ウイスキー 駒ヶ岳の種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

ウイスキー駒ヶ岳は、本坊酒造株式会社が販売するモルトウイスキーです。

この記事では、ウイスキー駒ヶ岳の味わいや特徴、歴史、製造方法などを紹介します。

また、併せておすすめのウイスキーをご紹介します。

読み終わる頃にはウイスキー 駒ヶ岳が飲みたくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ウイスキー駒ヶ岳の特徴・概要

ウイスキー 駒ヶ岳は、本坊酒造が所有するマルス蒸溜所で作られているモルトウイスキーです。

ジャパニーズウィスキーといえば、サントリー山崎や響などを思う人が多いかもしれません。

しかし、このウイスキー 駒ヶ岳も国内外からも高い評価を受けているためか、中々手に入れることができないウイスキーでもあります。

ウイスキー駒ヶ岳の味・香りの特徴

ウイスキー 駒ヶ岳の味わいは、若い原酒を使っているためか、とてもフレッシュがあります。

柿や杏子のような味わいがあり、国産ならではのウイスキーといえます。

限定品のリリースが多いウイスキー

駒ケ岳は、限定品のリリースが多く生産量が限られています。そのため、とても希少価値のウイスキーでもあります。

人気のあるボトルはすぐに売り切れてしまいますが、発売間もないものや生産量が比較的多いものは通販で購入することができます。

お店やバーなどで見かけた際は、ぜひ試飲することをおすすめします。

ウイスキー 駒ヶ岳のおすすめの飲み方は「トワイスアップ」

トゥワイスアップ

ウイスキー駒ヶ岳は、とてもフレッシュで原酒には若さがあります。

そのため、ストレートで飲むと刺激が強すぎる可能性があるので、少量の加水をすることでマイルドになります。

舌が慣れていけばストレートで飲むのも良いでしょう。

ウイスキー 駒ヶ岳の種類

ここでは、ウイスキー駒ヶ岳の種類についてご紹介します。

各ラインナップを飲み比べることで、味の違いを知ることができますので、よりウイスキー 駒ヶ岳について知ることができます。

モルテージ駒ヶ岳 ピュアモルトウイスキー10年

モルテージ駒ヶ岳 ピュアモルトウイスキー10年

モルテージ駒ヶ岳 ピュアモルトウイスキー 10年は、使われている原酒はマルス信州蒸溜所と他社で造られたモルトウイスキーを使用して製造しているらしく、その他社については企業秘密だとの事です。

香りは、杏子や洋ナシの甘み、スコーンのようなモルトの香ばしさ、奥に微かなスモークがあります。

味わいは、バニラやレーズンのコク、ウエハースの香ばしさ、プラム、ビターチョコになります。

モルテージ駒ヶ岳 ピュアモルトウイスキー10年
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駒ヶ岳 津貫エージング Bottled in 2019

駒ヶ岳 津貫エージング Bottled in 2019

駒ヶ岳 津貫エイジング Bottled in 2019は、2016年に信州蒸溜所で造られた原酒を、津貫蒸溜所で熟成して作られたボトルで、限定2,382本リリースされました。

香りは、熟したりんご、アプリコット、パイナップルなどのフルーティさがあります。

味わいは、クリーミーかつミルキー、ホイップクリームを乗せたラスク、若いパパイヤ、ナッツ入りのバニラアイス、ミルクチョコレートになります。

駒ヶ岳 屋久島エージング Bottled in 2020

駒ヶ岳 屋久島エージング Bottled in 2020

駒ヶ岳 屋久島エイジング Bottled in 2020は、屋久島で熟成させたシングルモルトウイスキーで、2020年に限定3,012本リリースされました。

香りは、南国を思わせ、また深い森を感じさせるハーバルなアロマの香りがあります。

味わいは、ほのかなピートが若々しさを打ち消し、バニラやキャラメルのアロマが引き立ち、バナナマフィンのような味わいがあります。

駒ヶ岳 屋久島エージング Bottled in 2020
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駒ヶ岳 屋久島エージング Bottled in 2019

