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ブルイックラディの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

ブルイックラディ

ブルイックラディは、スコットランドのアイラ島で生産されているシングルモルトウイスキーです。

この記事では、ブルイックラディの味わいや特徴、歴史、製造方法などを紹介します。

記事の最後には、ブルイックラディが好きな方におすすめのウイスキーも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ブルイックラディの特徴・概要

ブルイックラディ

ブルイックラディは、アイラモルト特有の正露丸のような風味や潮の香り、海藻の香りなどが弱く、フローラルでエレガントな風味が特徴です。

蒸留所は、アイラ島で最も西に位置する場所にありブルイックラディ蒸留所の対岸には、ボウモア蒸留所があります。

ブルイックラディはゲール語で、「海辺の丘の斜面」という意味になります。

ちなみにブルイックラディは、「ブルックラディ」とも呼びます。

これは、BRUICHLADDICHの最初の「I」を発音しないためです。

ブルイックラディの味わいや香りの特徴

ブルイックラディ 味 香り

ブルイックラディは、エレガントでフローラルな風味が特徴です。

アルコール度数は50度とウイスキーにしては高いですが、度数の高さを感じさせない甘くフルーティな風味を感じます。

アイラモルトはピート香やスモーキーでクセが非常に強いシングルモルト多いことで有名ですが、ブルイックラディは全くの逆です。

アイラモルト独特の風味が弱いため、初めてのアイラモルトにピッタリなボトルです。

こだわりのテロワール製法

ブルイックラディ テロワール製法

テロワールとはワインの用語で、その土地の気候や土壌、地形の特徴といったその特定の地域における全ての環境により、個性が生まれるという意味になります。

このテロワールという製法は、2001年に蒸留所を再開させたときに新しくオーナーになったジム・マッキュワン氏が採用しました。

ブルイックラディは、製造工程の全てをアイラ島で完結させており、使用している大麦は100%スコットランド産でその半分以上がアイラ島で収穫したものになります。

その他にも、コンピューターなどを使わずに創業当時の設備を現在も使用し、人の手で製造しゆっくり時間をかけて作っています。

オーナーのこだわりがつまっていることがよく分かります。

ブルイックラディのおすすめ飲み方はストレート・ロック

ブルイックラディは、ストレートもしくはロックスタイルでの飲み方がおすすめです。

ブルイックラディは、アイラモルトでありながらピート香やスモーキー感が非常に弱く、エレガントでフローラルな風味を感じます。

ストレートで飲むと、バニラやナッツの甘み、麦芽由来の芳醇な甘みやアルコール由来の香りを感じます。微かにスモーキさを感じますが、かなり弱いです。

ロックスタイルで飲むと、スモーキーな風味を抑えることができ、ライムや青リンゴといった果物のフルーティな風味を楽しめます。

どちらの飲み方でもアイラモルト特有のスモーキーな印象はないため、ウイスキー初心者向けです。

ブルイックラディの種類

ブルイックラディ ザ・クラシックラディ


ブルイックラディ ザ・クラシックラディは、ブルイックラディのスタンダードボトルです。

スコットランド産の大麦を100%使ったノンピートタイプで、以前は「スコティッシュバーレイ」という名前で販売されていました。

アイラモルト特有のピート香や潮の香り、海藻の香りなどは弱いもののフローラルでエレガントな風味が特徴です。

香りは、クセの無い柑橘系や果物のフレッシュな香り、バニラやナッツの甘い風味も感じます。

味わいは、ピート香や正露丸のような味わいはせず、ナシや青リンゴのフレッシュな風味と酸味、バナナやナッツの甘みを感じます。

アルコール度数が50度ありますが、度数の高さを感じさせない味わいです。

アイラモルト独特のクセのある風味がないため、アイラモルトの入門にピッタリなボトルです。

ブルイックラディ ポートシャーロット10年


