky aficionado, I must say that found in this one an awesome single malt. It’s smooth and sweet, but a bit spicy though. I guess it worth the money.
(ウイスキー愛好家として、このシングルモルトの素晴らしさを実感しました。スムースで甘みがあり、でも少しスパイシーでもあります。お金を出す価値はあると思います。)
引用:flaviar.com
シンプルでマイルドすぎてつまらない
Compared to the 15, it is rounder and sweeter and less fresh. However, similarly mild and reserved. The apples look even more ripe, but the honey note is missing, which makes it appear less sweet.
A little more voluminous in the mouth than its younger brothers, but still too flat and mild.
In the finish like a diluted apple juice, then fruity sweet with pear and apple.
Compared to the younger bottlings, it is the best in the series, but still too simple, mild and boring.
(15と比べると、丸みを帯びていて甘みが強く、フレッシュさに欠ける。しかし、同様にマイルドで控えめな印象。リンゴはさらに熟しているように見えるが、ハチミツの香りがなくなっているので、甘さが足りないように見える。
口の中では弟たち(年数の若いふれんフィディックのこと)よりも少しボリューム感があるが、まだフラットでマイルドだ。
後味は薄めたリンゴジュースのようで、その後、洋ナシやリンゴのフルーティーな甘さが出てくる。弟分に比べれば、このシリーズの中では一番良いが、やはりシンプルでマイルドすぎてつまらない。)
どうでもいいウイスキー
Too bad. After the very appealing nose, I would have expected a lot more. All in all, an unimportant whisky that is clearly and should be a mass product. Always tastes better than the conventional super market whiskys.
(残念です。非常に魅力的な香りの後では、もっと期待していました。結局のところ、明らかに大量生産品の、どうでもいいウイスキーです。従来のスーパーで売られているウイスキーよりもずっと美味しい。)
まとめ
グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブは、甘さや酸味、ピート感などバランスの良い完成度の高いウイスキーです。
ウイスキーにクセを求める人には向きませんが、ウイスキー初心者から楽しめる1本です。
ロックで水割りで、自分にあった飲み方を見つけて、グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブを楽しんでください。