オールドパーはブレンデッド・スコッチウイスキーで、イギリスのマクドナルド・グリンリース社によって製造されています。
スコットランド各地のさまざまな特徴をもった原酒がバランスよくブレンドされており、その甘い香りと深い味わいは、長年世界中のウイスキーファンから愛されています。
「クラックルパターン」と呼ばれるひび割れ模様や特徴的なボトルデザインを、祖父母の家で見たことがある人も多いのではないでしょうか。
この記事では「オールドパー12年」の特徴やテイスティング、100件以上の口コミをもとに評価を解説します。
「オールドパー12年が自分の好みに合っているのか」など購入後に失敗しないためのポイントがわかります。
そもそもオールドパーのことを詳しく知りたいという方は以下ページもご覧ください。
オールドパー12年の特徴
「オールドパー12年」は、その名前の通り12年以上のモルトがヴァッティングされており、長期熟成原酒ならではの、芳醇で濃厚な奥行きのある味わいが特徴です。
オールドパーといえば12年といわれる、オールドパーを代表するボトルです。
その香りは上品で甘く軽やか、そして味わいはバランスがよく柔らかです。
その裏にかすかにスモーキーさも感じます。
暖かで長い余韻は日本人好みです。
ブレンデッドらしいバランスの良さはもちろん、モルトのコクや旨味をしっかり感じられる仕上がりになっています。
オールドパー12年の基本情報
| ブランド | オールドパー(Old Parr) |
|---|---|
| 容量 | 750ml |
| アルコール度数 | 40 % |
| 原産国 | イギリス |
| 原材料・成分 | モルト、グレーン |
オールドパー12年のテイスティングノート
| 色 | 暗い琥珀色 |
|---|---|
| 香り | シェリーの軽やかな香りに、クローブとシナモンがよく効いています。少し時間を置くと、古いオークの香りが漂います。 |
| 味 | シガーボックスや収穫されたばかりの大麦の香りとともに、オークの風味がより豊かに感じられます。 |
| フィニッシュ | わずかにピートのささやきが現れます。 |
オールドパー12年を4つの飲み方でレビュー
1. ストレート
オールドパー12年ならではの、上品で甘く軽やかな香りや、かすかに感じるスモーキーさをしっかり感じたいのであれば、まずはストレートがおすすめです。
口に含むと林檎やはちみつを感じさせる甘さがあらわれ、次にフルーティーな酸味、最後に樽由来のほどよい苦みがでてきます。
アルコール感はほとんどなく、ストレートでも非常に飲みやすいです。
2. ロック
オールドパー12年をロックにすると、レーズンや林檎のような上品な甘さがさらに引き立ちます。
ストレートのときに感じた樽由来の苦みはほとんど姿を消し、かわりにフルーティーな酸味が前にでてきます。
スモーキーさはかすかに感じる程度で、マイルドで滑らかな口当たりです。
氷がとけ加水されるにつれ円やかさが増し、さらに飲みやすくなります。
オールドパー12年らしさを堪能しながらも、味や口当たりの変化を楽しみたい人におすすめの飲み方です。
3. ハイボール
オールドパー12年のハイボールは、上品な甘さや軽やかさは残しながら、炭酸がオールドパー12年のフルーティーな酸味と絶妙にマッチしとても美味しいです。
爽やかな飲み口で食中酒としても優秀ですし、それだけで飲んでも、滑らかで奥行きのある芳醇な味わいがかんじられ、一般的な12年もののウイスキーのハイボールよりリッチな風味を楽しむことができます。
4. 水割り
この4つの飲み方で、一番のおすすめが水割りです。
加水してもバランスの良さはそのままに、マイルドな飲み口になるので、食事の味や香りを邪魔せず食中酒として楽しめます。
日本食とウイスキーは相容れなさそうなイメージですが、オールドパー12年の水割りは柔らかな香りが日本食の良さをひきたて好相性です。
口コミ・レビューでわかる「オールドパー12年」の評価
前提として、ウイスキーの味や香りの感じ方は個人の嗜好が異なるため、ウイスキーの評価に違いがあります。
そこで、「オールドパー12年」を評価するために、実際に100件以上の口コミ調査しました。
結論からいうと、 オールドパー12年を飲んだ人の評価は、以下のように分かれています。
| 良い評価 | 悪い評価 |
|---|---|
| ・バランスが良い ・甘くクセがなく飲みやすい |
・クセがなくつまらない ・物足りない |
オールドパー12年は、ブレンデッドウイスキーらしいバランスがよい仕上がりです。
また甘めの風味や、ほんのり感じる程度のピート感は、ウイスキー初心者にも飲みやすいです。
アルコール感もほとんどなく、そのバランスの良さや飲みやすさを評価する声は多かったです。
一方ピート感が好きな人からは、そのバランスの良さをクセがなく物足りないと評価する声があがっていました。
以下オールドパー12年を実飲された方の感想を、一部抜粋してご紹介します。
オールドパー12年の良い評価・口コミ
飲みやすくて好き
オールドパー12ええよな
家に常備しておきたいぐらいには飲みやすくて好き— The Penis of Soondie (@kawai_no_0namas) August 7, 2019
スルスル入る
あかんあかん、オールドパー12こんな飲み方したらもったいねえ。これでやめよう。なんでこんなスルスル入るねんこの酒。w
— ちゃら (@chararinchew) September 3, 2011
確実にうまい
下手なブランデー飲むよりな
オールドパーの12の方が
確実にうまいからな
(´・ω・｀)— かによりエビが好き (@kaniyolieby) April 10, 2020
オールドパー12あたりはコスパいい
@dahchika 山崎12年は安いけど美味いですよ。
後はオールドパー12あたりはコスパいいですよ。— Jimmy (@jimmy46jp) July 26, 2014
間違いの無い逸品
併せでいただくオールドパー12
間違いの無い逸品。どちらのどのタイミングが好みかは人次第です。 pic.twitter.com/j3DTvWwwX6— SHU-SAN(Leek、おとなび、酒雨) (@cvrozu) May 21, 2019
レーズンジュース
オールドパーの12やべぇ
止まらねぇ
(´・ω・｀)
これ
とまらないよ
レーズンジュースやん
これ
レーズンジュース— かによりエビが好き (@kaniyolieby) April 10, 2020
40%あるのに日本酒感覚で飲める
オールドパー12をチョコレートと飲んでみたらめっちゃ美味しくてびっくりした！これはクセになる✨
アルコール度数40%あるのに日本酒感覚で飲める！ちょっと気をつけよう😅— クルトー (@q2Bh3BZIGylvp6f) June 2, 2020
過去最高の滑らかさ
Best ever smooth
Perfect like all Parr's
(過去最高の滑らかさ
全てのパーのように完璧)
最高のブレンド
Surprise. One of the best blend I've ever drunk.
