デュワーズの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

デュワーズ

デュワーズはスコットランド産のブレンデッドウイスキーです。

バランスの取れたスムースな味わいはとても飲みやすく、170年以上に渡って世界中で愛飲されており、ハイボールの生みの親としても親しまれています。

お手頃価格で本格スコッチが楽しめるコスパの良さも魅力の一つで、ウイスキー初心者やスコッチ入門にもオススメです。

目次

デュワーズの特徴・概要

ハイボールの生みの親とされている

デュワーズ ハイボール

出典:dewars-jp.com

ハイボールのはじまりはデュワーズであると、当時の新聞記事に記されています。

デュワーズの2代目トミー・デュワーがスコッチウイスキーを飲みに行き、背の低いグラスで提供されたため、彼はウェイターに「もっと背の高いグラスにしてほしい。

そうすればもっと楽しめる」と言いました。

この時の「もっと楽しむ」を表現するフレーズが「high ball=ハイボール」だったと言われています。

これは英語の慣用句で「楽しむ」を意味する「have a ball」を転化させたものです。

アメリカでシェアナンバーワン

デュワーズは、ウイスキーの消費大国アメリカでシェアナンバーワンのスコッチウイスキーです。

デュワーズがアメリカでブレイクしたきっかけは、1891年、スコットランド生まれの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーが当時のアメリカ大統領ベンジャミン・ハリソンへ樽入りのデュワーズを贈ったことと言われています。

この出来事が大きな話題となったため、デュワーズの名は全米に知れ渡りました。

その後、1893年にヴィクトリア女王より英国王室御用達を贈られており、その他500以上の賞を受賞している名誉あるウイスキーです。

デュワーズのおすすめの飲み方は「ハイボール」

デュワーズ ハイボール

出典:dewars-jp.com

デュワーズは、ハイボールで飲むのがおすすめです。

デュワーズのまろやかでバランスの取れた味わいと、モルトの味や風味をしっかり感じられるモルト含有率の高さが、炭酸水で割るのに適しています。

デュアーズ1に対して炭酸水4を炭酸が飛ばないようにかき混ぜるのが美味しいハイボールを作るポイントです。

デュワーズの飲みやすさや甘みをそのまま楽しめるストレート、よりマイルドになるトワイスアップもオススメです。

デュワーズの種類

ウイスキーの基本的な飲み進め方は、同じ銘柄で異なる年代の種類を飲み比べていきます。
(縦飲み、垂直飲みといいます。)

理由としては、同じ銘柄であれば味やテイストの傾向が共通しており、比べたときにより違いがわかりやすいため自分の好みに合った年代を見つけやすいからです。

デュワーズ ホワイトラベル

デュワーズ ホワイトラベル

デュワーズ ホワイトラベルは、デュワーズのレギュラーボトルです。

ホワイトラベルの特徴はその飲みやすさにあります。

蜂蜜を思わせる甘く華やかな香りは芳醇で、ウイスキー独特のスモーク感やピート香は控えめです。

味わいはスムースさが際立っていますが、ほどよくモルト感も漂います。

また、スパイシーとマイルドの絶妙なバランスは、ハイボールとの相性が良くクセが少ないため、初心者向けの1本です。

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デュワーズ12年

デュワーズ12年

デュワーズ12年は、酒齢12年以上のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドです。

そのブレンドした原酒を再び樽に戻して6カ月ほど後熟させる「ダブルエイジングプロセス」によりリッチでスムーズな仕上がりになっています。

香りはフローラルで甘く、フルーツやトーストした大麦の香ばしさも感じられます。

味わいはホワイトラベルよりもナッティでオークの香りが強く、まろやかさの中にフレッシュな柑橘系の風味が広がるのが特徴です。

そして、樽香とともにキャラメルのような長い余韻が続きます。

スモーキーさやクセはほとんどなく「穏やか」という表現がぴったりのボトルです。

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デュワーズ15年

デュワーズ15年

デュワーズ15年は、12年同様に「ダブルエイジングプロセス」を採用しています。

それぞれ酒齢15年以上のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドした後に、再び樽へ戻して後熟。

ダブルエイジングプロセスによるラグジュアリーなまろやかさが魅力です。

デュワーズ15年は、ラインナップの中では比較的新しく「現代的なブレンド」です。

ゴールデンハニーとリンゴ、シトラスが漂う香りは複雑で、トロピカルフルーツや柑橘系の爽やかな酸味とまったりとした甘みが舌の上に広がります。

余韻は、繊細なフローラルアロマ。

12年に比べて甘みが増し、ボディもしっかりとした印象です。

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デュワーズ18年

デュワーズ18年

デュワーズ18年は、「ダブルエイジングプロセス」を採用したボトルです。

それぞれ酒齢18年以上のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドした後に、再び樽へ戻して後熟。

希少な長期熟成原酒ならではの奥深さを心ゆくまで堪能することができます。

良質なシングルモルトの含有率が高く、リッチでなめらか。

5つの選び抜かれたキーモルトがバランス良く調和し、上質で洗練された味わいを生み出しています。

デュワーズ25年

デュワーズ25年

デュワーズ25年は、フラッグシップボトルです。

それぞれ酒齢25年以上のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドした後に、再びオーク樽へ戻して後熟。

