ウイスキー銘柄

エライジャクレイグの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

エライジャクレイグ

エライジャクレイグは、アメリカケンタッキー州のヘブン・ヒル蒸留所で製造されているバーボンウイスキーです。

この記事では、エライジャクレイグの味わいや特徴、歴史、製造方法などを紹介します。

記事の最後には、エライジャクレイグが好きな方におすすめのウイスキーも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

エライジャクレイグの特徴・概要

エライジャクレイグ ロゴ

エライジャクレイグは、ケンタッキーの開拓時代のプロテスタント、パプティスト派の聖職者「エライジャ・クレイグ牧師」の名前から取られています。

そのエライジャ牧師は、初めてバーボンを作ったことから「バーボンの父」とも言われています。

エライジャクレイグの味わい・香りの特徴

エライジャクレイグは、赤みがかったルビーのような色が特徴です。

刺激的な色ではありますが、風味はクセがなくバーボンらしいキャラメルやバニラの甘い味わいを感じます。

甘い味わいの後には、樽由来のドライでスパイシーな余韻も感じ、これぞバーボンウイスキーといった印象を受けます。

エライジャクレイグが製造されているヘブン・ヒル蒸留所について

エライジャクレイグが製造されているヘブン・ヒル蒸留所では、主要なバーボンウイスキーが製造されており、全米で第2位を誇る生産量です。

ヘブン・ヒル蒸留所ではエライジャクレイグの他に、「エヴァンウィリアムズ」、「ジョンハミルトン」、「ヘブンヒル」といった名だたる銘柄を合わせた200近いウイスキーを製造しています。

現在は販売が終了してしまったエライジャクレイグ12年は25年もの歳月を掛けて開発し、製造者の名前である「エライジャ・クレイグ」の名前を冠したことで爆発的な人気を生みました。

現在でも、エライジャクレイグはヘブン・ヒル蒸留所の看板銘柄となっています。

エライジャクレイグのおすすめの飲み方はストレートもしくはロック

エライジャクレイグはストレートかロックでの飲み方がおすすめです。

エライジャクレイグは、甘味が強く度数も高くないためバーボンウイスキーを飲み慣れていない方でも、ストレートで飲めてしまいます。

ストレートで飲むとブラウンシュガーやバニラの甘みを感じ、ロックスタイルだとバーボン樽由来の力強い味わいやドライでスパイシーな味を感じやすくなります。

甘みを味わい方はストレート、ドライな味わいやスパイシーの力強い風味を味わいたい方はロックでお試しください。

エライジャクレイグの種類

エライジャクレイグ スモールバッチ

エライジャクレイグ スモールバッチ

エライジャクレイグ スモールバッチは、エライジャクレイグ12年が販売中止となり後継として登場した、ノンエイジもの。

熟成年数が8~12年の原酒をブレンドしています。

2017年においては、アメリカのウイスキー専門誌「Whisky ADVOCATE」では、毎年希少品や限定品を含めた数百のウイスキーの中からNo.1ウイスキーに選出されるほど完成度が高いです。

濃厚なブラウンシュガーのような甘みが特徴です。

香りは、バニラやドライな印象や穀物類の芳醇な香りを感じます。

味わいは、ブラウンシュガーのような甘味やキャラメルの甘みの後に、ドライやスパイシーな味わいが続きます。

ストレートで飲んでも美味しいですが、ロックや加水での飲み方も合います。

さまざまな飲み方で楽しんでみてください。

エライジャクレイグ スモールバッチ バレルプルーフ

エライジャクレイグ スモールバッチ バレルプルーフ

アメリカのウイスキー専門誌「アドボケイト」が選出した2017年TOP20ウイスキーで第1位として選ばれたのが、エライジャクレイグのスモールバッチ バレルプルーフです。

加水などの度数調整を行われておらず、バレルプルーフで原酒そのままでボトリングされているため、アルコール度数は70前後と高めです。

アルコール度数は高いものの、樽由来のメローな甘味と熟成感から旨いバーボンとはこういうものだと思わせてくれます。

メローでありウッディーでパンチの強いパワフルな味わいでリッチなチャーオークの香りが特徴です。

エライジャクレイグ スモールバッチ バレルプルーフ
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エライジャクレイグ12年

