日本ウイスキーの父・ニッカウヰスキーの創業者である「竹鶴政孝」の名前を冠したウイスキー竹鶴。
竹鶴は余市蒸溜所と宮城峡蒸溜所のモルト原酒をヴァッティングし作られています。(※竹鶴35年を除く)
スモーキーで重厚感ある味わいの余市と、華やかで軽やかな味わいの宮城峡が絶妙なバランスで合わさり、柔らかくも複雑な味わいが特徴です。
ジャパニーズウイスキーを代表する銘柄であり、近年はその入手困難さからプレミア価格で取引されることも多くなっています。
この記事では竹鶴の中から「竹鶴25年」の特徴やテイスティング、100件以上の口コミをもとに評価を解説します。
「竹鶴25年が自分の好みに合っているのか」など購入後に失敗しないためのポイントがわかります。
また、竹鶴のことを詳しく知りたいという方は以下ページもご覧ください。
竹鶴25年の特徴
「竹鶴25年」は25年以上の長期熟成の原酒を使い作られています。
長期熟成ならではの重厚で奥深いコクがあり、穏やかに長く続く余韻が心地良いウイスキーです。
複雑でありながらの飲みやすさも兼ね備えており「究極の1本」と称されることもあります。
残念ながら竹鶴25年は終売となっており、市場ではプレミア価格で取引されています。
1本30万円近い値がする希少なウイスキーです。
竹鶴25年の基本情報
ブランド | 竹鶴(Taketsuru) |
---|---|
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 43% |
原産国 | 日本 |
原材料・成分 | モルト |
竹鶴25年のテイスティングノート
色 | 濃い黄金色 |
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香り | 桜の花、砂糖漬けの果物、ブリオッシュ、イチゴのショートケーキのような複雑で重層的な香り |
味 | 軽やかな印象で、柔らかな赤い果実と花の香りがたっぷりと感じられ、トースティなオークでスパイスが効いている。控えめだが上品な味わい。 |
フィニッシュ | ベリー系の風味が長く続く |
竹鶴25年を4つの飲み方でレビュー
1. ストレート
竹鶴25年の長期熟成ならではの濃厚で複雑な味わいをダイレクトに味わいたいなら、まずはストレートがおすすめです。
竹鶴25年を口に含めばキャラメルやアプリコットのような甘い香りが鼻に抜けていきます。
その味わいはウッディさや果物のような甘酸っぱさ、その裏にはナッツのような香ばしさやスパイシーさがあり、まろやかでありながら豊かです。
ピートと甘さが伴った長い余韻も心地の良い、非常にバランスの良い1杯です。
2. ロック
竹鶴25年をロックにすると、氷による温度変化でストレートのときは前面にあった濃厚な果物のような甘さが控えめになり、代わりに苦味のあるダークチョコレートのような甘さがでてきます。
時間がたち氷が溶け加水が進むと香ばしさのある甘さに変化します。
アルコール感も抑えられ、とても円やかです。
竹鶴25年のさまざまな風味を、マイルドな口当たりで楽しみたい人におすすめの飲み方です。
3. ハイボール
竹鶴25年のハイボールは、炭酸と果物のような甘さが合わさり爽快な飲み心地です。
竹鶴25年の希少性からハイボールで飲むことはなかなかありませんが、しっかりとコクやピート、樽感も感じられ、贅沢で非常に美味しいハイボールになります。
爽やかな飲み口で竹鶴25年を楽しみたい人におすすめです。
4. 水割り
竹鶴25年に加水すると香りがひらき、さらに濃厚な甘い香りが口いっぱいにひろがります。
ピートも控えめになり非常に飲みやすいです。
アルコール感も抑えられる分、味わいの繊細な重なりが感じやすくなります。
竹鶴25年の複雑な味わいを、まろやかな口あたりで楽しみたい人におすすめの飲み方です。
口コミ・レビューでわかる「竹鶴25年」の評価
前提として、ウイスキーの味や香りの感じ方は個人の嗜好が異なるため、ウイスキーの評価に違いがあります。
そこで、「竹鶴25年」を評価するために、実際に100件以上の口コミ調査しました。
結論からいうと、竹鶴25年を飲んだ人の評価は、以下のように分かれています。
良い評価 | 悪い評価 |
---|---|
・まろやかな口あたり ・完璧なバランス ・濃厚で複雑 |
・値段が高い ・手に入らない |
竹鶴25年の良い評価・口コミを見ていくと、長期熟成ならではの複雑で濃厚な味わいを評価する声が多かったです。
また甘さや酸味、苦味やピートなど、余韻を含めてとてもバランスが良いことも高評価でした。
一方で、悪い評価・口コミのほとんどがその値段についてです。
ジャパニーズウイスキーの人気の高まりと竹鶴25年の希少性から、1本30万円くらいのプレミア価格になっていることが多く、その異常な高さについて悪い口コミが集まっていました。
以下竹鶴25年を実飲された方の感想を、一部抜粋してご紹介します。
竹鶴25年の良い評価・口コミ
奥行きのある芳醇な味わい
現在は終売となってしまったジャパニーズウイスキーの最高峰、竹鶴25年を開栓。
ニッカ 竹鶴25年 30ml/込¥27,170
700ml 43%「ワールドウイスキーアワード」のブレンデッドモルトウイスキー部門で世界最高賞も受賞した名酒。
奥行きのある芳醇な味わいとほのかに香るピート。
旨い!#竹鶴 pic.twitter.com/hse5HDMBb6— BAR POND/ポンド (@BARPOND2002) June 12, 2021
麦の甘く良い香りがたまりません
大分酔っ払ってきましたがいよいよ最後に竹鶴25年を頂きます☺️🥃👍✨麦の甘く良い香りがたまりません😆味わいは甘露‼️😍😍😍最高です pic.twitter.com/WmIZV2sfYZ
— HJMANIA (@hjmania5) June 20, 2021
すばらしい熟成モルト
A fabulous aged malt. Far more interesting than the 21 with lots of umami and oak.
