ウイスキー銘柄

ポートシャーロットの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

ポートシャーロット

ポートシャーロットは、スコットランドのアイラ島で作られているアイリッシュ・ウイスキーです。

この記事では、ポートシャーロットの味わいや香りの特徴、歴史や製造方法などを紹介します。

おすすめの飲み方や種類ごとの特徴を掲載しているほか、記事の最後にはポートシャーロットがお好きな方におすすめのウイスキーの提案なども行っています。

是非ウイスキー選びの参考にしてみてください。

ポートシャーロットの特徴・概要

ポートシャーロットは、スコットランドのアイラ島にある「ブルックラディ蒸留所」から販売されているシングルモルト・ウイスキーです。

ブルックラディ蒸溜所で作られている「ブルックラディ」とは違い、泥炭をふんだんに使用しピート感を全面に押し出した仕上がりが特徴です。

アイラモルト特有の強いピート香が感じられる風味や香りがある、スモーキーでコクの強いウイスキーだといえるでしょう。

味の特徴

ポートシャーロットは、強烈な泥炭由来の風味がたまらないウイスキーです。

フェノール値は約40ppmと高く、力強いピート・スモークの風味をどのボトルでも感じられます。

ピートの風味の中にほのかに現れる、バニラやキャラメル、フルーツのような甘さやスパイシーさも特徴です。

ショウガ・クローブなどのスパイシーさは中盤に現れ、徐々に甘みへと変わります。

香りの特徴

ポートシャーロットはスモーキーなピート香が非常に強いウイスキーで、鼻を軽く近づけるだけでも、力強い泥炭由来の香りが鼻の奥へと広がります。

スモーク香の中には、キャラメルソースやファッジ、バニラカスタードを思わせる優しく甘い香りが潜みます。

ほんのりしたショウガやナツメグなど、スパイス感ある香りの要素が入っているのも大きな特徴です。

喉ごし・フィニッシュの特徴

ポートシャーロットのフィニッシュには、果物のような甘みが強く感じられます。

余韻はとてもフルーティーで、マンゴーやオレンジに似た柔らかい味わいです。

完熟リンゴやアプリコット、モルト・オークの甘みが煙の中から次々と現れ、消えていく余韻は荘厳さすら感じられます。

喉ごしは穏やかであり、刺激感は少なく角の取れた大人しい口当たりです。

ポートシャーロットのおすすめの飲み方は「ストレート」

ウイスキー ストレート

ポートシャーロットのおすすめの飲み方は「ストレート」です。

アルコール度数が極端に高いポートシャ―ロットですが、喉ごしが穏やかで飲みやすいためストレートで風味や香りをしっかり堪能するのが良いと言えます。

アルコール度数の高さに抵抗を感じる方は、水割りにして飲むのもおすすめです。

ポートシャーロットの種類

ここではポートシャーロットの種類を紹介しています。

現在主に販売されているポートシャーロットは3種です。

ポートシャーロット10年

ポートシャーロット10年

現在購入できるポートシャ―ロットの中でも、最もスタンダードなアルコール度数50%のボトルです。

熟成にワイン樽を含む3種の樽を使用し、さまざまな風味と香りを持たせた個性的なボトルに仕上げています。

カラメルやショウガ、クローブのような複雑な香りと、ハチミツやカスタードを思わせる華やかな甘みがこのボトルでは堪能できます。

アイラ特有のスモーキーさとピートの香り、モルトの優しい甘みが同時に堪能できる、スタンダードを名乗るに恥じない1本です。

ポートシャーロット スコティッシュバーレイ

ポートシャーロット スコティッシュバーレイ

アメリカンオーク樽を使い仕込まれた、フェノール値40ppm・アルコール度数50%のポートシャーロットです。

力強い煙のようなピート・スモーク香の中に隠された、バニラやキャラメルのような甘みがこのウイスキーの特徴です。

アタックで最も強く正露丸のようなピート香が漂い、後からライムやビターなカカオのような風味がふわりと続きます。

やや若さのある味わい・香りをした、刺激的かつスモーキーで優雅な香味を楽しめる1本です。

ポートシャーロット スコティッシュバーレイ
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ポートシャーロット アイラバーレイ

