「アラン クォーターカスク」は、スコットランドのアラン蒸溜所が製造するシングルモルトウイスキーです。​
7年間のバーボン樽熟成後、125リットルの小型クォーターカスクで2年間追加熟成され、アルコール度数は56.2%と高め。
​バニラやシナモンの甘い香りと、ブラックペッパーやジンジャーのスパイシーな味わいが特徴とされています。 ​

一方で、「アルコール度数が高く、ストレートでは刺激が強すぎる」「若干の木の渋みが感じられる」といった声もあり、高い度数や樽由来の風味が好みを分けることがあります。 ​

この記事では、アラン クォーターカスクをストレート・ロック・ハイボールの3通りで試し、飲み方による風味の違いを本音でレビュー。​高アルコール度数のウイスキーに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

アラン クォーターカスクの基本情報

テイスティングノート

アラン クォーターカスクを3つの飲み方でレビュー

ストレート

• リッチなバニラとフルーティーなアロマが豊かに広がるのが印象的
• 口に含むと、レーズンやドライフルーツの甘さが前面に出て、バニラのクリーミーさが追いかける
• クォーターカスクの効果によるスパイシーなアンダートーンが味わいを複雑に
• フィニッシュにはリッチなオークとスパイスが持続し、長い余韻を楽しませてくれる

ロック

• 氷が溶けるにつれて、バニラとドライフルーツの豊かな香りが心地よく広がる
• フルーティーな甘さがクリーンで透明感のある印象に変わり、飲みやすさが増す
• スパイシーなアンダートーンが和らぎ、オークのまろやかさが強調される
• フィニッシュには滑らかで長く続く余韻があり、冷たい口当たりが爽やかな終わりを演出する

ハイボール

• 炭酸がフルーツやバニラの香りを引き立て、華やかでさっぱりとした印象をもたらす
• フルーティーな甘さが軽やかに口の中に広がり、心地良いクリスプな味わい
• スパイスのニュアンスが控えめながらも爽やかな刺激を与え、全体を引き締める
• フィニッシュには、微かなオークと爽快な炭酸の余韻が続き、飲みやすくなっている