ウイスキー銘柄

ラフロイグの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

ラフロイグ

ラフロイグは、独特な香りを持つアイラ島で作られるウイスキーです。

その強い独特な香りのピート・ヨード香を薬品に例える人が多いです。

そんなクセのあるラフロイグは、多くの人から愛されています。

イギリスのチャールズ皇太子もそんなラフロイグのクセに魅了された人間の一人です。

この記事では、ラフロイグの味や香りなどの特徴だけではなく、歴史や製造、種類についてご紹介します。

ラフロイグの特徴・概要

ラフロイグ 特徴

ラフロイグは、スコットランドのアイラ島に蒸溜所があるシングルモルトウイスキーです。

「ラフロイグ」という言葉は、ケルト民族が使っていたゲール語で「広い湾のそばの美しい窪地」という意味です。

独特な香りと豊かな風味で世界中にファンがいるウイスキーです。

ラフロイグの正露丸のような独特な香り

スコッチウイスキーの特徴といえば、甘い香りと味わいですが、このラフロイグはとても強烈な香りがします。

この香りはピート・ヨード香からくるもので、日本のファンの間では「正露丸の臭い」に例える人が多いです。

そんな強烈な臭いがするラフロイグですが、スモーキーな味わいの中に潮の香りを感じることができ、スモーキーフレーバーが強く立ち上ります。

この強いクセこそが根強いファンが世界中にいる理由なのです。

ラフロイグの魅了されたチャールズ皇太子

ラフロイグは、1994年にシングルモルトウイスキー初の英国王室御用達に指定されています。

この英国室御用達の決定権は、エリザベス女王とエジンバラ公、そしてチャールズ皇太子の3名だけが持っています。

チャールズ皇太子はラフロイグの品質の高さと香味の豊かさに魅了されています。

また、皇太子自ら買い付けに蒸溜所へ行き、ボトルで1,000本もオーダーすることもあるようです。

新製品誕生には皇太子は必ず試飲することになっています。

そのため、ラフロイグは「アイラの王」とも言われています。

ラフロイグおすすめの飲み方

ラフロイグ 飲み方

この項目ではラフロイグの魅力を引き出せる飲み方についてご紹介します。ぜひ、試してみてください。

ストレートもしくはロック

ラフロイグの薬用のようなクセにある香りを楽しみたいという方は、ストレートまたはロックで飲むことをおすすめします。

存分にラフロイグの香りや味を楽しんだ後は、お好みで加水して自分好みに調整してみましょう。

ハイボール(ソーダ割)

個性の強いラフロイグを気軽に楽しみたいという方は、ソーダで割ってハイボールにしてみたり、ジンジャーエールで割ったりすることをおすすめします。

清涼感が増して気軽に飲むことができるので初心者にもおすすめな飲み方です。

ラフロイグの種類

種類がたくさんあるラフロイグは、ボトルによって味わいや風味が異なります。

ここでは、ラフロイグの種類をご紹介します。

ラフロイグ10年


ラフロイグ10年は、10年以上バーボン樽に漬け込んで熟成させたシングルモルトです。

その味わいはラフロイグならではの海藻を感じさせ、深いコクが楽しめるので、初心者にもおすすめです。

香ばしいスモークナッツのような味を感じさせて、ヨード香が鼻腔を突き上げます。

その後にモルト由来の甘くふくよかなバニラの香りが漂うのが特徴です。

また、ハイボールにして爽やかな飲み方も人気です。

ラフロイグ18年


ラフロイグ18年は、18年以上もバーボン樽で育まれた長期熟成原酒をバッティングです。

長い時間をかけて熟成された深い味わいと豊かな香りをそのままにするため、冷却せず常温でろ過しています。

ラフロイグならでの特徴的な香りと同時に、柔らかい甘さとほのかな果実の香りを楽しめるのも魅力です。

飲み込んだあとには、高級感のある香りが鼻腔内に広がります。

ラフロイグ25年


ラフロイグ25年は、ほぼ毎年25年熟成ボトルを発売します。

その年によって微妙に異なる味や香りを楽しめるので、愛好家からとても人気があります。

ラフロイグ特徴をそのままにして、25年間の熟成を経て円熟味を増しているのが特徴です。

また、グレープフルーツやハチミツレモンのような複雑な柑橘系の味わいが魅力です。

ラフロイグ30年


ラフロイグ30年は、年数からもわかるように30年以上熟成させたもので、ラフロイグの最高級ボトルになります。

長い年月の間に、ラフロイグらしい強烈でフレッシュな味と香りの角がとれ、深い甘さと上品な香りが加わっています。

高級感のある味わいと、柔らかな口当たりや長い余韻が楽しめるのも魅力です。

また、ラフロイグ30年はとても入手困難な傾向があるため、機会があればぜひ飲んでみることをおすすめします。

ラフロイグ セレクトカスク


ラフロイグ セレクトカスクは、3種類の樽を使って熟成させたウイスキーです。

使用する樽は、ヨーロピアンシェリーやペドロヒメネスのシェリー、アメリカンバーボンです。それぞれの樽を用いることで、ノンエイジながらも従来のラフロイグとは違った甘みや爽やかさが感じられます。

