アバフェルディの種類や味わい、おすすめの飲み方などを徹底解説

アバフェルディ

70時間もの長い発酵から生まれる蜂蜜の味わいが特徴のアバフェルディ。

プレミアムモルトの傑作として専門家からも評価が高いシングルモルトウィスキーです。

そんなアバフェルディの魅力を様々な視点からご紹介します。

目次

アバフェルディの特徴・概要

アバフェルディはスコットランドの南ハイランド地方で醸造されているシングルモルトウィスキーです。

アバフェルディとは創業者ジョン・デュワーの故郷の町の名前で、ゲール語では「水神のプール」を意味しています。

アバフェルディ蒸留所の水源となっている「ピティリー川」から採れる水が新鮮で透き通り砂金を含んでいることから「水の神の祝福」を受けていると言われ、水神のプールと呼ばれています。

アバフェルディの味や香りの特徴

アバフェルディは、芳醇なハチミツのまろやかさとフルーティーで丸みのある味わいが特徴です。

ハチミツやりんご、品のある果実の味を感じつつも少し水っぽさのあるスムーズな口当たりが印象的で、ナッツや籾殻と多少の粗さが口の中を刺激して、ほろ苦くウッディなフィニッシュ。

香りは、りんごのような酸味と果実味、フルーティーの中に麦芽香と干し草、スパイスを感じられます。

デュワーズのキーモルト

アバフェルディは、デュワーズのキーモルトとしても有名です。

南ハイランド産ウイスキーらしい、濃厚な麦の甘みとまろやかさが混在している銘柄です。

デュワーズのブレンドの核ともいえる、ヘザーハニーの香り、フルボディの丸みのある味わいが特徴的です。

アバフェルディのおすすめの飲み方は「ハイボール」

ハイボール

アバフェルディのおすすめの飲み方は「ハイボール」です。

フルーティーさと甘みが特徴のアバフェルディですが、ソーダで割ると爽やかさも加味されさらに飲みやすくなります。

爽やかな甘みとフルーティな香りが舞いカクテルのような飲み口になりますので特に女性におすすめします。

アバフェルディの種類

アバフェルディ 12年

アバフェルディ 12年

アバフェルディ12年は、アバフェルディのスタンダード品でブレンデッドスコッチ「デュワーズ」のキーモルトとしても有名です。

りんごやオレンジのような華やかなフルーツの香りと芳醇なはちみつのまろやかさ、ドライなナッツの風味が特徴で、クセの少ない丸みのある味わいに仕上がっています。

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アバフェルディ 16年

アバフェルディ 16年

アバフェルディ16年は、芳醇なはちみつのまろやかさはそのままに、より深みのあるオレンジやヘザーハニーの香りが特徴なボトルです。

熟成が進んだことで、さらに甘みが強く、それでいてフルーティさはマイルドに変化しスパイシーな余韻が楽しめます。

アバフェルディ 18年

アバフェルディ 18年

アバフェルディ18年は、18年以上熟成された原酒を使用し、さらにアバフェルディの味わいを高めた一本です。

フローラルなヘザーハニーの香り、バニラやはちみつの香りが特徴的です。

高級なモルト感にはちみつの甘さが引き立ち、後半はビターなチョコの苦味でまとまり、重厚な味わいに仕上がっています。

アバフェルディ 18年
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アバフェルディ 21年

アバフェルディ 21年

アバフェルディ 21年は、ウィスキー愛好家の中でも、安定して高い評価を得ています。

華やかな甘いバニラ、オレンジのようなフルーティな香りが印象的に感じるボトルです。

はちみつの柔らかい甘さが一気に広がり、後から麦芽やウッディなタンニンが甘さを包み込み、引き締まった味わいに仕上がっています。

アバフェルディ 28年

アバフェルディ 28年

アバフェルディの免税店向けリリースと言われているアバフェルディ28年。

販売の告知を受けたウィスキー愛好家たちが殺到したと言われる一本です。

アバフェルディらしいはちみつの甘みがさらに深みを増し、後からビターなチョコ、麦芽の香ばしさが広がり、その味わいの余韻を長く楽しむことが出来ます。

アバフェルディ 28年
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アバフェルディ蒸留所の歴史

アバフェルディ蒸留所

出典:whisky.com

アバフェルディ蒸留所は1898年に創業者ジョン・デュワーの息子たちによって建設されました。

ビクトリア朝様式の建物となっており、ハイランドのウィスキーの伝統を感じさせる造りになっています。

アバフェルディ蒸留所は第一次世界大戦の折に二年間(1917年〜1919年)閉鎖し、当時貴重だった麦芽の在庫を節約。

1972年にはポットスチルの増設や蒸溜棟、糖化・発酵槽を再建するなど大規模な改装が行われました。

アバフェルディの製法

アバフェルディ蒸留所

出典:whisky.com

アバフェルディ蒸留所では現在も伝統的な製法が行われており、木製のウォッシュバックで長時間発酵させています。

70時間もかけて発酵させ、アバフェルディのモルトの特徴であるはちみつの香りを引き出し、まろやかな味わいに仕上げていきます。

アバフェルディ好きにおすすめのウィスキー

アバフェルディ好きならやはりフルーティさやバランスの取れた甘みが特徴のクセが少なく飲みやすいウィスキーがおすすめです。

キーモルトとして用いられアバフェルディの風味を存分に感じられるウィスキーを厳選して2本をご紹介します。

グレンフィディック12年

グレンフィディック12年

グレンフィディック12年はアバフェルディと同じくシングルモルトウィスキーです。

シングルモルトウィスキーの王道として世界一位の出荷数を誇るウィスキーです。

こちらはスコットランドのスペイサイド地方で醸造されており、オーク樽とシェリー樽で熟成させた一本。

洋梨やレモンのような爽やかな香りとフルーティーな甘みのある味わいが特徴で、アバフェルディーと同じくクセが少なく飲みやすいウィスキーですので初めての方にもおすすめです。

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デュワーズ12年

デュワーズ12年

デュワーズ12年はキーモルトとしてアバフェルディを使用していますのでぜひチェックして頂きたい一本です。

アメリカではスコッチといえばデュワーズと言われるほど人気のウィスキーでホワイトハウスには常備されているほど。

ナッツの香ばしい香りと深く落ち着いた甘みが特徴で、後味はカカオやバニラの甘い風味の余韻を楽しめるボトルになっています。

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まとめ

伝統的な製法から生まれるはちみつの深い香りと味わいが特徴のアバフェルディをご紹介しました。

ウィスキー愛好家からの評価も高いアバフェルディ21年は香り、味わいともに安定感がありますのでソーダで割ったハイボールで爽やかなカクテルのように飲むのもおすすめです。

ぜひお試しください。

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