サントリーローヤル プレミアム12年は過大評価?味や香り・飲み方による違いを本音レビュー

サントリーローヤルプレミアム12年

「サントリーローヤル プレミアム12年」は、サントリーが1995年から1997年のわずか2年間のみ製造・販売していた希少なブレンデッドウイスキーです。
​通称「青のローヤル」とも呼ばれ、プラムやダークベリーの果実香と、カカオやヘザーの香りが特徴とされています。

一方で、「味わいがライトで、果実味がすぐに消えてしまう」「最初のまろやかさが続かず、後半に物足りなさを感じる」といった声もあり、特にウイスキー愛好家の中には期待外れと感じる人もいるようです。 ​

この記事では、サントリーローヤル プレミアム12年をストレート・ロック・ハイボールで試し、飲み方による風味の違いを本音でレビュー。​
希少なジャパニーズウイスキーに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

目次

サントリーローヤルプレミアム12年の基本情報

サントリーローヤル プレミアム12年 ブルーラベル
ブランドサントリーローヤル(Suntory Royal)
分類ブレンデッドウイスキー
地域日本
アルコール度数43%
製造元サントリー

テイスティングノート

香り熟したフルーツと蜂蜜軽やかなウッドスパイスの調和
味わい柔らかなバニラとシリアルが広がり、リッチなミルクチョコレートが絡む
フィニッシュ心地良い甘みが残り、わずかにスパイシーさを感じる
ペアリングチーズ、ドライフルーツ、ナッツ、ダークチョコレート

サントリーローヤルプレミアム12年を3つの飲み方でレビュー

ストレート

ウイスキー ストレート
特徴おすすめの人
熟成感のある果実の甘みとウッディな渋みが滑らかに調和した、奥行きのあるブレンデッド国産ウイスキーの芳醇な甘みと香りをじっくり味わいたい人、バランスの取れたウイスキーを求める人
  • 干しブドウやプラムのような熟した果実香がふわりと広がる
  • 口当たりは非常に滑らかで、モルトの甘みと樽由来のバニラ感が感じられる
  • 中盤から穏やかな渋みやスパイス感が現れ、味わいに層を与える
  • フィニッシュはややドライでウッディ、上品な余韻が静かに残る

ロック

ウイスキー ロック
特徴おすすめの人
氷で甘みと香りが引き締まり、果実感とウッディさがより上品に際立つバランスの良い味わい余韻のある甘みと渋みを穏やかに楽しみたい人、洗練された国産ブレンデッドをゆっくり味わいたい人
  • 冷えることで香りは穏やかになるが、ドライフルーツの香味が引き立つ
  • 氷が溶け始めると甘みがほどよく伸び、バニラやハチミツのニュアンスが優しく広がる
  • ウッディな苦みが際立ちすぎず、全体として上品にまとまる
  • フィニッシュは短めながらも、熟成感ある甘渋い余韻が心地よく残る

ハイボール

ハイボール
特徴おすすめの人
フルーティーな香りと軽快なウッディさが引き立ち、上品で食事に合う味わいに変化する華やかさと爽快感を楽しみたい人、和食と合わせやすい国産ウイスキーを探している人
  • 炭酸が香りをふわっと持ち上げ、洋梨やリンゴのようなフルーティーさが際立つ
  • モルトの甘みと樽のウッディな渋みが爽やかに調和する
  • 飲み口は非常に軽やかで、くどさがなく料理と相性が良い
  • フィニッシュにはわずかにスパイシーな余韻が残り、飽きのこない印象
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