ウイスキー銘柄

スキャパの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

スキャパ

スキャパは、スコットランドの最北端、オークニー諸島にあるメインランド島に蒸留所がるシングルモルトウイスキーです。

この記事では、スキャパの味わいや特徴、歴史、製造方法などを紹介します。

記事の最後には、スキャパが好きな方におすすめのウイスキーも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

スキャパの特徴・概要

スキャパ 蒸留所

スキャパはスコットランドのオークニー諸島、メインランド島にある蒸留所で製造されているシングルモルトウイスキーです。

原酒は、バランタイン17年のキーモルトにも使われていることで有名です。

また、同じ島にはハイランドパーク蒸留所があり、ハイランドパーク蒸留所の職人がスキャパで設備のメンテナンスのために蒸留をしていたという記録もあります。

スキャパの味わや香りの特徴

スキャパは、フルーティでスイートな風味が特徴です。

ノンピーテッド麦芽を使用していますが、ピートを含んだ仕込み水を使用しているためかすかにピートの風味を感じます。

とはいえ、全体的にライトなボディでクセがないスッキリとした味わいのシングルモルトウイスキーです。

珍しいローモンドスチルでの蒸留

スキャパ蒸留所では、現在では珍しいローモンドスチルで蒸留しています。

ローモンドスチルとは、ハイラム・ウォーカー社が開発した独特な形をした蒸留器です。

ネックの部分が円筒形をしていて、その中に3段の仕切り板があり蒸気の還流を調節することができます。

このローモンドスチルで蒸留することで、スキャパ特有のフルーティでフローラルな香りを作り上げています。

スキャパのおすすめの飲み方はストレート・ハイボール

スキャパ 飲み方

スキャパのおすすめの飲み方は、ストレートかハイボールです。

スキャパはライトなボディでスイート、フローラルな香りが特徴です。

クセがなく、かすかに香るピート香やスモーキーな風味も感じます。

スッキリしていて飲みやすいため、初心者向けのシングルモルトウイスキーです。

ハイボールにすると、フルーツ系の爽やかな香りがブワッと広がります。

フローラル系のウイスキーは炭酸を加えることでキレと香りが増し、スモーキーな風味も感じ取れます。

飲みごたえもいいので、おつまみと一緒に楽しんでみてください。

スキャパの種類

スキャパ12年

スキャパ12年は、1990年~2000年代に流通していたボトルです。

熟成年数12年以上の原酒をヴァッティングして作られています。

香りは、ココナッツやミルクチョコレートのような甘い香り、青リンゴやレモン、ライムのフレッシュでフルーティーな香りを感じます。

味わいは、カラメルの甘くクリーミーな味わい、ダークチョコレートのようなほろ苦さも感じます。その後には、オーク樽のスモーキーな風味と呼称が効いたスパイシーな味わいです。

個性的ではないですが、スイートでフローラルな風味は飲みやすく初心者向けといえます。

スキャパ12年
created by Rinker

スキャパ14年


熟成年数14年以上の原酒を使用しており、2010年に生産が中止となりました。

そのため、現在は販売がされていない貴重なボトルです。

香りは、ピートを焚き込まない製法を採用しているため、スモーキーな印象はありません。しかし、使用している仕込み水にピートが溶け込んでいるため仄かにスモーキーな香りや磯の香りを感じます。