味わいは、ラフロイグ特有のピート香に、干しブドウを思わせる甘い香りが漂います。

ラフロイグ クオーターカスク


ラフロイグ クオーターカスクは、ラフロイグのなかでも特にクセが強いといわれています。

アルコール度数は少し高め48度になります。

通常の樽の4分の1サイズの小さな樽を使うため、原酒と樽の接地面積が多いので、熟成されるのも早い事も特徴の1つです。

スモーク量が多い状況下で製造されるので、通常のラフロイグより特有のピート香がさらに際立ちます。

スモーキーさに、フレッシュなシトラスやみずみずしい青りんごのようなフレーバーが感じられるのも魅力です。

ラフロイグ トリプルウッド


ラフロイグ トリプルウッドは、それぞれ異なる三つの樽で熟成させている事が特徴です。

最初はバーボン樽で熟成させて、次にバーボン樽を解体してつくられたクォーター・カスク樽で熟成します。

最後にシェリー樽で熟成されて完成します。

1回り小さな樽に入れたことで、通常より多い割合で樽と接触し、樽の個性がよりウイスキーに浸透します。

通常のラフロイグと違った味わいがあります。

ラフロイグ ロア


ラフロイグロアは、他のラフロイグと違った新しい魅力を表現してるウイスキーです。

ラフロイグならではの、スモーキーな香りやヨード香のあとに、柔らかな甘みやナッツの香ばしさ、フルーティーな味わいがあります。

これは、ラフロイグロアならではの独自の製法からくるものです。

ラフロイグ アンカンモア


ラフロイグアンカンモアは、海に面したラフロイグ蒸溜所の中でも、もっとも海に近い場所で熟成されたウイスキーです。

「アンカンモア」とはゲール語で「偉大な海」を意味します。

その名前からくる通りにミネラル感が強く、スモーキでクリーミーな味わいが特徴です。

ラフロイグ PXカスク


ラフロイグPXカスクは、スモーキーさが抑えられて、代わりにユーカリやミントのような清涼感のあるウイスキーです。

また、ピート香のほかにドライフルーツやバニラ、柑橘系の香りがあります。

ラフロイグの蒸留所・歴史

ラフロイグ 蒸留所

ラフロイグは、ジョンストン兄弟が家畜業の傍らで、始めたウイスキーがきっかけで生まれました。

大麦でつくられたウイスキーは、たちまち評判になり、1815年にジョンストン兄弟は家畜業を止めてウイスキー蒸溜一本に絞り、ラフロイグ蒸溜所を設立しました。

ジョンストン兄弟の子孫が経営を引き継ぎましたが、1887年に経営権がハンター家に移ります。

1954年にオーナーのイアン・ハンターの遺言により、イアンのマネージャーの、ベッシー・ウィリアムスという女性へ譲渡されました。

ベッシーは、なんとスコッチウイスキー史上初の女性の蒸溜所所長になり、また、現在のラフロイグの製造プロセスを確立させました。

その後は、様々な企業に買収されますが、2014年にサントリーホールディングスがビーム社を買収して、ビーム社はビームサントリーに改称しました。

ラフロイグの製造方法

ラフロイグ 製法 樽

ラフロイグに使われる仕込み水は、ピート層を浸透してきたものです。

この仕込み水はラフロイグの香味の特性を生む上でとても、重要な原料になります。

麦芽乾燥に使うピートはアイラ空港の近くの湿原にある専用ピートボグから掘り出されます。

ラフロイグの特徴の強烈なピート、ヨード香を引き出しているのが、ヘザーとコケ類・海藻を含んだ比較的水分量の多いものを使用しています。

これの麦芽を乾燥させる際に焚くことで特徴を引き出しているのです。

現在は麦芽製法は85%は委託していますが、残りの15%は自社製麦しています。

収穫された大麦は、発芽させるため浸水させます。コンクリートの床に敷き詰められ8時間ごとに、かき混ぜて空気と触れ合うようにします。

大麦が程よく発芽したところで、乾燥室で発芽を止めます。そして、大麦麦芽を約30時間ほど乾燥させます。

大麦が湿っている最初の12時間、ラフロイグ専用ピートで焚き上げ香りを付着させます。

その次の18時間、ピートの熱とともにアイラ島の潮風を取り込み、甘みを含んだ燻製でラフロイグの麦芽をつくりあげていきます。

乾燥が終わると、発酵・蒸溜を経てスピリッツとなり、バーボン樽に詰められて熟成します。

倉庫内で長い時間をかけて、ラフロイグは完成します。

ラフロイグ好きにおすすめウイスキー

ラフロイグと同じアイラ島で製造されているウイスキーをご紹介します。

ラフロイグとは違った味わいを楽しむことができます。

ボウモア


ボウモアはラフロイグと同じくらい日本で有名なウイスキーです。

また、ラフロイグと同じサントリー・グループが所有しています。

味わいはラフロイグと比べると繊細で穏やかになり、飲みやすく感じます。

ボウモアの蒸溜所は港の近くにあるため、潮っぽい風味がある中に甘さを感じることができます。

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ラガヴーリン


ラガヴーリンは、世界的に巨大な蒸溜酒メーカーのディアジオ社が所有しています。

潮っぽさや、スモーキーさ、薬品臭がしっかりと感じられ、とてもコクの深い味のウイスキーです。

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キルホーマン


キルホーマンは、2005年に創業を開始した新しい蒸溜所です。

アイラ島では、実に124年ぶりになります。

強いスモーキーフレーバーがありながら、ややライトでソフトな風味になっているのが特徴です。

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まとめ

スコットランドのアイラ島で生まれたラフロイグについてご紹介しました。

ピート・ヨード香の独特な香りがあり、深い味わいがあります。

丁寧に製法されている事から、沢山の人から愛されて、さらにはチャールズ皇太子も魅了させています。

ストレートかロックで飲むことでラフロイグの深みを存分に味わうことができます。

初心者はソーダ割にすることで、爽快さを得ることができるので気軽に味わうことができます。

この記事を読んで、ラフロイグが気になった方はぜひ飲んでみて下さい。

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