バークレイはバーン・スチュワート社が発売しているブレンデッド・スコッチウイスキーです。
この記事ではバークレイの種類や味わい、おすすめの飲み方など交えながら初心者の方でも分かりやすく解説しています。
バークレイの特徴・概要
バークレイはブレンデッド・スコッチウイスキーです。
スコットランドのハイランド地方、サウス・ラナークシャーのイーストキルブライドという街にあるバーンスチュワート社が造っています。
バークレイの味・香りの特徴
バークレイは異なる蒸溜所のモルト原酒を使っているため全く違う味わいが楽しめる銘柄になっています。
レダイグ 蒸溜所のモルト原酒を使用したバークレイ・スタンダードはアイランズ・モルトならではのスモーキーな香りと強いコク、出汁っぽさが感じられる味わいが楽しめます。
また、ハイランドのディーンストン蒸溜所のモルトを使用したバークレイ12年はほんのりバニラの甘い香りとマイルドな口当たりの優しい味わいが楽しめるウイスキーです。
2つの蒸溜所から造られるスコッチウイスキー
バークレイはバーンスチュワート社が所有する2つの蒸溜所から造られるモルト原酒を使用して造られています。
マル島にあるレダイグ 蒸溜所からは「バークレイ・スタンダード」
ハイランド地方の中心部にあるディーンストン蒸溜所からは「バークレイ12年」とそれぞれ違う味わいが楽しめるスコッチウイスキーが出されています。
バークレイのおすすめの飲み方は「ストレート」
バークレイのおすすめの飲み方は「ストレート」です。
それぞれ違うモルト原酒を使用して造られるバークレイを堪能するには、そのままグラスに注ぎ飲み比べるのがおすすめです。
バークレイ12年はクセのない優しい飲み口でとても飲みやすいウイスキーですが、多少クセのあるバークレイ・スタンダードはトワイスアップで飲んでみるのもおすすめします。
スモーキーさが抑えられ、ライムの香りや潮っぽさが際立ち飲みやすくなります。
バークレイの種類
バークレイ スタンダード
前述の通りバークレイ・スタンダードはレダイグ 蒸溜所のモルト原酒を使用し造られているボトルです。
3年熟成のモルト原酒を主体としてブレンドされており、ノンピートながらスモーキーな香りと昆布出汁のような旨味と強いコクがある味わいが楽しめます。
バークレイ12年
バークレイ12年はディーンストン蒸溜所のモルト原酒を使用し造られたボトルです。
12年熟成のモルト原酒を主体としてブレンドされており、ほんのりとバニラの甘い香りが広がります。
飲み口は優しくマイルドであり、フワッとスパイシー、モルティな味わいも感じられクセのない飲みやすいウイスキーに仕上がっています。
バークレイの歴史
バークレイはバーン・スチュワートが1991年にディーンストン蒸溜所を買収し、1993年にトバモリー蒸溜所を買収したことで造られたブレンデッド・スコッチウイスキーです。
バークレイ自体の蒸留所はなく、ディーンストン蒸溜所とトバモリー蒸溜所のモルト原酒をブレンドして作り出され発売されました。
バーン・スチュワートがトバモリー蒸溜所を買収した1993年時点ではほぼ無名状態だったトバモリーですが、多額の費用をかけて蒸溜所に再建に着手、近代化を進めました。
長年の努力の成果もあり、2017年には2年かけて増改築するなど生産体制を強化する必要に迫られるまでに成長し現在に至ります。
バークレイの製法
バークレイはトバモリー蒸溜所のモルト原酒を使用して造られる「バークレイ・スタンダード」と、ディーンストン蒸溜所のモルト原酒を使用して造られる「バークレイ12年」があります。
元々閉鎖されていbた蒸溜所をバーン・スチュワート社が買収し、改修や再編など行い再稼働させました。
バークレイ・スタンダードはレダイグ 蒸溜所の3年熟成モルト原酒をメインにブレンドして造られています。
バークレイ12年はディーンストン蒸留所の12年熟成モルト原酒をメインにブレンドして造られています。
バークレイ好きにおすすめのウイスキー
バークレイを飲んだのなら、同じバーン・スチュワート社が手掛けたウイスキーを飲んでみてはいかがでしょうか。
ブナハーブン12年
バーン・スチュワート社の所有するブナハーブン蒸溜所で造られるシングルモルトウイスキーです。
アイラモルトでは珍しくノンピートで造られたウイスキーで、クセがなくやさしい味わいが特徴です。
黒糖の甘い香り、青リンゴのフレッシュな香り、ドライレーズン、カカオの香ばしさ、ほのかにハチミツの甘い香りも感じられます。
飲み口は軽く、レーズンの甘みとフルーティな青リンゴの酸味、ビターチョコの甘みが抜けていくような風味が楽しめるボトルです。
スコティッシュリーダー スプリーム
スコティッシュリーダー・スプリームは四角い瓶が目を引くブレンデッド・スコッチウイスキーです。
シェリー樽で熟成されたウイスキーで、ハチミツのようなまろやかな甘さとコクがある味わいが特徴です。
フローラルな香りとオーク香も感じられ、スムースでバランスの良い後味が高級感を感じさせるボトルに仕上がっています。
まとめ
ブレンデッド・スコッチウイスキーのバークレイを紹介しました。
発売元のバーン・スチュワート社は閉鎖されていた蒸溜所を買い取り、復活させることで様々なブレンデッド・スコッチウイスキーを作り出すベンチャー企業として有名です。
同じ銘柄でもそれぞれの蒸留所の特徴が感じられる味わいのバークレイ、バーなどで見かけたらぜひ飲んでみてください。