ポートシャーロット アイラバーレイ

オフィシャルボトルの中では準スタンダードに該当する、アルコール度数50%のポートシャ―ロットです。

2種の樽で熟成した原酒をヴァッティングし、ピーティーでありながら繊細で上品な味わいを実現しています。

ポートシャ―ロットの特徴であるピート香の中には、爽やかで甘いフル―ツの香味やバニラのような甘さを感じられます。

アイラ島の原料を100%使用した、リッチで華やかな味わいのウイスキーです。

ポートシャーロット蒸留所・歴史

ポートシャーロット蒸留所 歴史

出典:whisky.com

ポートシャ―ロットの名の由来は、アイラ島にかつてあった「ポートシャ―ロット村」です。

この村には「ロッホインダール」という蒸留所がかつてあり、創業当初は「ポートシャーロット蒸溜所」として稼働していました。

ロッホインダールでは約58万Lのウイスキーが年間生産されていましたが、世界大恐慌のあおりを受け1929年に一度閉業を余儀なくされます。

このポートシャ―ロット蒸留所に敬意を払い、ブルックラディ蒸留所は2001年からポートシャ―ロットの蒸留を開始します。

2006年に5年熟成の「ポートシャーロット PC5」がリリースされて以降、ブルックラディ蒸留所は熟成年数を増したポートシャ―ロットを続々と市場に送り出しています。

2009年には、8年物のポートシャーロットが「whisky frineg」にて栄えある1位を獲得しました。

近年では「ポートシャーロット 10年」「ポートシャーロット アイラバーレイ」などのオフィシャルボトルもリリースされており、今後もこの銘柄は注目を集めていくことが予想されます。

ポートシャーロットの製法

ポートシャーロット蒸留所 歴史

出典:whisky.com

ポートシャ―ロットは地元であるアイラ島・スコットランドで作られた原料を選び抜いて作られた、テロワールを大切にするウイスキーです。

原料全体の約40%にアイラ産モルトを使い、トレイサビリティを徹底してウイスキー作りに取り組んでいます。

ピートを焚いた熱で麦芽を乾燥させ、スモークの香味を追加しているのが、ポートシャーロット最大の特徴です。

ハイランド・ケイスネス産の泥炭を使用し乾燥させたモルトは、灰や焚き火に似た独特の風味を原料に添加します。

熟成にアメリカンオークやバーボン、ワインなどさまざまな樽を使用しているのも、ポートシャ―ロットの特徴です。

多種多様な樽の原酒をヴァッティングすることで、単一の樽では出せない複雑な香味をポートシャ―ロットは実現します。

蒸留・熟成を経た原酒はすべて、ノンチルフィルタード・ノンカラーリングでボトリングされ、本来の味を残したまま出荷されます。

ポートシャーロット好きにおすすめウイスキー

ここではポートシャーロットがお好きな方におすすめの、ピートスモーク感がたまらないウイスキーを3つ紹介します。

ポートシャーロットに似た傾向のウイスキーをお探しの際には、是非参考にしてみてください。

アードベッグ スーパーノヴァ

アードベッグ スーパーノヴァ 2019

強いピートスモーク感でお馴染みのアードベックの中でも、最強のピート香を誇るウイスキーです。

立ち込める煙を一気に口に入れたかのような、強烈なピート・スモーク香を堪能できます。

鼻が麻痺するほどの凄まじいピート感を堪能したい方に、ぜひ飲んでみてほしい逸品です。

オクトモア10.3 アイラ バーレイ

オクトモア10.3 アイラ・バーレイ

驚異のフェノール値114ppmを記録した、アイラらしい塩気の効いた風味が楽しめるオクトモアです。

土気のあるピート・スモーク香とやや甘みのある塩辛い味わいが、このウイスキーでは楽しめます。

オクトモア10.3 アイラ・バーレイ
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ビッグピート

ビッグピート

比較的安価でポートシャーロットのようなピートの強いウイスキーを堪能したい方には、ビッグピートがおすすめだといえるでしょう。

焚き火のような強烈なスモーク香が、5,000~6,000円程度で気軽に楽しめます。

強烈なピート感と甘み、キレがよく短い余韻が特徴的なウイスキーです。

まとめ

この記事ではスコットランドのアイラ島にある「ブルックラディ蒸溜所」で作られている、ポートシャーロットを紹介しました。

焚き火のような力強いスモーク香と、柔らかく甘みのある穏やかな口当たりが特徴的なこのウイスキーが気になった方は、是非ご賞味されてみてください。

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