ウイスキー銘柄

ロングジョンの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

トーモア蒸留所

ロングジョンは、スコットランドのハイランド地方で生産されているブレンデッドウイスキーです。

この記事では、ロングジョンの味わいや特徴、歴史、製造方法などを紹介します。

記事の最後には、ロングジョンが好きな方におすすめのウイスキーも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ロングジョンの特徴・概要

ロングジョン

ロングジョンは、スコットランドのハイランド地方にあるベン・ネヴィス蒸留所で生産されているブレンデッドウイスキーです。

ロングジョンの名前の由来は、ロングジョンを作ったジョン・マクドナルドから来ています。

ジョン・マクドナルドは身長が193cmもあったことから「ノッポのジョン(ロングジョン)」と親しまれ、ウイスキーの名前は彼の愛称から取ったものになります。

ロングジョン

また、ボトルに描かれている紋章にはメッセージが込められています。

4つに分けられた盾は、ロングジョンを構成するスコットランド内の4つのウイスキーの産地を表しています。

  • 創業地である「ハイランド」
  • ブレンデッドに欠かせない「アイラ」
  • グレーンウイスキーの産地「ローランド」
  • キーモルトとなるトーモア蒸留所がある「スペイサイド」

これら4つの地域は、ロングジョンの風味を表すとされています。

ロングジョンの味わいや香りの特徴

ロングジョンは、スコットランドのスペイサイドで生産されている「トーモア」がキーモルトとなっています。

トーモアのウッディーでフルーティな香りの他、酸味や甘みを感じます。

1000円台で購入できるものの、知名度は高くありません。

しかし、ロングジョンが生産されているベン・ネヴィス蒸留所は、ヴィクトリア女王も訪れたことのある蒸留所です。

ロングジョンはヴィクトリア女王も訪れたベン・ネヴィス蒸留所で生産されている

エリザベス女王

ロングジョンは、英国の高貴な人々に親しまれており、ヴィクトリア女王もロングジョンに魅了されていました。

1848年には、ヴィクトリア女王がロングジョンの製造元であるベン・ネヴィス蒸留所へ訪れたことで有名です。

その際には、ヴィクトリア女王へ丹精込めて作った特別な樽を献上し、ヴィクトリア女王の息子であるウェールズ王子が成人した際に、その樽で熟成されたウイスキーを愉しんだとされています。

ロングジョンのおすすめの飲み方はストレート・ロック

ロングジョンは、ストレートもしくはロックでの飲み方がおすすめです。

ストレートで飲むと、ロングジョンのドライな風味やフルーツ系のフルーティな香りを感じます。また、ラフロイグを使っているためか、ピーティーでスモーキーな風味も感じます。

そのため、飲み慣れていない方はロックで飲んでみましょう。

ロックだとピートの香りが強まり、酸味を感じます。次第に酸味から甘さへと変化していくため、ストレートより飲みやすくなります。

ロングジョンの種類

ロングジョン


ロングジョンは、スペイサイドモルトを中心に約30種類の原酒とグレーン原酒をブレンドしています。

ピーティーなウイスキーとして有名なラフロイグも使用されているため、ピーティでスモーキーな風味が特徴です。

香りは、ウッディで焦げたような香りや芳醇でドライ、青リンゴのような爽やかな香りも感じます。

味わいは、まろやかな口あたりでドライでスパイシー、甘みを感じますがスモーキーなフレーバーを強く感じます。スモーキーなフレーバーはラフロイグ由来ものでしょう。

また、キーモルトとしてトーモアを使っているため、フルーツ感のある爽やかな甘みも感じます。

ロングジョン12年 陶器ボトル

ロングジョン12年

ロングジョン12年は、スタンダードボトルの「ロングジョン」の上位モデルです。

1980年代頃に流通していた古酒であり、現在はオークション等でしか購入できません。

香りは、焦げたカラメルのような苦みを感じる香り、柔らかいスモーキー。

味わいは、口あたりがまろやかで粘性があり、はちみつのような甘み。

余韻はピーティーでスモーキーな風味が口の中に残ります。

ロングジョン12年 陶器ボトル
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ロングジョンの蒸留所・歴史

ロングジョンの創始者は、スコットランドのハイランド地方出身のジョン・マクドナルドです。

ジョン・マクドナルドは1826年にベン・ネヴィス蒸留所を設立し、「ロングジョン」はベン・ネヴィス蒸留所で作られることとなります。

ベンネヴィスはスコットランドの最高の山で、蒸留所は山の麓にあります。8月の夏日であっても気温が低く、薄手の上着が必須であり常に雨や霧に覆われています。

そんな大自然に恵まれた場所に位置する蒸留所で作られたモルトは、人々を魅了し1848年にはヴィクトリア女王も訪れました。

1856年にロングジョンが亡くなると、息子のドナルド・マクドナルドが蒸留所を引く継ぐことになります。

ドナルド・マクドナルドは、ウイスキーの需要拡大を受けてベン・ネヴィス蒸留所の隣にネヴィス蒸留所を設立します。

しかし、1908年にネヴィス蒸留所は閉鎖してしまい、ベン・ネヴィスの生産の為に使われることになります。

1958年に、ハイランド地方にトーモア蒸留所を設立し、トーモアはロングジョンのキーモルトとして使われることになりました。

ロングジョンの製法

ロングジョン トーモア蒸留所 製法

ロングジョンは、ベン・ネヴィス蒸留所で作られていますが、キーモルトとなる「トーモア」は、トーモア蒸留所で製造されています。

トーモア蒸留所は、スコットランドのスペイサイド地方にあります。

ストレートヘッド型で蒸留されたトーモアは、ウッディーな風味やフルーティな味わいが特徴で、ロングジョンでもその風味を感じ取れます。

トーモアをキーモルトとし、約30種類の熟成させたモルトとグレーン原酒をバランスをよくブレンドし、ロングジョンは作られています。

ロングジョン好きにおすすめのウイスキー

ロングジョンが好きな方におすすめのウイスキーを紹介します。

ロングジョンの特徴である「フルーツ系のフルーティな風味」や「スモーキーな風味」などを基準に選びました。

トーモア16年

トーモアは、スコットランドのスペイサイド地方で生産されているシングルモルトウイスキーです。

香りは、メープルシロップを思わせる甘い香りやオレンジ、アプリコットの香り。

味わいは、オイリーで柔らかい口あたりでアーモンドやナッツのウッディーな味わい、果実のフルーティーさ。

ロングジョンのキーモルトとして使われているため、ロングジョンと飲み比べてみるのも楽しみ方の一つです。

ティーチャーズ ハイランドクリーム


ティーチャーズハイランドクリームは、アードモア蒸留所で生産されているブレンデッドウイスキーです。

グレンドロナックとアードモアをキーモルトとして使っています。

香りは、スモーキーで熟成したリンゴや洋ナシの風味。

味わいは、スモーキーな風味の後に果実系のフレッシュでフルーティーな甘み、クリーミーなコクを感じます。

口あたりはマイルドでまろやか、ライトな風味なためスモーキーフレーバーではありますが飲みやすいブレンデッドウイスキーです。

また、価格も1000円台と手が出しやすくコンビニやスーパーで購入できます。

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まとめ

ロングジョンは、トーモアをキーモルトとするブレンデッドウイスキーです。

果実系のフルーティな風味やスモーキーなフレーバーが特徴のロングジョンは、ストレートやロックでの飲み方がおすすめです。

1000円台で購入できるため、ぜひお試しください。

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