(すばらしい熟成モルトです。21よりもはるかに面白く、うまみとオークの風味がたっぷり。)
素晴らしいウイスキー
What a wonderful
whisky indeed. It would probably have blown me completely away at 50%. A bottle
does gobble up 800 EUR from your whisky budget – if you can find a bottle that
- Ouch!
(本当に素晴らしいウイスキーです。おそらく50%(の完成度)でも完全に吹き飛ばされていただろう。1本であなたのウイスキー予算から800ユーロを奪うことになります。痛い!)
素晴らしい1滴
Excellent drop!
Was in Niigata last New Years. The hotel bar had a bottle. 4620 yen a shot-outstanding whisky - was forced to have two just to be sure!
(素晴らしい1滴ですね。
去年のお正月に新潟に行ったときのこと。ホテルのバーにボトルがありました。4620円のショットのウイスキーで、確かめるために2杯飲ませてもらいました。)
素晴らしいバランス
The 25 year old edition of Nikka's Taketsuru blended malt whisky is a very rare sight - it was first released in 2012, and only 120 bottles were made available in Europe. The Taketsuru expression was named in honour of the company's founder, Masataka Taketsuru, made with malt whiskies from the Yoichi and Miyagikyo distilleries. The well-aged whiskies within this brilliant blended malt display a fantastic balance of Sherried goodness, floral elegance and a subtle hint of peat.
(ニッカのブレンデッドモルトウイスキー「竹鶴」の25年バージョンは、2012年に初めて発売され、ヨーロッパではわずか120本しか入手できなかったという、非常に珍しいものです。竹鶴」は、ニッカの創業者である竹鶴政孝に敬意を表して命名されたもので、余市蒸溜所と宮城峡蒸溜所のモルトウイスキーを使用しています。余市と宮城峡のモルトウイスキーを使用したこのブレンデッドモルトは、よく熟成されたウイスキーを使用しており、シェリーの香り、花のような優雅さ、ほのかなピートの香りが素晴らしいバランスで表現されています。)
竹鶴25年の悪い評価・口コミ
クレイジーな価格
ドンキに、何か隠し球が無いかな、と顔を出したら、竹鶴25年を発見。
ドンキにある姿には違和感あるなぁ。買わなかったけど。420,000円って値札が付いていて、買えるかボケぇ!!が正確なので、訂正w
0が一つ落ちても、なおクレイジーな価格に驚愕する。
やっぱどっかおかしいよ、日本ウイスキー。— R-sk (@Rsk19740127) July 25, 2021
たっか
竹鶴25年たっかwwww
ザ・ニッカがこの値段なのも地味に変だけどw pic.twitter.com/z22aiKx6p1— 花火の人(ななごう)🎆 (@nanagou_coscame) September 19, 2021
ただのウイスキー
Had 2 bottles of it and a sample. I drank the sample and .... the 2 bottles sold fast. Should the drink who wants. Maximum price I would pay for it ..... no 200 Disappointing, hardly any character, just whiskey, could also accelerate the fire for the grill. Why should cost a 1000, is a mystery to me. The lack of sophistication, despite the 25 years. There is a Bowmore 25 much better, and you get 3 bottles for the same price. (2本のボトルとサンプルがありました。私はサンプルを飲みましたが、.... 2本のボトルはすぐに売れてしまいました。欲しい人は飲むべき。..... 私がこれに払う額は最高でも200。 期待はずれ、ほとんど個性がなく、ただのウイスキー。なぜ1000もするのか、謎です。25年ものなのに、洗練されていない。ボウモア25の方がはるかに優れており、同じ価格で3本手に入ります。)
まとめ
竹鶴25年は長期熟成ならではの重厚で奥深いコクがある、「究極の1本」とも呼ばれるウイスキーです。
値段も高く入手はに難しいですが、非常に完成度の高い1本です。
竹鶴25年が手に入ったら、ストレートやロックなど自分にあった飲み方で竹鶴25年を楽しんでください。