世界中から注目を集めているサントリーのウイスキー「響」。
ジャパニーズウイスキーの中でも最高峰のブレンデッドウイスキーと評される「響」は、数々の酒類コンテストで入賞し世界中のウイスキーファンを魅了しています。
この記事では「響21年」の特徴やテイスティング、100件以上の口コミをもとに評価を解説します。
「響21年が自分の好みに合っているのか」など購入後に失敗しないためのポイントがわかります。
また、響のことを詳しく知りたいという方は以下ページもご覧ください。
響21年の特徴
「響21年」は、サントリーの蒸溜所「知多蒸溜所・山崎蒸溜所・白州蒸溜所」3つの蒸溜所の長期熟成されている原酒をチョイスしブレンドしています。
瓶は、24面カットされており、黒の和紙が使用されているのでとても上品。
味や香りは、杏やバニラのような甘さ、レーズン・イチゴジャムのフルーティーな味わい、ビスケットやトフィーの香ばしさが楽しめます。
口当たりはとてもなめらかですが、21年ものならではのコシも感じられるためとても飲みごたえのあるウイスキーだと評判です。
また、世界的なウイスキー受賞式での受賞歴も豊富で、2004年~2019年までに20もの賞を受賞している事から日本のみならず、世界的に評価されています。
そのため、今現在では入手困難なウイスキーとなっており、酒屋などの販売店では簡単に手に入れる事ができず、定価は25,000円なのに対し楽天市場やYahoo!ショッピングなどの通販サイトでは約60,000円~100,000円で取引されていました。
響21年の基本情報
ブランド | 響(HIBIKI) |
---|---|
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 43% |
原産国 | 日本 |
原材料・成分 | モルト、グレーン |
響21年のテイスティングノート
色 | やや濃い琥珀色 |
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香り | レーズン、杏、イチゴジャム、バニラ |
味 | ビスケット、トフィー、甘酸っぱさ、スパイシー |
フィニッシュ | 熟した果実香、心地よく長い余韻 |
響21年を4つの飲み方でレビュー
1. ストレート
響21年のウイスキーの一番の特徴である、香り・味わいをしっかりと感じたい方は、ストレートでの飲み方をおすすめします。
ストレートで飲むことによって、何も加えてないぶん響21年の本来の甘味やスモーキーさあと引く余韻をしっかり感じることができます。
ストレートの響を口に含むと、なめらかな口当たりを感じると共に一気にレーズン・イチゴジャムのフルーティーな味わいと杏とバニラの芳醇な甘味が鼻を抜けます。
余韻も長く、心地いいので響21年を飲む機会がありましたら1度はストレートで味わってみてください。
2. ロック
響21年をロックで味わう場合は、かち割り氷ではなく溶けにくい丸氷を使用することをおすすめします。
かち割り氷でもいいのですが、比較的溶けやすいので一気に加水されてしうため小さな味の変化が感じられなくなります。
一方、溶けにくい丸氷を使用する事によって少しずつ加水されていくので、様々な味の変化が楽しめるので響21年の味の変化を楽しみたい方はロックで飲んでみてください。
少しずつ加水されていくことによって、ピートの香りが立ち元々まろやかな味わいが更にまろやかになります。
チョコレートなどの甘い食べ物との相性は抜群です。
3. ハイボール
響21年をソーダ水で飲むとまろやかな飲み口からサッパリとした飲み口に変化します。
そのため、食中酒としても最適で特に唐揚げなどの揚げ物料理とは相性抜群です。
しかし、ハイボールで飲むことによって響21年本来の味や香りが壊れてしまうため、特徴である甘味や香りをしっかり感じることができなくなる事から、ストレートやロックに比べあまりおすすめな飲み方ではありません。
4. 水割り
響21年の最もおすすめな飲み方は水割りです。
水割りで飲むことによって甘味や香りが最大限に引き出され響21年の特徴をしっかり味わうことが出来ます。
水割りの中でも氷を入れない水1響21年1の割合で割った「トワイスアップ」という飲み方がおすすめなので是非試してみてください。
また、ストレートの響21年に水をティースプーン1杯ずつ加えても味の変化を味わう事が出来ます。
もちろん通常の氷を入れた水割りでも美味しくいただくことができるので、お好みで水の量を調整し響21年を楽しんでみてください。
口コミ・レビューでわかる「響21年」の評価
前提として、ウイスキーの味や香りの感じ方は個人の嗜好が異なるため、ウイスキーの評価に違いがあります。
そこで、「響21年」を評価するために、実際に100件以上の口コミ調査しました。
結論からいうと、 バランタイン17年を飲んだ人の評価は、以下のように分かれています。
良い評価 | 悪い評価 |
---|---|
・熟成度が凄い ・美味しすぎて感想が表現出来ない |
・値段が高すぎる ・価格が高いだけでそこまでの価値は無い |
良い評価の口コミ・レビューでは味を称賛する声が圧倒的に多く、21年という長期熟成から熟成度の凄さや、美味しすぎて表現出来ないといった声が最も多く見られました。
