ホワイトマッカイの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

ホワイトマッカイ

ホワイトマッカイは、ホワイトマッカイ社が販売するスコッチウイスキーです。

この記事では、ホワイトマッカイの味わいや特徴、歴史、製造方法などを紹介します。

最後まで、読み終わることには、ホワイトマッカイが飲みたくなるので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ホワイトマッカイの特徴・概要

ホワイトマッカイは、ホワイトマッカイ社が販売するスコッチウイスキーです。

初心者にも気軽におすすめできるウイスキーでもあります。

低価格なホワイトマッカイスペシャルから、高価なホワイトマッカイ30年までたくさんのラインナップされています。

ホワイトマッカイの味・香りの特徴

ホワイトマッカイは、グラスに注ぐと少々濃い琥珀色で、香りはアルコールの奥に少々ラムレーズンのような香りが特徴的です。

口に含むと、真っ先にレーズンとバニラの香りが広がり、後半にはオレンジ、生クリームと続きます。

味わいは柑橘系のような酸味とビターで、奥からゆっくりと甘さが広がります。

印象的なラベルデザイン

ホワイトマッカイ

ホワイトマッカイのラベルには、印象的なシンボルであるライオンが2匹印刷されています。

何度かデザインが変わっていますが、一貫してライオン2匹のデザインを貫き通しています。

一説によれば、この2ライオンは、創業者のジェイムズ・ホワイトとチャールズ・マッカイだといわれています。

2014年欧州最大・英国最大のコンペティションIWSCに受賞

ホワイトマッカイの銘柄の一つにホワイトマッカイスペシャルがあります。

このボトルは、2013年、2014年と2年連続に金賞を受賞しています。

ホワイトマッカイのおすすめの飲み方

ウイスキー 水割り

ホワイトマッカイのおすすめの飲み方は、水割りです。

ストレートで飲むと多少アルコールで辛く思うので、少しだけ水を加えて、アルコール度数を薄めにして飲むのがもっともおすすめです。

この飲み方は、ホワイトマッカイのマスターブレンダーをつとめるリチャード・パターソン氏がおすすめしています。

ホワイトマッカイの種類

ここでは、ホワイトマッカイの種類についてご紹介します。

低価格のものから、高価なボトルとたくさんありますので、1本ずつご説明していきます。

ホワイトマッカイ スペシャル

ホワイトマッカイ・スペシャル

ホワイトマッカイ・スペシャルは、1000円台で購入できるウイスキーです。

マスターブレンダーのリチャード・パターソン氏がオリジナルブレンドをしています。

モルト香、シェリー香のバランスが良く、蜜やフルーツ香も豊富で香り高くスムースで、深みのあるコク深い味わいが特徴です。

ホワイトマッカイ12年

ホワイトマッカイ12年

ホワイト&マッカイの12年は、歴史の長い銘柄です。

現在では製造されていませんが、市場では古酒もしくは中古品として販売されています。

この12年は、ダブルマリッジ製法(2度熟成)で製造されており当時のキーモルト感を感じることができます。

香りは、ホワイト&マッカイ独特なフルーティーさを保っています。

未開封の中古はコルクが脆くなっている場合がありますので、開封時には注意が必要です。

ホワイトマッカイ13年

ホワイトマッカイ 13年

ホワイトマッカイ13年は、今は終売になっており入手困難なウイスキーです。

シェリー樽に13年間寝かせてことにより、よりまろやかで芳醇な甘いシェリー香が特徴的なウイスキーになっています。

ホワイトマッカイ15年 セレクトリザーブ

ホワイトマッカイ15年 セレクトリザーブ

ホワイト&マッカイのダブルマリッジ製法で作られているのが、15年のセレクトリザーブです。

熟成にはシェリー樽を使用しているため、香りはフルーティーですが少し針葉樹の樹脂も混ざっています。

そして、味わいは甘い果実を感じながら後味に紅茶のフレーバーも楽しむことができます。

ただし、余韻に針葉樹の樹脂や紅茶のエグミが残るのが15年の特徴です。

15年のセレクトリザーブは未開封の中古品として、ネットで販売されていますが希少なボトルです。

ホワイトマッカイ15年 セレクトリザーブ
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ホワイトマッカイ19年

