グレンフィディック21年 グランレゼルヴァは甘すぎる?味や香り・飲み方による違いを本音レビュー

グレンフィディック21年 グランレゼルヴァ

「グレンフィディック21年 グランレゼルヴァ」は、スコットランドのスペイサイド地方にあるグレンフィディック蒸溜所が製造するシングルモルトウイスキーです。
21年以上熟成された原酒を使用し、さらにカリビアンラム樽で4ヶ月間の後熟を施すことで、トロピカルフルーツやバニラ、スパイスの複雑な香りと味わいを特徴としています。

一方で、「甘さが強すぎて好みが分かれる」「ラム樽由来の風味がウイスキー本来の味を覆ってしまっている」といった声もあり、特にドライなウイスキーを好む方には向かないかもしれません。 ​

この記事では、グレンフィディック21年 グランレゼルヴァをストレート・ロック・ハイボールで試し、飲み方による風味の違いを本音でレビュー。​
ラム樽フィニッシュのウイスキーに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

目次

グレンフィディック21年 グランレゼルヴァの基本情報

グレンフィディック21年 グランレゼルヴァ
ブランドグレンフィディック(Glenfiddich)
分類シングルモルト
地域スコットランド
アルコール度数40%
製造元グレンフィディック蒸留所

テイスティングノート

香りバニラやフルーツケーキ、トフィーが漂い、微かにバナナやスパイスのニュアンスも感じられる
味わいトロピカルフルーツとオークの風味が調和し、シルキーで豊かな甘みが広がる
フィニッシュ長く続くスパイシーな後味に、わずかなドライフルーツの余韻が残る
ペアリングドライマンゴー、ナッツ、ミルクチョコレート、ブルーチーズ

グレンフィディック21年 グランレゼルヴァを3つの飲み方でレビュー

ストレート

ウイスキー ストレート
特徴おすすめの人
ラム樽由来のトロピカルな甘みとスパイスが重なり、華やかさと熟成感が共存するエレガントな味わい熟成ウイスキーに甘やかな個性を求める人、ラム樽フィニッシュの特徴をしっかり楽しみたい人
  • 香りはバナナやマンゴー、熟したパイナップルにバニラが重なり華やか
  • 口に含むとトフィーや焼きバナナのような濃厚な甘みとウッディな奥行きが広がる
  • スパイスが控えめに効いており、甘さとのバランスが非常に滑らか
  • フィニッシュは長く、ラムケーキのような甘い余韻と樽香が優雅に続く

ロック

ウイスキー ロック
特徴おすすめの人
甘みが引き締まり、南国フルーツと樽香のコントラストが際立つ繊細な変化が楽しめるゆっくり時間をかけて味の変化を楽しみたい人、デザート感覚の一杯を探している人
  • 氷によって、熟したトロピカルフルーツの香りが爽やかに立ち上がる
  • 冷えることでラム由来の甘みが抑えられ、オークのウッディさがより明瞭になる
  • とろみのある口当たりがスムーズになり、スパイス感が穏やかに広がる
  • 時間と共にバニラやパイナップルの甘い余韻が戻り、心地よく変化していく

ハイボール

ハイボール
特徴おすすめの人
ラム樽由来の華やかな甘さが炭酸で引き立ち、爽やかで上品なトロピカル感が楽しめる上質なハイボールで特別感を演出したい人、ディナー前のアペリティフとして楽しみたい人
  • 炭酸の刺激でバナナやマンゴーのアロマが広がり、香り立ちが一層華やかになる
  • 軽快な口当たりの中に、ラム樽由来の甘みと熟成の深みがしっかり感じられる
  • オーク由来のウッディさとバニラの余韻が炭酸と調和し、余韻も心地よい
  • 食前の乾杯や軽めの前菜と相性が良く、上品なハイボールとして完成度が高い
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