悪い評判の口コミ・レビューは比較的少なく、約100件中10件程でした。
その中でも最も多かった悪い評判の口コミ・レビューは価格に関する口コミばかりだった印象で、プレミアム価格で取引されている事や複数の受賞歴があることから期待し購入したが、高値で購入し飲む価値は無いといった声がありました。
人それぞれ好みが別れ賛否両論ある中で、約9割の消費者が良い評価をしている事から味に関しては間違いないウイスキーであるといえます。
響21年の良い評価・口コミ
「響21年は最高だ」と言われた
オーストラリアに住んでる知人が現地人から「響21年は最高だ」と言われたらしい。民族は違っても味覚のつくりは似てるんだろうなと改めて考えさせられる。
— けんしん (@kenmiukura) May 13, 2021
別格過ぎる
響21年
別格過ぎる😱#響#響21年#ウイスキー pic.twitter.com/Nkn9noUTX5
— ワタナベダイスケ (@DW083) May 11, 2021
確かに美味い、本当に美味い
今日はシェリー感増し増しday という事で#響21年 と#ロイヤルロッホナガーセレクテッドリザーブ で乾杯。
テイスティングノートは響21年にて書いてます。
SUNTORY WHISKY 響21年
色:赤みがかった黄金色
香り:華やかで芳醇な樽香。シェリー由来の甘く濃厚なレーズンやドライベリー。ミズナラ樽による、伽羅の香り。ナッティーでクリーミー。干し柿。時間経過とともに焦がした樽の香ばしさやバニラ。
味:暖かみを伴ったまろやかで芳醇な樽。レーズン。干し柿。フィニッシュはシナモンのようなスパイシーさ。ミズナラ由来の響に通うじて感じるクリーンな樽感。オーキーでビターで長い余韻。
地方住みのお陰か、1年に3本から5本くらいはここ数年は安定的に定価購入ができているが、市場を見ると不思議と有り難みを感じてしまう1本。
確かに美味い。本当に美味い。 しかし、定価の25,000円以上の60,000とか70,000は異常に感じてしまう。。。
要は競争率の低い田舎者には有難い時代で、時代のプラシーボ効果ってのはすごいなあって話です。
引用:Instagram
数本美味しいと思うウイスキーがあるそれが「響21年」
「響21年」 何度もトライしてみたが、基本的にウヰスキーが飲めない。
ウヰスキーの持つ共通の要素にどうしても克服できないものがある。
それが何か未だにわからない。
樽??ただ、若い響も飲めないので熟成しているか否かは一つの要素と言えるだろう。 ビールが苦手なのははホップの苦味と麦独特の風味が原因だと気がついたが....ウヰスキーはどうもよくわからない。
ウヰスキー好きな方に是非その謎を解明してほしいと願うばかりだ。
未だに進歩がない僕だが、数本美味しいと思うウヰスキーがあるそれが「響21年」だ。
素人テイスティングでは、ブランデーのように高貴なフルーツがたっぷりと溶け込んだフルーティさが印象的。
けれどもただ甘やかなだけでなく、葉巻の残り香のような、中国茶や宇治玉露のニュアンスが鼻腔を抜け全体を引き締める。
アフターには、透明度の高い綺麗な塩味が口に残る。
例えるならパティシエが目の前で作ってくれた塩キャラメルを口に含んだような幸福感が残る。
→間違った解釈だったらごめんなさいw
今まで数本しか出会っていないが美味しいと思ったウヰスキーも時々投稿しようかなと思う。
引用:Instagram
21年の方が甘味がしっかりしていて蜂蜜の香り
日本のウイスキー「響 HIBIKI 17年、21年」、複雑な甘味がほどけて広がる。
21年の方が甘味がしっかりしていて蜂蜜の香りも。
贅沢なことをしてしまった…
引用:Instagram
やっぱロックが1番美味しい
響 うまい❤大好きなお酒❤
ロックで飲むのがもったいなくてw、 炭酸で割っちゃった
でもやっぱロックが1番美味しいw
引用:Instagram
サントリーの信念が詰まった一杯
嫁さんと一緒に、味わいに衝撃を受けたウイスキー「サントリー響21年」
複雑な香り、味わいを感じれるまさに自然と共に響き合うサントリーの信念が詰まった一杯でした。
それのフルボトルを昨年末に手に入れれて嬉しいです♪♪
引用:Instagram
忘れられない響
忘れられない響。
僕にはまだまだ早すぎる味だったのを覚えてる。
いつかふと昔を振り返りながら音楽を聴いて味わってみたい。
写真を見るだけで、蘇る。
引用:Instagram
響21年の悪い評価・口コミ
私の口には少し甘すぎて滑らかすぎます
A great whisky indeed - it's just a bit too sweet and smooth for my taste - thus is probably not my favorite but still great
(確かに素晴らしいウイスキーですが、私の口には少し甘すぎて滑らかすぎます。そのため、私の好みではないかもしれませんが、それでも素晴らしいです。)
引用:Whiskybase
この価格では非常に価値が低く、特別なものではありません
A pleasant sweet nose with wisps of smoke and wood also a nice sweet palate but it is a little thin and watery in my view.