ブルイックラディ ポートシャーロット10年は、ブルイックラディ蒸留所で製造されておりヘビリーピーテッドのシングルモルトウイスキーです。

非常にスモーキーでフェノール値は40ppm、ラフロイグと同じくらいのフェノール値です。

香りは、ドライな印象が強く、乾いた麦芽や焚火の煙のような香りを感じます。

味わいは、オイリーでコクのあるまろやかな口あたりです。麦芽を焦がしたような苦みやバーベキューの煙のような風味も感じ、ドライでスパイシーです。

非常にスモーキーなため、アイラモルトを飲み慣れている方にはおすすめです。

ブルイックラディ オクトモア10年 サードエディション

ブルイックラディ オクトモアは、ブルイックラディ蒸留所で製造されている中で一番ピートが効いているヘビリーピーテッドです。

過去にも2回ほど数量限定で販売しており、今回は3度目のリリースとなります。

そのフェノール値はスモーキー有名なボウモアやラフロイグ、アードベックを遥かにしのぐ数値となっており、フェノール値は167~309ppmとなっています。

  • ボウモア 20~25ppm
  • ラフロイグ 40ppm~55ppm
  • アードベック 10年60ppm

ブルイックラディ オクトモアは、世界で一番スモーキーなウイスキーです。

香りは、チョコレートやタバコの香り、焚火のような香り、ブルーベリーのような香りです。

味わいは、ホットワインや温かみのあるスパイシーな味わい、コーヒーの粉を焦がしような苦み、土っぽいピーティな味わいです。

スモーキーな味わいがお好きな方は試してみるといいでしょう。

ブルイックラディ オクトモア10年 サードエディション
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ブルイックラディ ブラックアート1994


ブルックラディ ブラックアートは、ブルックラディ蒸留所のヘッドディスティラリーが特別に厳選した原酒を組み合わせてボトリングしています。

商品名の1994には特別な意味があり、それはブルックラディ蒸留所が閉鎖となった年です。

蒸留所は閉鎖となったものの原酒は貯蔵庫の中で眠り続け、今日まで蒸留所を守り続けてきたボトルです。

香りは、クルミやカスタードプリン、レーズン、グレープフルーツの重厚でフルーティな香りの後に、ウッディでスパイシーな香りが続きます。

口に含むと、力強い重厚感やとろみを感じます。

味わいは、厳選した樽由来の風味、ココナッツやキャラメルの濃厚な甘み、オレンジの酸味、ドライな味わいを感じます。

風味は複雑ではありますが、25年間熟成の濃厚な味わいを楽しめます。

ブルイックラディ アイラ・バーレイ2011


ブルイックラディ アイラ・バーレイ2011で使用されている大麦は、アイラ島にある6軒の農家が育てた大麦のみを使用しています。

香りは、フローラルでフルーティな香りが印象的です。リンゴや西洋ナシのフレッシュでフルーティな香りの後に、バニラや穀物の芳醇な香り、潮の香りを感じます

口に含むと、クリーミーで柔らかい口あたりでリッチな気分になります。大麦の甘みやブラックペッパーの刺激、バニラやココナッツの甘いフレーバー。

スタンダードボトルよりも味わいが濃く、まろやかな口あたりです。

アイラ島の大麦のみを使用した、大麦由来の甘みやフレーバーをお楽しみください。

ブルイックラディ ベアバーレイ2008


ブルイックラディ ベアバーレイ2008は、古代種の麦芽品種「ベア・バーレイ」を使用したノンピートタイプのシングルモルトです。

この「ベア・バーレイ」麦芽は、生産が難しいため一部のみで栽培されている貴重な品種です。

他の品種に比べたら、フルーティでどっしりとくる麦芽香が特徴です。

香りは、酸味のある麦芽の香り、リンゴや西洋ナシのようなフルーティな香り。ノンピートタイプではありますが、微かにピートも感じます。

味わいは、青リンゴや西洋ナシのフルーティな味わい、オイリーで微かに塩気があり、大麦由来のリッチで優しい甘みです。

貴重な麦芽を使ったどっしり味わえるボトルです。

ブルイックラディ ベアバーレイ2008
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ブルイックラディ オーガニック2009