味わいは、はちみつやバニラと甘い味わいですが、非常にスイートでデザートのような味わいです。

オイリーな感じもあるため心地よい舌触りを感じます。

スッキリとしていてサッパリとした飲みごたえは、ストレートがおすすめです。

スキャパ16年


スキャパ16年はオフィシャルから販売されていた人気ボトルでしたが、2015年に終売となってしまいました。

香りは、りんごや梨のフルーティな香り、バニラやはちみつの甘く芳醇な香りを感じます。

加水をすると、花のようなフローラルな印象を抱きます。

口あたりは滑らかでリッチ、はちみつやバニラ、シナモンの甘い風味、花のようなフローラルな風味も感じます。

最後には、ドライでスパイシーな味わいも感じるバランスの取れたボトルです。

スキャパ25年

スキャパ25年は、25年の長期熟成で2000本限定で販売された極めて希少なボトルです。

香りは、熟成たプラムやオレンジ、の濃厚なフルーティな香り、ナッツ、オイリー、麦の香りも感じます。

味わいは、ベイクドオレンジやイチゴジャムの甘み、やや強めのウッディネス。

粘性のある口あたりで、樽の風味が効いている濃厚でリッチなボトルです。

超希少なボトルなため、バーで見つけたら絶対に飲んでおきたい一本です。

スキャパ スキレン


スキャパ スキレンは、スキャパ16年が販売中止となった後にリリースされたノンエイジボトルです。

ファーストヒルのバーボン樽で熟成させた原酒を100%使用しています。

香りは、梨のフレッシュな香りやバニラのような甘い香りを感じます。

味わいは、メロンやバニラの甘く爽やかな味わいやリンゴの味わい。

オイリーでドライな印象と酸味を感じ取れます。

ライトな風味なため、初心者の方でもストレートでの美味しく飲めます。

スキャパ グランサ


スキャパ グランサは、スキャパ16年が終売した後にイギリス向けにリリースされたボトルです。

ファーストフィルのバーボン樽で熟成した後に、ピーティーでスモーキーなウイスキーを熟成させた樽で後熟しています。

そのため、ラインナップされているボトルの中ではピーティーでスモーキーな風味を感じます。

香りは、バニラの甘い香り、熟した洋ナシのフルーティーな香り、ややスモーキーな香りも感じます。

味わいは、キャラメルやバニラの甘い風味、スキャパらしいフルーティ、穏やかなスモーキーな風味です。

スモーキーな風味は控えめなため、スモーキーな風味が苦手な方にもおすすめです。

スキャパ蒸留所・歴史

スキャパ 蒸留所

スキャパ蒸留所はスコットランドのオークニー諸島に建設され、1885年に操業を開始しています。

オークニー諸島は農業が盛んな地域で、古くから大麦の栽培がされていました。

1887年には、ウイスキー評論家で有名なアルフレッド・バーナードが訪れ、「小さいながら英国内全ての蒸留所中でも最も完璧な蒸留所」と記録を残しています。

というのも、スキャパ蒸留所には製麦、仕込み、醗酵、蒸留、貯蔵とウイスキーを製造、生産する全ての機能を持ち、動力は水車を使ったバック・アップの蒸気エンジンを備えていました。

スキャパ蒸留所には、当時の最新の設備が整っていました。

1918年の第一次世界大戦の時には、スキャパ・フローに駐留していた英国海軍将校達の兵舎としても使用されていました。

1994年には操業を停止してしましますが、バランタインのキーモルトでもあるため、近くに蒸留所を構えるハイランドパーク蒸留所のスタッフにより稼働していました。

2004年には、アライド社が約200万ポンドをかけて設備を増えたことにより、操業を再開しています。

スキャパの製法

スキャパ 製造方法

アイランドモルトにしては珍しいノンピーテッド麦芽を使用しています。これには理由があり、原酒に含まれた繊細な風味を引き出すために使用しています。

スキャパに使われている仕込み水は、リングロ・バーンという呼ばれる小川のピートが含まれる仕込み水を使用。

ノンピート麦芽を使用していますが、ピートが含まれた仕込み水を使用していうるため、スキャパは微かにピート香を感じます。

ポットスチルは、独特な形をしたローモンド型のポットスチルでじっくりと蒸留しています。

このポットスチルは、1959年に設置され初留釜としてしようされ、5時間かけてじっくりと蒸留しています。再留釜では、6時間半かけて玉ねぎ型の蒸留器で蒸留されています。

この独特な形をしたポットスチルを使用することで、はちみつやフルーティな風味、パイナップルのような風味を作り上げています。

貯蔵庫は、海の近くにあるため潮風に乗った磯の香りが貯蔵庫内に充満しています。樽が呼吸をするたびに、樽の隙間から海水混じりの潮風が原酒と混ざりあっています。そのため、磯の香りやドライな風味を感じるウイスキーになります。

スキャパ好きにおすすめのウイスキー

スキャパが好きな方におすすめのウイスキーを紹介します。

スキャパの特徴である、「フルーティでフローラルな香り」、「スイ―ティーな風味を」を基準に選びました。

ライトなボディでスッキリとした味わいであるため、どれも初心者向けのウイスキーです。

バランタイン17年


バランタイン17年には、「魔法の7柱」と呼ばれる7つのキーモルトが存在します。オールドプルトニー、バルブレア、グレンカダム、グレンバーギ、アードベッグそしてスキャパです。

深みとコクのある味わい、複雑で華やかな香りが特徴です。

香りは、バニラの芳醇な香りや樽由来の香りのバランスの取れた上品な香りです。

味わいは、クリーミーではちみつのような甘さの中に、ピート香やスモーキーな風味も感じる複雑で力強い味わいです。

「ザ・スコッチ」と称され、世界中のウイスキーファンから愛されています。

ストレートでのぜひお試しください。

参考バランタインの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

言わずと知れた、スコッチウイスキーの名門、バランタイン。 数あるスコッチの象徴的な存在であることから「ザ・スコッチ」とも呼ばれています。 スコットランドを代表するブレンデッドウイスキーであり、19世紀 ...

続きを見る

ハイランドパーク12年


ハイランドパーク12年は、ラインナップされている中のスタンダードボトルです。

スキャパ蒸留所と同じオークニー諸島に蒸留所があります。

香りは、シェリー樽由来のフルーティな香りと穏やかなピート香。

味わいは、花のようなフローラルの風味と、スモーキーな味わいを感じます。また、最後にはスパイシーな風味を感じます。

同じ地域に蒸留所があり、気候などは同じですが製法などが異なるため全く違う風味を楽しめます。

ハイランドパーク
参考ハイランドパークの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

ハイランドパークは1798年の創業以来、伝統的な製法を守り続ける権威のある蒸留所の一つです。 スコットランドの最北端に位置するハイランドパーク蒸留所は、華やかな香りと深みのある甘さ、スモーキーさが特徴 ...

続きを見る

まとめ

スキャパは、スコットランドのオークニー諸島で生産されているシングルモルトウイスキーです。

フローラルでフルーティーな風味やライトなボディでスッキリとした味わいは、初心者向けのウイスキーです。

価格も6000円程度と、高くもないのでぜひお試しください。

-ウイスキー銘柄

© 2020 ウイスキーを知る|最高の一杯を見つける初心者のためのウイスキーメディア