ウイスキー銘柄

エヴァンウィリアムスの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

エヴァンウィリアムス

エヴァンウィリアムスは、アメリカで作られているバーボン・ウイスキーです。

この記事では、エヴァンウィリアムスの味わいや香りの特徴、歴史や製造方法などを紹介します。

おすすめの飲み方や種類ごとの特徴を掲載しているほか、記事の最後にはエヴァンウィリアムスがお好きな方におすすめのウイスキーの提案なども行っています。

是非ウイスキー選びの参考にしてみてください。

エヴァンウィリアムスの特徴・概要

エヴァンウィリアムス

エヴァンウィリアムスはアメリカのケンタッキー州にある「ヘヴンヒルバーンハイム蒸留所」で作られているバーボン・ウイスキーです。

味の特徴

エヴァンウィリアムスはバナナや洋ナシのような甘くフルーティーな味わいが特徴のウイスキーです。

後半にはミントのような爽やかな香りや、シナモンのようなスパイシーさも感じられます。

香りの特徴

エヴァンウィリアムスはメロンやバナナのようなフルーツ香が特徴のウイスキーです。

長熟のボトルになると接着剤のようなスーッと鼻に抜ける香りや、オーク樽由来の深みのあるウッド香も堪能することができます。

喉ごし・フィニッシュの特徴

エヴァンウィリアムスはサワー・マッシュ製法によってもたらされる、すっきりとした喉ごしが特徴のウイスキーです。

はじめにはフルーティーなニュアンスが強く表れますが、徐々に酸味を伴ったエステリーなフレーバーが顔を出していきます。

フィニッシュにはミントのような爽やかな香りが現れ、香ばしくスパイシーな余韻へと変わっていきます。

エヴァンウィリアムスのおすすめの飲み方は「ストレート」

ウイスキー ストレート

エヴァンウィリアムスは加水に弱いため、このバーボン本来の骨太な味わいを楽しむためには「ストレート」で飲むことをおすすめします。

また、加水による旨味や風味の消失が特に顕著に見られるため、エヴァンウィリアムスをトワイスアップやハイボールで飲むことはおすすめできません。

エヴァンウィリアムスの種類

現在販売されているエヴァンウィリアムスは終売品を含む5種です。

エヴァンウィリアムス ブラックラベル

エヴァンウィリアムス ブラックラベル

「エヴァンウィリアムス ブラックラベル」は最もスタンダードなエヴァンウィリアムスのボトルです。

サワー・マッシュ製法によりもたらされるすっきりとした喉ごしと、バナナや洋ナシのようなフルーティーで甘い香味が楽しめます。

後半にはミントのような、爽やかでハーバルな香りも感じられます。

エヴァンウィリアムス シングルバレル

エヴァンウィリアムス シングルバレル

「エヴァンウィリアムス シングルバレル」は単一の樽から取り出した原酒を使ったシングルバレル・ボトルです。

加水は行われているため、カスクストレングスには分類されません。

バナナやパイナップルなどを彷彿とさせるフルーティーで濃厚な風味と、後半に花開くビターキャラメルのようなほろ苦い甘さが特徴のウイスキーです。

エヴァンウィリアムス 1783

エヴァンウィリアムス 1783

「エヴァンウィリアムス 1783」はアメリカン・ウイスキーの先人「エヴァン・ウィリアムズ」氏が初めてバーボン・ウイスキーを作ったとされる1783年の表記があるプレミアム・ボトルです。

少量生産の特別な樽の原酒を厳選したこのボトルでは、スタンダード・ボトルと比較すると洗練された上品な甘さを感じることができます。

メロンやバナナを彷彿とさせる上品な甘みと、伸びの良い滑らかな口当たりが堪能できるウイスキーです。

エヴァンウィリアムス12年

エヴァンウィリアムス12年

「エヴァンウィリアムス 12年」は12年長熟させた原酒を使用したボトルです。

長熟バーボンならではの熟したメロンのようなこってりとした強い甘みと、後半に感じられる深いオーク香が堪能できます。

接着剤のようなスーッとしたニュアンスやバニラビーンズを含んだカラメルソースのような甘み、ミントの爽快感やシナモンのようなスパイス香も感じられます。

エヴァンウィリアムス23年

エヴァンウィリアムス23年

「エヴァンウィリアムス 23年」はシリーズ中最長熟・最高級をうたったボトルです。

プラムなどのダークフルーツやキャラメルの風味から得られる濃厚で芳醇な甘みとキウイやオレンジなどの酸味、スパイシーなニュアンスなど様々な香味が一本で楽しめます。

「バーボン・ウイスキーの最高峰」として名高いボトルですが、終売した現在では入手は極めて困難です。

エヴァンウィリアムスの歴史

エヴァンウィリアムスはアメリカがまだ開拓初期であった1783年に、ライムストーンから湧き出た水とトウモロコシを使用して初めてのバーボン・ウイスキーを蒸留した「エヴァン・ウィリアムズ」氏にちなんで名づけられた銘柄です。

