サンピースウイスキーの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

サンピースウイスキー

サンピースウイスキーは、笹の川酒造が製造する地ウイスキーです。

この記事では、サンピースウイスキーの味わいや特徴、歴史、製造方法などを紹介します。

また、記事の最後にはサンピースウイスキーが好きな方におすすめのウイスキーをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

サンピースウイスキーの特徴・概要

サンピースウイスキーは、三重県四日市市にある株式会社宮崎本店が販売しています。

株式会社宮崎本店は、酒造会社でありウイスキー以外にも色々なお酒を製造している会社でもあります。

サンピースウイスキーの味・香りの特徴

グラスに注いだ際の色は、印象的な淡いゴールド色になります。

香りは、日本酒に似たフルーティさがあり、その他にマスカットのあとカカオが広がり、カラメル、レモン、ライム、リンゴを感じさせます。

味わいは、全体的に甘みが目立ち、アルコール特有の辛みは少なく、後からほろ苦みが舌から伝わります。

名前に込められた思い

サンピースウイスキーの名前の由来ですが、「太陽の恵み(sun)」と「平和への願いpeace」の2つの言葉を組み合わせています。

第二次世界大戦後に作られたウイスキーでもあるので、暗い日本を明るくしたいという強い願いが込められて名付けられました。

低価格で購入する事ができるウイスキー

サンピースウイスキーは、とても低価格で手に入れる事ができるウイスキーです。

お値段は600mLが1000円、一升瓶だと1800mLが2750円です。

一升瓶でも3000円しないので、とてもお手頃な価格といえるでしょう。

そのため、色々な飲み方を積極的に試す事ができます。

また、手ごろな価格なのでウイスキー初心者にもおすすめできるウイスキーでもあります。

食事中に適したウイスキー

サンピースウイスキーに使われている水は、鈴鹿山系の伏流水が使われています。

そのため、とても飲み口が良くなり、後に残る事がありません。

そのため、水割りにすれば食事中に適したウイスキーでもあります。

サンピースウイスキーのおすすめの飲み方は「ハイボール」

ハイボール

サンピースウイスキーのおすすめの飲み方は、炭酸で割ってハイボールで飲むことをおすすめします。

サンピースウイスキーの特徴でもある、飾り気のないシンプルな甘味とライトな飲み心地はソーダとの相性が良いです。

ストレートやロックでじっくり時間をかけて味わうというよりは、水割りやハイボールで爽快なのどごしが楽しめます。

サンピースウイスキーの歴史

サンピースウイスキーを販売する宮崎本店は、江戸時代も末期の1846年(弘化3年)に、三重県四日市市に創業した老舗蔵元です。

この場所は、鈴鹿山脈から流れる自然で豊かな水源に恵まれていました。

そのため、酒造りに適した環境でした。

最盛期には30もの蔵元がありましたが、現在は宮崎本店のみ残りました。

そんな宮崎本店は、日本酒、焼酎、みりんなどを幅広く手掛けていていました。

宮崎本店は日本酒の「宮の雪」で有名ですが、それ以上に売れてるのが甲類焼酎「キンミヤ焼酎」で、サワー類やホッピーに欠かせません。

そんな宮崎本店がサンピースウイスキーを販売を始めたのが第二次世界大戦後のことになります。

敗戦した日本の復興のため、太陽が輝く未来と平和を願って、太陽の「sun」と平和の「peace」を合わせて、「サンピース」と名付けられました。

現在は、初代サンピースよりもモルト原酒の比率を高めた、エクストラゴールドが販売されています。

サンピースウイスキーの製法

ウイスキー 樽

サンピースウイスキーは、厳選した良質のモルト原酒とグレーン原酒を独自のバランスでブレンドして、貯蔵期間を5年経て市場に出荷しています。

現在では、モルト原酒の比率を高めた「サンピースウイスキーエキストラゴールド」として販売しています。

サンピースウイスキーの味の決め手となる特徴があります。

その特徴は、宮崎本店の看板酒でもある日本酒「宮の雪」や「キンミヤ焼酎」でも使われている、鈴鹿山系の伏流水を加水していることです。

この水はとても粒子がきめ細かく、ブレンドした原酒と馴染みやすい事が特徴です。

この水を加水する事で、ウイスキーの味を存分に引き出しながらも、口当たりをまろやかに仕上げています。

サンピースウイスキー好きにおすすめウイスキー

ここでは、日本の地ウイスキーについてご紹介します。

飲み比べることで、日本のウイスキーの様々な味を堪能する事ができます。

マルスウイスキー 3&7

マルスウイスキー 3&7

マルスウイスキーは、本坊酒造株式会社が製造しており、また日本の地ウイスキーブームの火付け役になったボトルでもあります。

香りは、あまりなくアルコール感はほどんどありませんが、うっすらとホワイトオークの樽の香りがします。

味わいは、とても濃厚で甘みがあり、ホワイトオークの樽の風味になります。

あわせて読みたい
マルスウイスキーの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説 マルスウイスキーは、長野県の信州マルス蒸溜所で作られているジャパニーズウイスキーです。 この記事では、マルスウイスキーの味わいや特徴、歴史、製造方法などを紹介...

あかし レッド

あかし レッド

あかしは、兵庫県明石市にある江井ヶ嶋酒造株式会社で作られるウイスキーです。

香りは、厳選されたイギリス産の麦芽が使われており、軽く焦がしたパンやカカオの華やかな香りがあります。

味わいは、ドライで控えめな甘みとビターで、しっかりとした後味を楽しむことができます。

あわせて読みたい
あかしの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説 あかしは、兵庫県明石市にある清酒「神鷹」を製造している蔵元の江井ヶ嶋酒造株式会社が販売しているウイスキーです。 日本酒や焼酎を製造している蔵元ならではの、製法...

まとめ

株式会社宮崎本店で製造されているサンピースウイスキーについてご紹介しました。

サンピースウイスキーは、戦後の暗い日本に、明るい未来を造るといった願いが込められたウイスキーです。

この記事で興味を持った方は、昭和の人々を支えたサンピースウイスキーを是非ご賞味ください。

このページをシェアする
目次