グレンファークラス10年は安いだけ？味や香り・飲み方による違いを本音でレビュー

「グレンファークラス10年」は、シェリー樽由来の甘くフルーティーな香りと、穀物のコクを併せ持つスペイサイド産のシングルモルトウイスキーです。
手頃な価格ながら本格的な風味が楽しめる一方で、「安っぽい」「物足りない」と感じる声もあり、評価が分かれる1本でもあります。

この記事では、「グレンファークラス10年」をストレート・ロック・ハイボール・水割りの4つの飲み方でテイスティングし、香りや味わいの変化を本音でレビュー。
シェリー系モルトに興味がある方や、初めてのシングルモルト選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

グレンファークラス10年の基本情報

テイスティングノート

グレンファークラス10年を3つの飲み方でレビュー

ストレート

• シェリー樽からくるレーズンやドライフルーツの香りが最初に広がる
• フルーティーさの中に感じるわずかなスパイスが奥行きを加え、バランスが取れている
• 口当たりが滑らかで、ほのかなバニラとナッツのニュアンスが心地よい
• フィニッシュは柔らかく、心地よい甘さとわずかなスパイシーさが余韻として続く

ロック

• 氷がシェリー樽由来のフルーツ感を引き締め、爽やかな飲み心地に
• 冷たさがバランスを整え、スパイシーさがより控えめで飲みやすい印象に
• フィニッシュにかけてウッディなニュアンスが心地よく、継続した複雑さを楽しめる
• 氷が溶けるとともに香りの変化が楽しめ、飲むごとに異なる側面を発見できる

ハイボール

• 炭酸がフルーツの甘さを軽やかにし、シェリー樽の特徴を際立たせる
• スパイスのニュアンスが炭酸の刺激とともに広がり、心地よい刺激を提供
• フレッシュなフルーツの香りが爽やかに香り立ち、食事との相性も良い
• レモンやライムのスライスを加えると、さらに爽快でバランスの取れた一杯に仕上がる