ロイヤルサルート21年は価格に見合う価値がある?味や香り・飲み方による違いを本音レビュー

ロイヤルサルート21年

「ロイヤルサルート21年」は、1953年のエリザベス女王の戴冠式を記念してシーバスブラザーズ社が製造したブレンデッドスコッチウイスキーです。
​21年以上熟成されたモルトとグレーンウイスキーをブレンドし、甘い洋梨や柑橘系の香り、バニラ、オーク、シェリー、ほのかなスモークの風味が特徴です。 ​

一方で、「味わいが単調で深みが足りない」「価格に対して期待したほどの複雑さがない」といった声もあり、特に高価格帯のウイスキーに多様な風味を求める愛好家の中には物足りなさを感じる人も少なくありません。 ​

この記事では、ロイヤルサルート21年をストレート・ロックで試し、飲み方による風味の違いを本音でレビューします。​
高級ブレンデッドウイスキーの実力を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ロイヤルサルート21年の基本情報

ロイヤルサルート21年
ブランドロイヤルサルート(Royal Salute)
分類ブレンデッドウイスキー
地域スコットランド
アルコール度数40%
製造元シーバス・ブラザーズ

テイスティングノート

香りリッチでフローラルな香りに、熟したフルーツとスパイスの奥深いアロマが作用する
味わいベリー系の甘さとダークチョコレート、トフィーの深みがシルキーに広がる
フィニッシュ長く続くフィニッシュで、オークと甘いスパイスの余韻が優雅に残る
ペアリングブルーチーズ、ドライアプリコット、ミルクチョコレート、グリルドミート

ロイヤルサルート21年を3つの飲み方でレビュー

ストレート

ウイスキー ストレート
特徴おすすめの人
フローラルでリッチな香りベリー系の甘さが調和し、ダークチョコレートとスパイスの深みが広がるベリーの甘さとチョコレートのコクを堪能したい人、優雅で長い余韻を楽しみたい人
  • フローラルでリッチな香りが立ち上り、最初の一口から贅沢さを感じさせる
  • 熟したベリーの甘さが口いっぱいに広がり、滑らかな飲み口を作り上げる
  • ダークチョコレートとトフィーのコクが、重層的でシルキーな深みを与える
  • フィニッシュは長く続き、オークと甘いスパイスの余韻が積み重なり優雅に持続する

ロック

ウイスキー ロック
特徴おすすめの人
温度が下がることで香りが開き、ベリーの甘さとスパイスの複雑さがやわらかく調和するベリーやフローラルの香りを爽やかに楽しみたい人、スパイスとチョコレートをまろやかに味わいたい人
  • フローラルな香りが柔らかくなり、エレガントなアロマが広がる
  • ベリーの甘みがまろやかに感じられ、口当たりが優しく整う
  • チョコレートとスパイスの深みが冷やすことで柔らかくなり、リッチな風味を提供
  • フィニッシュは長く、冷たさがオークと甘いスパイスの余韻を爽やかに引き立てる

ハイボール

ハイボール
特徴おすすめの人
フローラルとベリーの甘さが爽やかに広がり、スパイスとオークの優雅な余韻が加わるフルーティーな甘さを爽快に楽しみたい人、リッチな風味を軽やかに楽しみたい人
  • 炭酸によってフローラルな香りが弾け、華やかなアロマが広がる
  • ベリーの甘さが軽やかに感じられ、清涼感とフルーティーさを兼ね備える
  • スパイスとオークの風味が、炭酸の爽快感と調和し心地よい複雑さを提供
  • フィニッシュはクリスプで、余韻に残る甘いスパイスとオークがリッチな印象を与える
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