Some nice spice notes emerge that liven things up
and the balance is decent as are the flavours, at a higher strength the profile would shine, perhaps 48-50% is needed.
At this price it is very poor value, this is nothing special, but it is a nice sipping whisky for sure,
(スモークとウッドの香りが漂い、甘い香りが漂い、口当たりも良いのですが、少し薄くて水っぽい感じがします。
いくつかの素晴らしいスパイスの香りが出てきて、状況を活気づけます。
もっと高い度数であれば、この特徴が活きてくるだろうが、おそらく48~50%が必要だろう。
この価格では非常に価値が低く、特別なものではありませんが、口にするウイスキーとしては確かに良いものです。)
引用:Whiskybase
17年物の「響」に比べると少し弱い
Had this Whisky on the Whiskyschiff in Luzern. The nose was great, taste and finish was good but a bit weaker compared with the 17 year old Hibiki
(ルツェルンのWhiskyschiffでこのウイスキーを飲みました。香りは素晴らしく、味と後味も良かったが、17年物の「響」に比べると少し弱い。)
引用:Whiskybase
ほとんど丸みを帯びていて、特徴がない
beautiful blend without mistakes but almost too round, has little character.
Very sweet, lots of bright fruits, great mouthfeel.
In a direct comparison at the Finest Spirits 2018 whiskey fair against a Ben Nevis 22 Oloroso Cask, he loses significantly and the Ben Nevis does not cost 200 euros.
Price is totally excessive.
(間違いのない美しいブレンドだが、ほとんど丸みを帯びていて、特徴がない。非常に甘く、たくさんの明るいフルーツ、素晴らしい口当たり。Finest Spirits 2018」のウイスキーフェアで「Ben Nevis 22 Oloroso Cask」と直接比較したところ、大きく負けてしまい、「Ben Nevis」は200ユーロもしない。価格は完全に過大である。)
引用:Whiskybase
もしこのボトルが46%だったら
If this bottle came in at 46%, I'd give a few more points …
(もしこのボトルが46%だったら、もう少し点数をあげてもいいのですが・・・。)
引用:Whiskybase
バランスは良いが好みではない
Nice balance Not my favorite, but Delish!
(いいバランスですね 私の好みではありませんが、Delish!)
マイルドな舌触りはあまり強くは実感できなかった
20年以上を経過したマイルドな舌触りはあまり強くは実感できなかった。
こんなものかな、30年ものはなかなか手が出ない。
ちょっと期待はずれで星3です。
引用:楽天市場
実際もっと安い値段で美味しいウイスキーはたくさんある
ここ一年の間に1万円近く値上がりしています。
うまいし、飲んでいることによる自尊心を満たすかもしれませんが、高すぎる。
実際もっと安い値段で美味しいウイスキーはたくさんあるのですが・・・。
ブレンデッドにこの値段は出しにくい。
引用:Amazon
まとめ
今回は、ジャパニーズウイスキーの中でも人気のある響から「響21年」のウイスキーの味や香り、ネット上の口コミ・レビューを調査し良い評価の口コミと悪い評価の口コミを総評してまとめました。
味は、ビスケットやトフィーのような香ばしい甘味や程よい酸味、余韻にはスモーキーさも感じられる味わいで、香りはレーズンやイチゴジャムのフルーティーな香りに杏やバニラの甘い香り漂う優しい香りでした。
世界的に様々な賞を受賞している歴史があることから、日本だけでなく海外からも注文が殺到し、入手困難なウイスキーになっており簡単に飲むのは難しくプレミアム価格で価格が高騰しているため手が出しにくいウイスキーですが、稀に酒屋などに置かれており、定価で購入できる可能性もありますので、定価の響21年を見つけた際は購入しておく事をおすすめします。