シーグラム セブンクラウンはアメリカで作られているブレンデッド・ウイスキーです。
この記事では、シーグラム セブンクラウンの味わいや香りの特徴、歴史や製造方法などを紹介します。
おすすめの飲み方や種類ごとの特徴を掲載しているほか、記事の最後にはシーグラム セブンクラウンがお好きな方におすすめのウイスキーの提案なども行っています。
是非ウイスキー選びの参考にしてみてください。
シーグラム セブンクラウンの特徴・概要
シーグラム セブンクラウンは、アメリカのローレンスバーグ蒸留所が製造しフランスにあるペルノリカール社が販売している、ブレンデッド・ウイスキーです。
このウイスキーはアメリカに多いバーボンではなく、ブレンデッドです。
そのため、よくあるバーボンウイスキーと性質の違うものであると心得ましょう。
アルコール度数は40%でアメリカウイスキーとしては低め、価格は1000ml3,000円程度とリーズナブルです。
味の特徴
シーグラム セブンクラウンはバニラビーンズの入ったクリームのような甘みが特徴のウイスキーです。
アルコールの刺激感がありつつもすっきりとしているため、ウイスキー初心者にも飲みやすい味だと言えるでしょう。
香りの特徴
シーグラム セブンクラウンは、バニラやメロンのような甘みのある香りが特徴的なウイスキーです。
熟した果実のような、エステリーなニュアンスも感じられます。
喉ごし・フィニッシュの特徴
シーグラム セブンクラウンの喉ごしは、非常にすっきりとして軽やかです。
果実の甘みの後にビターなニュアンスが現れ、フィニッシュは甘みで締められます。
シーグラム セブンクラウンのおすすめの飲み方は「ハイボール」
シーグラム セブンクラウンのおすすめの飲み方は「ハイボール」です。
このウイスキーのメロンとバニラに似た風味を存分に味わうには、炭酸水で割るのが一番です。
甘みのある香りや味がしっかりと際立ち、何杯でも飲める軽やかなデザートハイボールができあがります。
シーグラム セブンクラウンの種類
ここではシーグラム セブンクラウンの種類を紹介しています。
現在主に販売されているシーグラム セブンクラウンは1種のみです。
シーグラム セブンクラウン
メロンやバニラのような甘やかな香味とアルコールの刺激感、甘くほろ苦いフィニッシュが楽しめます。
分類はバーボンではなく、接着剤のような味わいは少なめです。
バーボンが飲みにくい方でも味わいやすいアメリカンウイスキーのため、ぜひお試しください。
シーグラム セブンクラウンの蒸留所・歴史
シーグラムは、1857年にカナダで創業された酒造メーカーです。
この会社はアメリカの禁酒法時代にマフィアへウイスキーを提供し、富を築いたとされていますが真偽は定かではありません。
禁酒法廃止後は、アメリカにてバーボンを製造し始めました。
品質が高いシーグラム社のウイスキーは高い評価を獲得し、アメリカ国内にて不動の地位を獲得しました。
この時代に生まれたのが、セブンクラウンであるとされています。
1990年代にはMCAやポリグラムなどの娯楽企業を買収し、メディア事業にも進出しました。
日本国内でもキリンシーグラムを1972年に設立し、国内向けのウイスキーを提供し始めます。
しかし、2000年に酒造部門と娯楽部門がそれぞれ別の企業グループに売却されたのをきっかけに、シーグラム社の存在感は減っていきました。
現在、シーグラムはフランスのペルノリカール社に買収されています。
生み出している種類には「シーバスリーガル」「シーバス」「タンカレー」「イリジウム」「カミュ」などがあります。
栄枯盛衰をはかった今日でも、シーグラムから生み出された酒類は販売され続けているのです。
シーグラム セブンクラウンの製法
シーグラム セブンクラウンは、複数種のウイスキーを組み合わせて作られるブレンデッド品です。
良質で風味や香りの良いバーボンやライウイスキー、コーンウイスキーなどを複数種組み合わせて、飲みやすさにこだわったブレンデッドを生産しています。
ブレンデッドの概念はウイスキーの中でも上記3種は、50%の度数のものを2割ほど使用しているものです。
そのため、シーグラム セブンクラウンの酒配分もその通りになっているのではと囁かれています。
しかし、ウイスキーの詳しい配分や使われているキーモルトなどは謎に包まれています。
シーグラム セブンクラウン好きにおすすめウイスキー
ここではシーグラム セブンクラウンがお好きな方におすすめの、アメリカ産ブレンデッドウイスキーを3つ紹介します。
シーグラム セブンクラウンと似た傾向のウイスキーをお探しの際には、是非参考にしてみてください。
アーリータイムズ ホワイト
アメリカを代表するウイスキーアーリータイムズも、一説によるとブレンデッドに分類されます。
シーグラム セブンクラウンのように飲みやすいウイスキーが欲しいなら、ホワイトラベルを選びましょう。
ハチミツやキャラメルのような甘みの強い香りと、刺激感がない口当たりがこのウイスキーの特徴です。
ティンカップ
客がついた珍しいウイスキー、ティンカップもバーボンには分類されないアメリカンウイスキーです。
スパイス感の強いフルーツのような風味とバニラの甘み、シトラスや紅茶のような香りがこのウイスキーでは楽しめます。
マコーミック ゴールドラベル
非常にコスパの良いマコーミックも、ブレンデッドに登録されるアメリカ産ウィスキーです。
チェリーのような香りと、ほのかに甘い味わいがこのウイスキーの特徴です。
刺激感が強いケミカルな要素も感じられます。
まとめ
この記事ではアメリカのローレンスバーグ蒸留所が製造しフランスのペルノリカール社が販売している、シーグラム セブンクラウンを紹介しました。
メロンやバニラの甘みが感じられるこのウイスキーが気になった方は、是非ご賞味されてみてください。