ベンロマック10年はクセがありすぎ？味や香り・飲み方による違いを本音レビュー

「ベンロマック10年」は、スコットランドのスペイサイド地方に位置するベンロマック蒸溜所が製造するシングルモルトウイスキーです。
​ファーストフィルのバーボン樽とシェリー樽で10年間熟成され、シェリー由来のフルーティーさとバーボン樽のスパイシーさが特徴です。​
さらに、ライトピートのスモーキーさが加わり、複雑で独特な味わいを生み出しています。 ​

一方で、「ゴムや火薬のような香りが気になる」「独特の風味が強く、好みが分かれる」といった声もあり、特にマイルドなウイスキーを好む愛好家の中には飲みにくさを感じる人も少なくありません。

この記事では、ベンロマック10年をストレート・ロックで試し、飲み方による風味の違いを本音でレビューします。​
個性的なシングルモルトウイスキーの魅力と課題を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

ベンロマック10年の基本情報

テイスティングノート

ベンロマック10年を3つの飲み方でレビュー

ストレート

• シェリーとバニラの香りが漂いリッチな印象を与える
• 果実とダークチョコレートの味わいが広がり、口当たりはスムースでまろやか
• かすかなスモークとスパイスが調和し、複雑で多層的な風味を形成している
• フィニッシュは長く続き、スモークとほろ苦いスパイスの余韻が心地よく残る

ロック

• 氷で冷やすことで香りが和らぎ、シェリーとバニラのアロマが程よく広がる
• 果実とダークチョコレートのコクが柔らかくなり、口当たりがさらにスムーズになる
• スモークとスパイスの風味が穏やかになり、バランスの取れた印象を与える
• フィニッシュは爽快で、スモークの余韻がやわらかく、満足感が長続きする

ハイボール

• 炭酸がシェリーとフルーツの香りを引き立て、軽快でフレッシュなアロマを提供
• 果実とダークチョコレートの甘さが爽やかに弾け軽やかな飲み口
• スモークとスパイスの複雑さが感じられ、深みのある味わいを楽しめる
• フィニッシュはクリスプで、スモークの柔らかい余韻が長く残る