このウイスキーを作っているのは創立1889年の「ヘヴンヒル蒸留所」および現在蒸留を行っている「ヘヴンヒルバーンハイム蒸留所」です。

かつて存在したヘヴンヒル蒸留所はアメリカの中で1・2を争うほどの有名蒸留所であり、大ヒットを記録した「エライジャクレイグ」をはじめとするウイスキーを200種以上製造・販売していました。

このヘヴンヒル蒸留所が、1957年に販売を開始したブランドがエヴァンウィリアムスです。

正式には「エヴァンウィリアムス」というラベル名を買収する前からこのボトルは存在しており、かつては7年熟成のデラックス銘柄として販売されていたようです。

ラベル買収前のエヴァンウィリアムスはパワーのあるコクと滑らかな口当たりを特徴とする、今とは全く異なる味わいだったといわれています。

順調に経営を続けてきたヘヴンヒル蒸留所ですが、1996年に起きた落雷による火災で不幸にも蒸留所と多くの原酒を失ってしまいます。

大変な痛手を負い蒸留を一時断念したヘヴンヒル蒸留所ですが、1999年より「バーンハイム蒸留所」を買収し、「ヘヴンヒルバーンハイム蒸留所」として新たなウイスキーの蒸留を再開しました。

現在エヴァンウィリアムスは世界No.2の販売量を誇る大ヒット商品に成長し、大火災を乗り越えたヘヴンヒルバーンハイム蒸留所を支えるメインブランドのひとつとなっています。

エヴァンウィリアムスの製法

エヴァンウィリアムスは、原料材の約80%がコーンで作られているバーボン・ウイスキーです。

サワー・マッシュ製法を採用している点が、エヴァンウィリアムスの製造工程で最も特徴的な点となります。

サワー・マッシュとは原料材の一部をとっておき、次回製造時に加えて計2度の発酵を行い味の向上をはかる製造方法のことです。

この製法を採用すると糖化槽での糖化が促進され、もろみの酸味が増したりスピリッツ全体の香味が良くなるとされています。

こうして出来上がった原酒は、チャコールフィルターでろ過されアメリカンホワイトオーク新樽でブラックラベルは5~8年、12年物は12年以上熟成されます。

エヴァンウィリアムス好きにおすすめウイスキー

ここではエヴァンウィリアムスがお好きな方におすすめの、同じ蒸留所で作られている味わいが似たウイスキーを3つ紹介します。

エヴァンウィリアムスと似た甘いウイスキーをお探しの際には、是非参考にしてみてください。

エライジャクレイグ スモールバッジ

エライジャクレイグ スモールバッチ

エヴァンウィリアムスがお好きな方には、同じ蒸留所から販売されている「エライジャクレイグ スモールバッジ」もおすすめです。

濃厚なブラウンシュガーを彷彿とさせるこってりした甘みとバニラの香り、柔らかなスモーク香がこのウイスキーでは堪能できます。

余韻は長く、甘みとほのかに焦がした樽のスモーク感がゆったり続きます。

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I.W.ハーパーゴールドメダル

I.W.ハーパーゴールドメダル

エヴァンウィリアムスがお好きな方には、同じ蒸留所で作られている「IW.ハーパーゴールドメダル」もおすすめです。

この銘柄は買収以前からバーンハイム蒸留所のメインブランドとして名高いウイスキーで、1885年に行われた万博では5つの金メダルを受賞しています。

モルティな甘さと青いバナナの爽やかなフルーティーさ、バニラ香や乳酸菌飲料の甘酸っぱい風味が楽しめます。

全体的に味わいは甘く刺激が少ないため、初心者にもおすすめのウイスキーです。

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ヘヴンヒル

ヘヴンヒル

エヴァンウィリアムスがお好きな方には、同じ蒸留所から販売されている「ヘヴンヒル」もおすすめです。

アルコールの刺激が少ない飲みやすい口当たりとバニラ香を含んだバナナのような甘さ、ほろ苦さを伴った独特の酸味が特徴のウイスキーです。

まとめ

この記事ではの「ヘヴンヒルバーンハイム蒸留所」から販売されている、エヴァンウィリアムスを紹介しました。

サワー・マッシュ製法によってもたらされる、甘くフルーティーですっきりとした喉ごしが特徴のこのウイスキーが気になった方は是非ご賞味されてみてください。

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