駒ヶ岳 屋久島エージング Bottled in 2019

駒ヶ岳 屋久島エイジング Bottled in 2019は、2019年リリースされ屋久島の熟成庫で熟成されたもので、限定1,760本の希少性の高いボトルになります。

シェリー樽で熟成させた原酒を主体にバッティングされており、香りはピートと、ビターチョコ・コーヒーといったシェリー樽の特徴が洗われています。

味わいは、バランスが良い甘くビターさがあり余韻まで長く続きます。

駒ヶ岳 ダブルセラーズ Bottled in 2018

駒ヶ岳 ダブルセラーズ Bottled in 2018

駒ヶ岳 ダブルセラーズ Bottled in 2018は、マルス信州蒸溜所で蒸留し「マルス信州蒸溜所」「マルス津貫蒸溜所」2つの熟成地で育まれたモルト原酒をバッティングさせたシングルモルトウイスキーです。

また、限定3,800本にてリリースされました。

バーボンバレル、アメリカンホワイトオーク新樽で熟成した原酒を使用し、アプリコットやプラムといったフルーティーな香りが印象的で、バニラや蜂蜜のようにやわらかく甘美な風味が調和しています。

駒ヶ岳 ダブルセラーズ Bottled in 2018
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駒ヶ岳 ダブルセラーズ Bottled in 2019

駒ヶ岳 ダブルセラーズ Bottled in 2019

駒ヶ岳 ダブルセラーズ Bottled in 2019は、こちらもマルス信州蒸溜所で蒸留し「マルス信州蒸溜所」「マルス津貫蒸溜所」2つの熟成された2019年バージョンです。

香りは、カカオの効いたチョコレート、アンズ、シトラス、バニラビーンズ、よく熟成させたレーズンを感じさせます。

味わいは、バニラ、ミルクチョコ、レーズン、ウエハース、微かな干し草になります。

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2020

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2020

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2020は、シェリー樽とアメリカンホワイトオーク樽で熟成されたモルト原酒を主体にバッティングした、2020年限定リリースのシングルモルトウイスキーです。

2020年に15,000本限定でリリースされました。

香りが、熟したプラム漂い、上品な蜂蜜やバニラといった穏やかな甘い香りへと続きます。口に含むとオレンジの様な果実感とカカオを思わせるビターな味わいがバランスよく表れ、その後ほのかに甘く優しい余韻が残ります。

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2019

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2019

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2019は、バーボンバレルで熟成されたモルト原酒を主体にヴァッティングした、2019年限定リリースのシングルモルトウイスキーです。

2019年に11,497本限定でリリースされました。

香りは、熟した柿やアンズと、オレンジマーマレードの香りが広がります。

味わいは、カリンやメロンを思わせる上品さがあり、まろやかでクリーンで心地よい余韻を楽しめます。

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2018

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2018

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2018は、10,000本限定リリースで、信州蒸溜所で造られた原酒を3年以上の熟成期間を経た樽の中から良質なバーボン樽とアメリカンホワイトオーク樽を選び抜きバッティングさせたボトルになります。

香りは、熟したプラム、レーズンがあります。

味わいは、バニラや黒糖飴の甘み、オレンジピールや桃などの果実感があります。

シングルモルト駒ヶ岳1986 AGED 30 YEAR シェリーカスク

シングルモルト駒ヶ岳1986 AGED 30 YEAR シェリーカスク

シングルモルト駒ヶ岳1986 AGED 30 YEAR シェリーカスクは、信州蒸溜所創業した翌年1986年に蒸溜したモルト原酒を2つのシェリーカスクに詰めて熟成、これをバッティングして作られた稀少な30年ものになります。

こちらも限定品で、2016年にボトリングされ619本限定でリリースされています。

香りは、華やかで濃縮したリンゴ、熟したプラム、完熟のアンズ、生チョコレートになります。

味わいは、バニラビーンズ、濃厚チョコタルト、アンズ、ウエハース、エスプレッソになります。

シングルモルト駒ヶ岳1986 AGED 30 YEAR シェリーカスク
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シングルモルト駒ヶ岳1986 AGED 30 YEARS

