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ウイスキー「響」の種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

ウイスキー 響

ジャパニーズウイスキーの中でも最高峰のブレンデッドウイスキーと評される「響」は、数々の酒類コンテストで入賞し世界中のウイスキーファンを魅了しています。

本記事ではそんな響の味わいや種類、おすすめの飲み方について解説し、響の歴史や製法についても触れることで響の魅力をご紹介します。

ウイスキー「響」の特徴と概要

響はサントリースピリッツ株式会社が製造するブレンデッド・ウイスキーです。

サントリーならではの多彩な原酒を絶妙に調和させることで生まれる、豊かな香味が特徴です。

響の名前の由来は「人と自然が響き合う」

響というブランド名には「人と自然が響き合う」というサントリーの企業理念が込められています。

一説ではブラームス作曲の「交響曲第1番 第4楽章」をイメージして作られたともされており、ダブルミーニングを持たせた名前であるとも言われています。

響のボトルへのこだわり

響のボトルは非常に個性的な形状をしており、ラベルにもこだわりが見られます。

ボトルには季節の移ろいを記す「二十四の節気」と、1日を刻む「24時間」を意味した"24面カット"が施されており、これは原酒が樽の中で熟成された日々や、サントリーがウイスキー造りを行ってきた歴史の象徴とされています。

ラベルにおいても1500年の歴史を持つ越前和紙が用いられているため、高級感や気品さが感じられます。

このように響のボトルには「美の追及」が感じられるため、空瓶がネット上で取引されるほど人気を博しています。

響のおすすめの飲み方は「水割り」

ロックやストレートで飲んでも勿論美味しい響ですが、特におすすめの飲み方は「水割り」です。

響の特徴である「甘みのある味わいと華やかで柔らかい香り」は、水割りにしてもバランスが崩れる事なく優しく伸びていきます。

水に包まれマイルドになった香りは、ゆったりとした非常に心地の良い気分にしてくれます。

また、様々な料理との相性も良く、うまく料理を引き立ててくれます。

ゆっくりと落ち着きたい場面や食事といったシーンでは、特に水割りの美味しさに心やすらぎます。

ウイスキー「響」の種類

現在響には5つのラインナップが販売されています。

レギュラーボトルを筆頭に、限定品や熟成を愉しめる1本など個性豊かな商品が揃っています。

ここでは現在販売されている各商品の香りや味わいと、世界に認められた証でもあるウイスキーコンペティションの受賞歴についてご紹介してまいります。

響 ジャパニーズハーモニー

響 ジャパニーズハーモニーは、「日本の四季、日本人の繊細な感性、日本の匠の技を結集したウイスキー」をコンセプトに作られたウイスキーで、現在のレギュラーボトルです。

ローズ、ライチ、ほのかなローズマリーに加え、熟成した樽の香りや白檀の香りがし、余韻は優しく穏やかに続きます。

オレンジピールチョコレートや蜂蜜の透き通った甘さが感じられ、華やかで柔らかい味わいが広がります。

・受賞歴

2016年 ISC金賞 受賞

※ISC:インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ

ISCはスコッチウイスキーの聖地スコットランドを構成に持つイギリスで開催され、世界で注目されているコンペティションの一つです。

響 ジャパニーズハーモニー マスターズセレクト


響ジャパニーズハーモニーマスターズセレクトは、「響 JAPANESE HARMONY」に、山崎シェリーカスク原酒をブレンドした免税限定品です。

山崎シェリーカスク原酒がブレンドされたことで、甘いコクとウッディネスな余韻が加わり、奥深い味わいが特徴です。

香りは、ローズ、プラムのシロップ漬け、甘くてウッディネスを感じられる繊細な香りに仕上がっています。

・受賞歴

2017年 ISC金賞 受賞

響 ブレンダーズチョイス


響ブレンダーズチョイスは、多種多様な樽で熟成された幅広い酒齢のものから厳選した原酒を、匠の技でブレンドしたウイスキーです。

ワイン樽で後熟させた原酒が加えられていることで、響の特徴である「甘みのある味わいと華やかで柔らかい香り」に、心地よい酸味、ほろ苦い余韻、まろやかな熟成香がプラスされた仕上がりになっています。