ブルイックラディ オーガニック2009は、2009年に蒸留しバーボンやテネシーウイスキーに使用したアメリカンオーク樽で8年熟成させています。

香りは、砂糖漬けのオレンジやレモンといった甘さとフルーティさを感じます。

味わいは、麦芽香の香ばしい甘さやクリーミーな味わいです。

全での生産工程がオーガニックとして、バイオダイナミック協会から認定を受けています。

つまり、大麦農家の選定から大麦の輸送、発酵槽を完璧に洗浄し樽やボトリングといった全ての工程で監査を受け認定をクリアしています。

手間をかけて作られて出来上がったボトルを、ぜひ味わってみてください。

ブルイックラディ オーガニック2010


ブルイックラディ オーガニック2010は、2010年に蒸留しアメリカンオーク樽で8年熟成させています。

ブルイックラディ オーガニック2009と同様に生産、製造における全ての工程で年間を通してバイオダイナミック協会から認定を受けています。

香りは、麦芽の芳醇な香りや濃厚なはちみつ、青リンゴやマスカットといった果物のフレッシュな香りを感じます。

味わいは、甘い洋ナシのキャンディーやバニラ、ライ麦パン、濃厚なバターポップコーン。

18000本限定となっているため、見つけたら早めに入手しておきたいボトルです。

ブルイックラディの蒸留所・歴史

ブルイックラディ 蒸留所

ブルイックラディ蒸留所は、スコットランドで最も西に位置する海岸沿いに建てられており、1881年にブレンダーとして有名なハーベイ一家によって建てられました。

1886年には、ブルイックラディ・ディスティラリー社となり、一時はインバーゴードン・ディスティラリー社の傘下になりますが、1993年にはJBB社の所有となりました。

しかし、1994年には一度閉鎖となりますが、2001年の5月に操業が再開します。

その時に新しくオーナーになったのは、ボウモア蒸留所でブランド・アンバサダーを務めた経験のあるジム・マッキュワン氏です。

ブルイックラディ蒸留所は、彼を筆頭に25の株主によって再建されました。

ブルイックラディの製造方法

ブルイックラディ 製法 樽

ブルイックラディの特徴は、テロワール製法と全ての工程をアイラ島で完結させ、職人の手のみで完結させるこだわりです。

原料となる大麦はスコットランド産の大麦を100%使用し、その半分は蒸留所があるアイラ島のもの。

仕込み水はアイラ島の湧き水を使用し、蒸留はストレートヘッド型のものを4基使用し手作業でゆっくり時間をかけて蒸留しています。

樽は海岸沿いのロッホ・インダールの倉庫で熟成させボトリングもアイラ島で行っています。

また、ボトリングの際には人工着色料を使用していないため綺麗な自然な色合いとなっています。

その他にも、冷却ろ過をしていないため度数は高いもののウイスキーの本来の味わいを楽しめるの他、コンピューターによる自動の製造を行わずに120年以上前の創業当時の設備を現在も使用しています。

これらのこだわりは、ジム・マッキュワン氏にテロワール製法によるものです。

アイラ島の土地の気候や土壌、地形の特徴といったアイラ島の全ての自然の環境を利用してブルイックラディは製造されています。

ブルイックラディ好きにおすすめのウイスキー

ブルイックラディが好きな方におすすめのウイスキーを紹介します。

ブルイックラディの「エレガントでフローラルな風味」、「ウイスキー初心者向け」といった特徴を基準に選びました。

シーバスリーガル ミズナラ12年


シーバスリーガル ミズナラ12年は、マスターブレンダーのコリン・スコット氏が日本向けに作ったブレンデッドウイスキーです。

日本原産の稀少なミズナラ樽で後熟しています。

香りは、オレンジや西洋ナシの甘くフルーティな香り、微かにナッツの香り。

味わいは、熟した西洋ナシとはちみつ、オレンジの風味の砂糖菓子の味わいです。

全体のバランスがよくなめらかな風味となっています。

ブルイックラディが好きな方であれば、すんなり受け入れられるボトルです。

シーバスリーガル
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アイラミスト8年


アイラミストは、1922年にアイラ島の領主だったマルガデイル卿の生誕21年を記念したパーティで振る舞われたブレンデッドウイスキーです。

キーモルトにラフロイグを使用しているため、スモーキーな風味を感じます。

香りは、アイラモルト特有の正露丸のような香りを感じますが、その後にライムやレモンといった柑橘系のフレッシュな香りが続きます。

味わいは、レモンやライムのような酸味です。

ブレンデッドウイスキーであるため、クセが強くなくアイラモルトらしい風味を楽しめます。

ストレートだと酸味やスモーキーな風味が強いため、加水をするなど調整をしてお試しください。

まとめ

ブルイックラディは、アイラ島で生産されているシングルモルトウイスキーです。

アイラモルトらしくないフローラルでエレガントな風味は、アイラモルトの入門にピッタリなアイラモルトです。

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