竹鶴17年は過大評価?味や香り・飲み方による違いを本音レビュー

竹鶴17年

「竹鶴17年」は、余市と宮城峡のモルトを絶妙にブレンドし、長期熟成ならではの重厚さとまろやかさを兼ね備えたジャパニーズウイスキーです。
バニラや蜂蜜のような甘みと、やわらかなウッディさ、奥に潜むスモーキーさが調和し、深みのある味わいを生み出します。

一方で、「香りは上品だが少し地味」「飲みごたえに欠ける」と感じる人もおり、終売による希少性と実際の味わいのバランスにギャップを覚える声もあります。

この記事では、「竹鶴17年」をストレート・ロック・ハイボールで飲み比べ、飲み方による印象の違いを本音でレビュー。
繊細で完成度の高い国産ウイスキーの魅力を知りたい方や、竹鶴シリーズに興味のある方はぜひ参考にしてください。

目次

竹鶴17年の基本情報

竹鶴17年ピュアモルト
ブランド竹鶴(Taketsuru)
分類ブレンデッドモルト
地域日本
アルコール度数43%
製造元ニッカウヰスキー

テイスティングノート

香り熟した果実やトフィーのリッチな甘さに、微かに潜むオークとスモークのニュアンス
味わい口当たりは滑らかで、フルーティな甘みとシェリーが調和した深いコク
フィニッシュ長く続くスパイシーさと心地よいウッディな余韻が残る
ペアリングブルーチーズ、チョコレート、ドライフルーツ、ナッツ、焼き肉

竹鶴17年を3つの飲み方でレビュー

ストレート

ウイスキー ストレート
特徴おすすめの人
熟成による深みのあるフルーティーさとスモーキーさがバランス良く調和し、複雑で優雅な味わいリッチで熟成感あふれるウイスキーを楽しみたい人、フルーティーさとスモーキーさのバランスを求める人
  • 開栓時のアロマには、ドライフルーツや熟した洋ナシの豊潤な香りが漂う
  • 口に含むと、バニラとキャラメルの甘さがしっとりと広がる
  • スモーキーさが絶妙なアクセントとなり、全体の味わいに複雑な深みをもたらす
  • フィニッシュは長く続き、フルーツとスモークの優雅な余韻が口中に残る

ロック

ウイスキー ロック
特徴おすすめの人
フルーティーな甘さが引き締まり、スモーキーさとオークの風味がより洗練された印象を与える濃厚な甘さを控えめに楽しみたい人、スモーキーなニュアンスを柔らかく味わいたい人
  • 氷がフルーツの香りをすっきりと清々しい方向に引き出し、爽やかな第一印象
  • バニラとキャラメルの甘さが控えめながらも感じられ、バランスの良い味わいに変化
  • スモーキーさが柔らかく広がり、オークのウッディさが全体に深みを加える
  • フィニッシュはクリアで、フルーツとスモークの穏やかな余韻が心地よく続く

ハイボール

ハイボール
特徴おすすめの人
炭酸によってフルーティーでスモーキーな香りが軽やかに引き立ち、バランスの取れた爽やかな飲み口フルーティーでスモーキーなハイボールを楽しみたい人、リフレッシュできる深みのある味わいを求める人
  • 炭酸が広がることで、ドライフルーツとバニラの香りが一層生き生きと際立つ
  • フルーツの甘さが炭酸と共に軽快に広がり、プレミアムな口当たりを提供
  • スモーキーさが心地よく効いており、全体の味わいに深みを加える
  • フィニッシュはクリスプでスムース、フルーツとスモークの穏やかな余韻が続く
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