野いちご、白桃、パイナップル、クリームブリュレを思わせる香りと、心地の良い酸味、奥深い甘みが感じられます。

この商品は料飲店向けに開発された商品であり、一般的にはBARなどで愉しむことができる商品です。

一般向けには販売されていませんが、現在はネット販売等で入手も可能です。

しかし数量も限定的であるため、ややプレミア価格になる傾向があります。

響 21年


響21年は、酒齢21年以上の超長期熟成のモルト原酒と、同じく酒齢21年以上の円熟グレーン原酒を入念に吟味、厳選してブレンドされたウイスキーです。

多彩な原酒を持つサントリーだからこそ生み出すことができた贅沢な一品と言えます。

香りはレーズン、杏、いちごジャム、バニラを感じさせる極めてフルーティーで甘美な熟成香です。

味わいは、ビスケットやトフィーのような甘みに加え、甘酸っぱさやスパイシーさも感じられ、奥行きのある味わいとなっています。

長期熟成ならではのコク、重厚さもありますが、口当たりは滑らかで非常に心地の良い余韻に包まれます。

・受賞歴

2019年 WWA最高賞「World’s Best Blended Whisky」 受賞

2018年 ISC最高賞「トロフィー」 受賞

他、2004年~2017年にかけて18の賞を受賞

※WWA:ワールド・ウイスキー・アワード

パラグラフ・パブリッシング社が発行するイギリスのウイスキー専門誌「ウイスキー・マガジン」が表彰するウイスキー品評会。

響 30年


響30年は、年間数千本しか造れない、貴重で希少な数量限定のウイスキーです。

サントリー秘蔵の超長期熟成樽の中から、最低でも酒齢30年以上のモルト原酒と、同じく

酒齢30年以上の円熟グレーン原酒が入念に吟味され、丁寧にブレンドされた一品です。

非常に数が少ないため全ての作業が手作業で行われており、まさに贅を極めた美酒と言えます。

マンゴー、いちごジャム、杏を思わせる甘く華やかな香りと、超長期熟成による重厚なコク、厚み、とろみが特徴的な味わいです。

響 30年のボトルは他エディションで使用されている24面カットではなく、30面カットが施されており、より高級な仕上がりとなっています。

・受賞歴

2008年 ISC最高賞「トロフィー」 受賞

2008年 WWA「ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー」 受賞

他、2004年~2007年にかけて5つの賞を受賞

ウイスキー「響」の蒸留所・歴史

響は1989年、サントリーの創業者であり初代マスターブレンダーである鳥井信治郎氏の次男・佐治敬三氏によって生み出されました。

1989年はサントリー創業90年の年にあたり、これを記念した造られたウイスキーです。

このとき発売されたのは「響 17年」という商品で、現在は販売がされていませんが、酒齢17年物が「響」として初めて発売されたウイスキーとなります。

以降、響 12年(※こちらも現在は販売されていません)、響 21年、響 30年といったラインナップを発売し、現在のレギュラーボトルは「響 JAPANESE HARMONY」(ノンエイジ)となっております。

「日本人の感性で、世界で愛されるウイスキーをつくる。」という創業者の夢を受け継いだ佐治敬三氏は、自身の培った技術を結集させ、追及に追及を重ねて"最高峰のウイスキー造り"を目指しました。

