ラフロイグ10年は薬品臭が強すぎる?味や香り・飲み方による違いを本音レビュー

ラフロイグ10年

「ラフロイグ10年」は、スコットランド・アイラ島のラフロイグ蒸溜所が製造するシングルモルトウイスキーです。​
強烈なピート香とヨード香が特徴で、正露丸や消毒液を思わせる独特の香りが際立ちます。

一方で、「薬品のような香りが強すぎて苦手」「クセが強く、好みが分かれる」と感じる声もあり、その個性的な風味が評価を分ける要因となっています。

この記事では、ラフロイグ10年をストレート・ロック・ハイボールで試し、飲み方による風味の違いを本音でレビュー。​個性的なウイスキーを探している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ラフロイグ10年の基本情報

ラフロイグ10年
ブランドラフロイグ(Laphroaig)
分類シングルモルト
地域スコットランド
アルコール度数40%・43%(並行輸入品・国内販売品)
製造元ラフロイグ蒸留所

テイスティングノート

香り潮の香りとヨードが際立ち、スモーキーなピートとバニラの甘さが交錯する
味わい強烈なピートスモークと海塩が広がり、後からわずかに甘いモルトとバニラが現れる
フィニッシュ長く続くスモーキーさスパイシーな余韻が魅力
ペアリング燻製サーモン、カマンベールチーズ、ダークチョコレート、焼き牡蠣

ラフロイグ10年を3つの飲み方でレビュー

ストレート

ウイスキー ストレート
特徴おすすめの人
焦げたピートとヨード香が押し寄せる、強烈に個性を主張する一杯アイラモルトの個性を真正面から味わいたい人、煙たさとヨード香に魅力を感じる人
  • ピートスモークが強烈に立ち上がり、潮風とヨードの香りが鼻腔を支配する
  • ストレートでもアルコールの刺激に負けず、スモーキーさと甘みが共存
  • 土っぽさや焼けた木材のニュアンスが感じられ、奥行きのある味わい
  • 余韻には塩気とレザー、微かに現れるバニラがじわじわと残る

ロック

ウイスキー ロック
特徴おすすめの人
氷で香りが抑えられた分、舌に残るスモーキーさと甘みのバランスが際立つピート感をややマイルドに楽しみたい人、じっくり時間をかけて香味の変化を楽しむ人
  • 冷えることでヨード香は控えめになり、モルトの甘みが引き立つ
  • スモークと潮気がじわじわと広がり、バニラやドライフルーツのニュアンスも顔を出す
  • 時間の経過とともに、ピートの輪郭が戻り始め、飲みごたえが増す
  • 余韻は短めながらもクリーンで、キレのあるフィニッシュが心地よい

ハイボール

ハイボール
特徴おすすめの人
ピートスモークが炭酸で拡散し、潮風を感じる爽快な一杯に変化スモーキーなハイボールを探している人、食事と合わせて個性的なアクセントを楽しみたい人
  • 炭酸によってピート香が立ち上り、最初の一口から強烈な印象を残す
  • 潮っぽさとスモークの中に、ほんのりとしたレモンや青リンゴのような酸味が顔を出す
  • ボディは軽くなるが、骨太な味わいの芯はしっかり残る
  • 食中酒としても優秀で、脂ののった料理との相性が抜群
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