ホワイトマッカイ19年

ホワイトマッカイ19年は、現在では全く見なくなったウイスキーです。

長く続くオロロソシェリーの香りが特徴的です。

味わいは、一際まろやかでモルトとグレーンのバランスが引き立ちます。

ホワイトマッカイ 19年
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ホワイトマッカイ21年

ホワイトマッカイ21年

ホワイトマッカイ21年は、他のボトルとは異なり目を引く形をしています。

ラベルシールではなく金色のプラスチック銘板が接着されていています。

金色にメッキされたチェーンがネック部分にかけられており、贅沢な見た目です。

色は渋い琥珀色です。

香りは、バニラ、チョコレート、ドライフルーツで、味わいはさらっとした軽い口当たりで、薄めたメイプルシロップのような甘さから苦味もあります。

ホワイトマッカイ21年
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ホワイトマッカイ22年

ホワイトマッカイ22年

ホワイトマッカイ22年は、22年という長期熟成をしている事から独特のモルト香を感じられます。

ふくよかな甘味と熟成感が豊富で、余韻が深く長く続きます。

ホワイトマッカイ22年
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ホワイトマッカイ30年

ホワイトマッカイ30年

ホワイトマッカイ30年は、長期間の熟成によって完成したスコッチウイスキーの最高峰の1つになります。

香りは、オールド系の甘い香り立ち。サトウキビが感じられ、とてもバランス良く熟成感がある落ち着いた香りです。

味わいは、スムーズでマイルドな口当たりで、焦げたカラメルやブラウンシュガー、モルティーな甘さです。

ホワイトマッカイ ゴールデンブレンド デラックス

ホワイトマッカイ ゴールデンブレンド デラックス

ホワイトマッカイ ゴールデンブレンド デラックスは、イギリス政府の監督のもとにスコットランドで製造されたボトルです。

キャップやラベルが金色と徹底しています。

バニラ、アニスヒソップ、ナツメグ、フェンネルの香りです。

味わいは、僅かに樟脳(ナフタリン)で、舌にまとわりつくような甘さは、まるで熱湯をかけたハチミツを感じさせます。

甘味の後にブラックペッパーのスパイシーさが現れてバランスがとられています。

ホワイトマッカイ ゴールデンブレンド デラックス
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ホワイトマッカイの歴史

ホワイトマッカイは、1882年にジェイムズ・ホワイトとチャールズ・マッカイによって創業しました。

グラスゴーというスコットランドの都市を本拠地として、規模を拡大しながらスコッチウイスキーの大手に成長しました。

ジェイムズ・ホワイトは1844年に創業したの酒類取扱業者「アラン・ポインター」の支配人として働いていた経験もあり、知識がとても豊富でした。

その後、経営者は何度も変わりましたが、2007年にインドのユナイテッド・ブリュワリーズの子会社がホワイトマッカイを買収しました。

リチャード・パターソン氏は1970年代からマスターブレンダーを勤めています。

日本では明治屋が輸入販売元です。

日本向けのボトルとして13年、19年、22年という他のメーカーと比べ変則的な熟成年数が表示されています。

ホワイトマッカイの製法

ホワイトマッカイの製法のもっとも特徴はダブルマリッジという手法です。

この製法は創業者である、ゲームズ・ホワイト氏と友人のチャールズ・マッカイ氏の2人が編み出しました。

はじめに、ダルモアやフェッターケアン、トミントゥーンの他に選び抜かれた35種類以上のモルト原酒をバッティングして、シェリー樽に数カ月熟成させます。

これがファーストマリッジです。

続いてセカンドマリッジとして、そこへ6種類のグレーン原酒をブレンドして、再びシェリー樽で後熟させます。

この2段階の丁寧な熟成により、ウイスキーは赤く深みのある琥珀色になりなめらかで甘みのある味わいを出しているのです。

ホワイトマッカイ好きにおすすめウイスキー

ここでは、ホワイトマッカイがIWSC2年連続と金賞に受賞した2014年に同じく受賞したボトルをご紹介します。

併せて飲むことで、その年の良いウイスキーを追体験できるかもしれません。

バッファロートレース

バッファロートレース

バッファロートレースは、ホワイトマッカイと同じIWSC2014年に金賞を受賞したボトルです。

香りは、バニラやミント、糖蜜です。

味わいは、最初は黒糖の様な甘味とオーク、 トフィー、キイチゴ、アニスの甘味が口の中全体広がります。

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デラマン XOペール&ドライ

デラマン XOペール&ドライ

デラマン XOペール&ドライはIWSC2014年にトロフィーを受賞しました。

このボトルは25年以上の長期熟成して、さらに1世紀を越すコニャックをブレンドして作り上げています。

まとめ

ホワイトマッカイについてご紹介しました。

ホワイトマッカイスペシャルはIWSCで2年連続受賞したウイスキーです。

また、値段も1000円台で手に入れることができるので初心者にもおすすめです。

ホワイトマッカイスペシャルに魅了されたら、他の年式を飲んでみることで楽しさが深まるかと思います。

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