こうして誕生したのが響です。

響には創業者から敬三氏へ、そして現代の職人たちへと受け継がれ続ける強い志が込められています。

ウイスキー「響」の製法

響はサントリーが保有する3つの蒸溜所(山崎蒸溜所、白州蒸溜所、知多蒸溜所)で造られた原酒で構成されています。

山崎蒸溜所は大阪府にあり、宇治川・桂川・木津川の3つの川が合流する湿潤な土地に建つ蒸溜所です。

そのため名水に恵まれており、ここで生まれるモルト原酒は上品で華やかな香味が特徴です。

白州蒸溜所は世界でも珍しい森の中に建つ蒸溜所です。

山梨県・駒ヶ岳の麓にあり、程良くミネラルを含んだ南アルプスの地下天然水を使って仕込まれたモルト原酒には、軽快な口あたりと爽やかな香りが現れます。

山崎・白州蒸溜所では、原酒を造る各工程で様々な工夫を施すだけではなく、熟成の際に容量や材質が異なる数タイプの樽を使い分ける事で世界でも類を見ないほど多彩な原酒を造っています。

また、モルト原酒の個性を引き立てつつ全体を見事に調和させるのが、愛知県知多半島にある知多蒸溜所で造られたグレーン原酒です。

知多蒸溜所でも異なるタイプのグレーン原酒を数々造り出している為、響は結果80万を超える樽の中から厳選された原酒を使い生み出されています。

響好きにおすすめのウイスキー

響が好きな方へおすすめのウイスキーを2本ご紹介します。

響の特徴である「甘みのある味わいと華やかで柔らかい香り」というキーワードから、響と同じブレンデッドウイスキーであり、甘みのある風味、華やかな香り、クセがなくまろやかと言った点を重視して選びました。

響と似た特徴を持つこの2本は、響好きの方であれば間違いなく愉しんでいただけるウイスキーです。

シーバスリーガル ミズナラ12年


シーバスリーガルは世界100以上の国や地域で販売されるスコッチのブレンデッドウイスキーです。

その中でもこのミズナラ12年は、日本のウイスキーファンの為にブレンドされた逸品で、樽には日本固有のミズナラが使用されています。

シーバスリーガルのマスターブレンダ―が日本文化の素晴らしさと日本人の温かさに触れ、「恩返しをしたい」と、日本にあるものを使って日本人に愛されるように造ったウイスキーです。

香りはオレンジと洋梨のフルーティーさに甘いタフィーが重なり、繊細で甘くなめらかな味わいが特徴です。

材料、香り、味わい、そして日本の感性を大切にして造られたウイスキーという点で、シーバスリーガル ミズナラ12年には響に通ずるものがたくさんあり、響好きの方が間違いなく気に入る1本です。

シーバスリーガル
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ローヤル


ローヤルは響と同じサントリースピリッツが製造するブレンデッドウイスキーです。

その味わいはやや響に比べ甘みが抑えられスッキリとしているものの、甘く華やかな香りとやわらかい口当たりは響に通じるものがあります。

ローヤルはサントリー創業60周年を記念して販売され、サントリーの創業者かつ初代マスターブレンダ―・鳥井信治郎氏が自身の培った「香り・味・色」の黄金比を体現して造った名作です。

ボトルの形も非常に特徴的で、全体のフォルムは「酒」という字のつくりにあたる「酉」の漢字を模した形状をしており、栓の形は鳥居をモチーフにしています。

ローヤルは鳥井信治郎氏の遺作となったウイスキーでもあり、ローヤル販売の2年後には2代目マスターブレンダ―で響の生みの親・佐治敬三氏へ会社の舵取りを任せます。

ローヤルにどこか響と似ている部分が多いという点は、まさに初代マスターブレンダーから2代目へ手渡したバトンのようにも見えます。

味わい、特徴的なボトル、ウイスキーにまつわるエピソード、どれをとっても響好きにたまらないウイスキーです。

まとめ

響はジャパニーズウイスキーの中でも、最高峰のブレンドウイスキーと評される逸品です。

その特徴である「甘みのある味わいと華やかで柔らかい香り」は、世界中のウイスキーファンを魅了し、数々のコンペティションで入賞を果たしています。

響というウイスキーは、サントリー創業者・鳥井信治郎氏から代々受け継がれている「世界で愛されるウイスキーを作る」という強い志と、3つの個性的な蒸溜所から生み出される多彩な原酒、そして職人たちの匠の技が響き合い完成したウイスキーです。

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