エライジャクレイグ12年

エライジャクレイグ12年は、1986年に販売が開始されましたが現在は販売が終了しています。

しかし、バーなどでは見かけることもあるレアなボトルです。

香りは、バニラやはちみつの甘い香りとオークの芳醇な香り、レモンやチェリー、レーズンといったフルーティな香り。

味わいは、バニラやバナナの甘くフルーティな味わいの他に、レモンのフレッシュな酸味も感じます。

余韻は少し長めでウッディ、スパイシーな後味が続きます。

エライジャクレイグ18年

エライジャクレイグ18年

エライジャクレイグ18年は、バーボンでは珍しい18年の長期熟成です。

他の樽とブレンドせずにそのまま瓶詰めしているシングルバレルで、ブランデーのような芳醇な風味になっているのが特徴です。

香りは、リンゴやレーズン、オレンジ、洋ナシといった果物系のフルーティで甘い香りと華やかな香りです。

滑らかでスムースな味わいで、温かみのある口あたりとなっており刺激は少ないです。

味わいは、果物系のフルーティな味わいとバニラの甘み、薔薇のような華やかな風味を感じます。

複雑な風味と長期熟成によるどっしりとした味わいです。

珍しい長期熟成のバーボンは、ストレートでお楽しみください。

エライジャクレイグ 18年シングルバレル

エライジャクレイグ 18年シングルバレル

エライジャクレイグの貯蔵庫で最良の状態に熟成した樽の原酒を選び抜いて、他の原酒と混ぜることなく手作業で瓶詰めしているのが18年シングルバレルです。

18年の長期熟成はバーボンでは珍しく、1つ1つの風味が濃縮されて複雑な味わいをもつプレミアムバーボンのひとつです。

エライジャクレイグのラインナップでは、スモールバッチや12年といったように8から12年でリリースされているため、18年は熟成期間が長いことが分かります。

エライジャクレイグ 20年 シングルバレル

エライジャクレイグ 20年 シングルバレル

「エライジャクレイグ 20年 シングルバレル」は20年と長期間熟成されたボトルです。

選び抜かれた樽からシングルバレルで他の原酒と混ぜることなくボトリングされています。

味は、ドライフルーツなどの甘さのなかに酸味や樽由来のタンニンの渋みが広がっていくのを感じさせます。

香りは、フルーティーさの中にオレンジマーマレードやイチゴジャムなどの甘みがあり古いインクのような香りが鼻を抜けます。

そして、ウッディーでスパイシーなドライ感が余韻として長く残ります。

エライジャクレイグ 20年 シングルバレル
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エライジャクレイグ 23年 シングルバレル

エライジャクレイグ 23年 シングルバレル

「エライジャクレイグ 23年 シングルバレル」は、最長熟成23年でもはやブランデーかと錯覚させられるようなボトルです。

1990年前後のヴィンテージで、ラベルの裏面には手書きで日付と原料比率(トウモロコシ75%, ライ麦13%,大麦麦芽12%)が記載されています。

エライジャクレイグの長期熟成シリーズ18年、20年などを好む方には最良のボトルです。

23年の歳月により、甘味と酸味そして渋みが絶妙なバランスで調和しています。

現在でも販売されていますが、古酒扱いされており経年によりコルクが劣化している可能性がありますので、購入時には注意が必要です。

エライジャクレイグ 23年 シングルバレル
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エライジャクレイグの歴史

エライジャクレイグは、ケンタッキーの開拓時代のプロテスタント、パプティスト派の聖職者「エライジャ・クレイグ牧師」の名前から取られています。

そのエライジャ・クレイグ牧師は、1738年にアメリカ合衆国のバージニア州オレンジ郡で生まれました。

1771年にバプテスト教会の牧師になりましたが、教会で説教をしたことにより教会の風紀を乱すとされ、サウスカロライナ州に短期間収監されています。

その後、1777年にケンタッキー州のバーボン群に移動し、ブルー・ラン教会の牧師になります。

1789年には、ケンタッキー州で初の縮充工場と製紙工場を建設。その際に、副業としてウイスキーの製造も行い、ケンタッキー州のジョージタウンにウイスキーの蒸留所を設立します。

エライジャ・クレイグは、ウイスキーを製造していた際に蒸留させたウイスキーを内側を焦がしたバーボン樽に入れたまま放置してしまいました。

数年後に樽を開けてみると、赤みがかった芳醇な液体が現れたそうでこれがバーボンウイスキーの原型となっています。

1986年にエライジャクレイグを発売し、現在は全米で2位の大規模蒸留所であるヘブン・ヒル蒸留所によって製造されています。

エライジャクレイグの製法

エライジャクレイグは、ヘブン・ヒル蒸留所で製造されておりヘブン・ヒル蒸留所で製造されているほとんどのバーボンが、原料の8割にトウモロコシを使用しています。

ヘブンヒル蒸留所がバーボンウイスキーの製造に強い理由には、いくつかこだわりがあるからです。

酵母をモルトのスイートマッシュの中で増殖させる際に、腐敗を防ぐためのホップを少量入れたり、発酵槽にイトスギ材を使うといったケンタッキー州の伝統敵な製造方法を採用しています。

その他にも温度管理の難しい熟成庫は、温度も湿度も調節しない外気に触れさせ自然の状態を維持し、効率よく樽を熟成させています。

ヘブン・ヒル蒸留所にこだわりがあるからこそ、全米で第2位の生産量を誇りバーボンウイスキーの製造に強みを持っています。

エライジャクレイグ好きにおすすめのウイスキー

エライジャクレイグが好きな方におすすめのバーボンウイスキーを紹介します。

エライジャクレイグの「バニラやキャラメルの甘い味わい」や「芳醇な香り」を基準に、エライジャクレイグを製造しているヘブン・ヒル蒸留所の中から選びました。

エヴァンウィリアムス12年

エヴァンウィリアムス12年

エヴァンウィリアムスは、「バーボンの始祖」と呼ばれる「エヴァン・ウィリアムス」の名前を冠したバーボンウイスキーです。

エライジャクレイグよりも先にバーボンを作ったと知られており、バーボンウイスキーでの販売量は世界2位を誇ります。

バニラやミント、オレンジやグレープフルーツといった柑橘系のフレッシュな香りを感じます。

味わいは、黒砂糖やキャラメルの強い甘味が特徴でまろやかな口あたりです。

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ヘブンヒル オールドスタイル

ヘブンヒル オールドスタイル

ヘブンヒルオールドスタイルは、ヘブン・ヒル蒸留所で製造されており原料の8割をトウモロコシを使用しているため、甘味が強いのが特徴です。

香りは、甘い樽の香りやセメダイン臭を感じます。

ライトな口あたりで、バニラやミルクチョコレートのような甘み、麦芽の風味を感じます。

ライトな口当たりは非常にスムースで飲みやすく、初心者向けのバーボンウイスキーです。

まとめ

エライジャクレイグは、バーボンを初めて作ったとされる「エライジャ・クレイグ牧師」の名前から取られています。

赤みがかったルビーのような美しい色を眺めると、うっとりさせてくれます。

キャラメルやバニラのバーボンらしい甘味は、バーボンウイスキーを飲み慣れていない方にもおすすめです。

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