グレンファークラス21年は個性が控えめ？味や飲み方の違いを本音レビュー

「グレンファークラス21年」は、シェリー樽による豊かな甘みとスパイスが調和したシングルモルトです。
香りにはドライフルーツやバニラ、ほのかなスパイスが重なり、味わいはプラムやオレンジピールの円熟したフルーティーさにオークとスパイスが深みを添えます。

口当たりはまろやかで滑らか、軽くオイリーな質感とも言われ、優れたバランスと奥行きを感じる仕上がりです。

一方で、「熟成による穏やかさが強く、特別な個性に欠ける」という印象を抱く愛好家も少なくありません。

この記事では、グレンファークラス21年をストレート・ロック・ハイボールで試し、それぞれの飲み方による風味の違いを本音でレビューします。
熟成の滑らかさと調和の取れた味を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。

グレンファークラス21年の基本情報

テイスティングノート

グレンファークラス21年を3つの飲み方でレビュー

ストレート

• プラムやドライフルーツの香りが芳醇で、非常にリッチ
• オレンジピールのフルーティーさとスパイスが調和し、温かみを感じる
• シェリーとバニラの甘さが優しく包み込み、奥深いコクをもたらす
• 長いフィニッシュは、シェリー樽の影響をしっかりと感じさせる心地よさがある

ロック

• 氷が溶けることで、プラムやオレンジピールの香りがさらに鮮明になり、爽やかさが増す
• 口当たりが滑らかになり、シェリーの甘さとスパイスが絶妙に絡み合う
• オークの深みとバニラの甘美さが引き立ち、ドライフルーツの後味が優雅に残る
• フィニッシュの長さや複雑さにより繊細な変化が感じられ、飽きさせない飲み心地に仕上がる

ハイボール

• オレンジピールとドライフルーツのアロマが生き生きと香り立ち、軽やかさが増す
• シェリーの絶妙な甘さが炭酸と混ざり合い、飲みやすくクリーンな味わい
• フィニッシュにはスパイシーさとオークの香りが控えめに残り、爽快感を持続させる
• 食事との相性も抜群で、おもてなしの一杯としてもぴったりなバランスに仕上がる