さらにその後、ロイヤルブラックラが熟成されていた樽に入れて後熟を重ねるという特別な手法で作られています。

幾層にも折り重なる華やかさと高級感、重厚感が印象的な1本です。

フルーティー・フローラル・ハニーの香りはエレガントで、長期熟成原酒ならではのリッチで円みを帯びた深い味わいが魅力です。

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デュワーズ シグネチャー

デュワーズ シグネチャー

デュワーズシグネチャーは、デュワーズシリーズの最高峰とも言えるプレミアムなボトルです。

アバフェルディの27年という超・長期熟成原酒をキーモルトとしています。

まろやかで芳醇、そして複雑で重厚な味わいは円熟の極み。

ほのかに漂う香草の爽やかな香りに、シグネチャーの個性が光ります。

デュワーズの蒸留所・歴史

デュワーズ 蒸留所

出典:dewars.com

デュワーズは1846年に創業、創業者はジョン・デュワー。

ジョンは元々スコットランドの首都パースで、ワインやスピリッツの商いに携わっていましたが、やがてウイスキー作りをスタートさせます。

これがブレンデッド・ウイスキー「デュワーズ」の始まりです。

ジョンはデュワーズの生みの親ですが、ここから世界的なブランドとなっていくのにはジョンの息子たちの功績とされています。

息子たちの名前はジョン・アレキサンダー・デュワーとトーマス(トミー)・ロバート・デュワー。

デュワーズ トミーデュワー

出典:dewars.com

1880年にジョンが亡くなると、息子二人が家業を継ぎます。

ジョン・アレキサンダーは優秀なブレンダーとしてデュワーズの味を作り上げました。

一方、弟のトミーは非常に豊かな発想力を持つアイデアマンで、数々の斬新な広告宣伝を打ち出し、デュワーズの名前を世界中へ知らしめました。

いわゆる、19世紀における「アドマン」だったと言われています。

彼のプロモーションに関するエピソードはたくさん残っているのですが、中でもよく語られているのが1886年のロンドンの見本市でのこと。

トミーはデュワーズを知ってもらうため、買ってもらうために、正装のバグパイパーを会場へ呼び寄せて演奏させました。

ケルト民族の衣装もバグパイプも、当時のロンドンの人々にとってはとても珍しいもので、このパフォーマンスを目当てにデュワーズのブースは大盛況となりました。

さらなる飛躍を求めて、なんと自ら世界中を巡るセールスの旅に出たりもしました。

もちろん「アドマン」トミーはそれだけでは終わりません。

デュワーズ

出典:dewars.com

旅の経験を旅行記としてまとめ、出版。

ベストセラーとなるや否や、デュワーズとセットにして売り出し、あらゆることを売り上げにつなげていきます。

1893年には英国王室御用達の栄誉を賜り、デュワーズのキーモルトとなる原酒を製造するための「アバフェルディ」蒸留所が1896年に完成。

そして、世界中で愛されるブレンデッドへ。

まさにデュワー親子のウイスキーと言えるデュワーズは、実は社名も「ジョンと息子たち」を意味する「John Dewar & Sons Ltd」となっています。

また、3人の名前が記されたブランドロゴも、親子の絆の象徴であると言えるでしょう。

デュワーズの製法

デュワーズ 製法

出典:dewars.com

デュワーズは、アバフェルディ、オルトモア、ロイヤルブラックラ、クライゲラヒ、マクダフなどをキーモルトとして作られるブレンデッドウイスキーです。

この中でもデュワーズの味や風味の核となっているのが、アバフェルディ蒸留所で作られたモルト原酒です。

アバフェルディはクリーミーでとろりとした甘さの原酒であるため、デュワーズのマイルドさはアバフェルディ由来のものとされています。

また、デュワーズの芳醇な香りは、フルーティーなオルトモアに由来します。

そして、デュワーズというウイスキーを完成させるのが「ダブルエイジングプロセス」です。

これは、元々樽熟成したモルト原酒とグレーン原酒をブレンドした後、そのブレンド原酒を再びアメリカンオークで6カ月以上熟成する製法のことです。

この後熟の工程により、角の取れたスムースな味わいに仕上がると言われています。

初代マスターブレンダーのA.J.キャメロンによって、ウイスキーの歴史でも早い段階で取り入れられ、以後、様々な蒸留所がデュワーズの手法を参考に後熟を行うようになりました。

現在、12年以上のラインナップに採用されています。

デュワーズ好きにおすすめウイスキー

デュワーズはハイボールと相性の良いウイスキーですので、同様にハイボールにするとおいしいウイスキーを紹介します。

サントリー角瓶

サントリー角瓶

サントリー角瓶は、「角ハイ」でおなじみのジャパニーズウイスキーです。

深いコクとドライな飲み口がハイボールにぴったりです。

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ザ・グレンリベット

ザ・グレンリベット12年

ザ・グレンリベットは、スコットランド産のシングルモルトウイスキーです。

初心者にもオススメなクセのない飲みやすさがデュワーズと共通しています。

ハイボールにするとさらにマイルドな飲み口に。

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メーカーズマーク

メーカーズマーク レッドトップ

メーカーズマークは、王道のバーボンウイスキーです。

バーボンとしては珍しくアルコールの刺激が控えめな銘柄ですので「ハイボールが苦手」という方にぜひオススメします。

フルーティーなまろやかハイボールは、飲みやすさ抜群です。

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まとめ

デュワーズというウイスキーについて詳しくなれたのではないでしょうか?

魅力は何と言っても、コスパの良さ。

プロのバーテンダーから寄せられている絶大な信頼こそ、リーズナブルながらも本格スコッチであることの証です。

親しみやすいデュワーズを、ぜひ気軽にさらっとご自宅でお楽しみ下さい。

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