Nose 70
I hope it's not Covid but it smell is rather unobtrusive. Certainly not aggressive. Echo flowery grassland with delicate "unforgiven" song in the background. Rather sweet but in the back You can feel Harley Davidson bas. Far distant but promising.
Taste 85
First distinctly sweet, a little butter. Next You can feel leather a cigarette smoke, pharmacy.
Finish 85
Rather long, absolutely spicy. At last V-twin smoke.
(びっくりしました。今まで飲んだ中で最高のブレンドの一つです。
香り 70点
Covidでないことを祈りますが、この香りはどちらかというと控えめです。確かに攻撃的ではない。繊細な "許されざる者 "の歌をバックに、エコーの効いた花のような草原。どちらかというと甘い香りだが、奥にはハーレーダビッドソンのベースが感じられる。
味わい 85点
最初にはっきりとした甘さ、少しのバターを感じる。次にタバコの煙のようなレザーを感じ、薬っぽい香りがする。
フィニッシュ 85点
かなり長く、絶対的なスパイシーさがある。)
引用：Wiskybase
オールドパー12年の悪い評価・口コミ
薄い感じ
お次はオールドパー12
なんだろう下が麻痺してるのか？香りとかは問題ないようだけどバランタインもオールドパーもこんな薄い感じだったっけ🤔 pic.twitter.com/9E2mLuCzvt— みど（元auto_midです） (@MidRss31453) December 4, 2020
ロックだと物足りない感
オールドパー12→バランタイン12→クロジョニ→シーバスリーガルからのオールドパー12に戻ってきたらロックだと物足りない感。オールドパーは割る用だな。そしてシングルモルトが恋しくなる。#ウイスキー
— 髙橋だいすけ (@dee_guitar) December 11, 2020
飲みやすすぎて違和感
オールドパー12をロックにしてみたんだけど
俺がおかしいのか飲みやすすぎて違和感よ。
— かっぱ@🏕🎣🥃🚴♂️ (@kappa_osoto) May 12, 2020
アルコールもきつくて煙たい感じ
今日のウイスキー🥃 85 O
オールド・パー 12年
昔、親父が、「これはいいヤツなんだぞ！」って言ってたのを思い出す。大学になった時、ちょっと飲んでみるか？と言われて飲んだ時、アルコールもきつくて煙たい感じだったが、今は美味しく楽しんでる。少しは大人になれたかな？ #ビーコルウイスキー部 pic.twitter.com/5ABXRv6HoL— Hama-no-Todo🥑 (@todo_hama) April 28, 2020
微妙やな
若気の至りで17オーバーの奴、手を出したいとは思ってるけど年末か誕生日くらいじゃないと難しそうw まだ飲み慣れない頃にオールドパー12飲んで微妙やなって言ったら親父に起こられましたw 今はスモーキーなの好きなんでジョニ赤飲んでます
— てつROW@ (@TE2_ROW) September 9, 2016
残念ながら、感動はありません
Somewhat Disappointed
I got this blend on a whim since I saw it in my local liquor store and heard a lot of good about it. Unfortunately, I wasn't impressed. The flavor is very smooth, so it may be suitable as a gateway if you get it at a reasonable price, but as someone who loves their peat, this is not a dram I will be going back to. Still, I can see it working well in scotch-based cocktails so it's not all bust …
(やや期待はずれ
近所の酒屋さんで見かけて、良い評判を聞いていたので、気まぐれで買ってみました。残念ながら、感動はありませんでした。味は非常に滑らかなので、手頃な価格で手に入れられれば入門用として適しているかもしれませんが、ピートが好きな人間としては、このボトルは二度と戻ることはないでしょう。でも、スコッチベースのカクテルには使えそうなので、全てがダメというわけではないのですが・・・。)
まとめ
オールドパー12年は日本で最初に紹介されたスコッチウイスキーであり、長い間時代をこえて日本人に愛されてきました。
そのバランスのよい味わいは、これからウイスキーをはじめたいという初心者にもおすすめです。
ロックで水割りで、自分にあったスタイルをみつけて、オールドパー12年を楽しんでください。