シングルモルト駒ヶ岳1986 AGED 30 YEARS

シングルモルト駒ヶ岳1986 AGED 30 YEARSは、マルス信州蒸溜所開設の翌年1986年に蒸溜した原酒をアメリカンホワイトオーク樽で熟成させて、そのうち4樽をバッティングして作られた30年もののボトルです。

2016年に1,137本限定でリリースされています。

シングルモルト駒ヶ岳1986 AGED 30 YEARS
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ウイスキー駒ヶ岳の歴史

マルス信州蒸溜所

ウイスキー 駒ヶ岳はマルス蒸溜所で作られているウイスキーです。また、この蒸溜所は1985年に本坊酒造株式会社は、ウイスキー造りに最適な環境を求めて、長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓標高798mのところに建設されました。

蒸溜所の名前でもあるマルスは、同社の看板ウイスキーでもある「マルスウイスキー」から取っています。

このマルスウイスキーは、ニッカウヰスキーで有名な竹鶴政孝氏の上司にあたる岩井喜一郎氏によって生まれました。

このマルスウイスキーは、初めての国産ウイスキーが誕生してから約20年が経ったことでした。その時期には、日本でもウイスキーを飲むことが一般化しており、日本各地で蒸留された独自の痔「地ウイスキー」が人気を集めていました。

蒸溜所が創立してからわずか4年後の1989年には、ウイスキー需要低迷に伴い蒸留を休止をされました。

蒸溜が中止された為、貯蔵庫に眠る希少な原酒の商品化に力を注ぎました。

その結果、 「駒ヶ岳」 の名の冠したシングルモルトウイスキー 「モルテージ 10年」を発売されました。

このように本坊酒造は日本の地ウイスキーの礎を支えた歴史があります。

ウイスキー駒ヶ岳の製法

マルス蒸溜所 ポッドスチル

駒ケ岳の原酒は長野県にあるマルス信州蒸溜所にて作られていますが、熟成に関しては現在3か所の熟成庫があります。

「マルス信州蒸溜所」「津貫蒸溜所」「屋久島」の3か所になります

本坊酒造は、これらの熟成庫で原酒の作り分けしているのです。

それぞれ場所が異なるので気候や環境が大きく異なり、同じオーク樽でもエイジングの進行が違ってきます。

気候や環境が違いがあるということは、温度・湿度にも差があります。

そうなると熟成のスピードが変わり、口当たりや風味に影響を及ぼすのです。

マルス蒸溜所ではこれらの熟成庫に違いがる原酒を使い分けて更に色彩豊かな風味を表現しています。

駒ヶ岳好きにおすすめウイスキー

ここでは、ウイスキー 駒ヶ岳が販売している本坊酒造がリリースしている他のウイスキーについてご紹介します。

飲み比べることでボトルの味わいの違いや、地ウイスキーについてより知ることができるようになりますよ。

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マルスウイスキー 3&7

マルスウイスキー 3&7

マルスウイスキーは、地ウイスキーブームの火付け役とも言われています。

香りは、アルコール感はほとんどなく、また香り自体も弱い印象です。ホワイトオークの樽香を少し感じます。

味わいは、濃厚な甘みを感じ、ホワイトオークの樽の風味になります。

マルス モルテージ 越百 モルトセレクション

マルス モルテージ 越百 モルトセレクション

マルス モルテージ 越百 モルトセレクションは、マルスウイスキーのブレンド技術により、タイプの異なる複数のモルト原酒をバッティングすることで、複雑さと奥行きを表現したモルトウイスキーです。

ハチミツやキャラメルを連想させるふくよかな甘い香りの中に、ほのかなスモーキーフレーバーと熟した果実の香りが広がり、口当たりは丸く柔らか、優しい余韻が特徴です。

まとめ

本坊酒造が所有するマルス蒸溜所で作られているウイスキー 駒ヶ岳についてご紹介しました。

ウイスキー 駒ヶ岳はどれも限定リリースのため、飲む機会があまりないジャパニーズウイスキーでもあります。

この記事で興味を持った方は、希少価値の高いウイスキー 駒ヶ岳を是非ご賞味ください。

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