ウイスキー銘柄

クラガンモアの種類や味わい・おすすめの飲み方など徹底解説

クラカンモア

クラガンモアはスペイサイドを代表するシングルモルトウイスキーです。

UD社が提唱しているクラシックモルトシリーズ6選にも選ばれており、シングルモルトの特徴を知るきっかけに最適なウイスキーです。

そんなクラガンモアの特徴や味わい、おすすめの飲み方などをまとめてご紹介します。

クラガンモアの特徴・概要

クラカンモア 蒸留所

出典:sk

クラガンモアはスコットランドの北部、スペイサイド地方のシングルモルトウイスキーです。

スペイサイドモルトとも呼ばれ、クラガンモアはその代表として選ばれています。

クラガンモアは有名ブレンデッドウイスキーのキーモルト

クラガンモアは有名なブレンデットウイスキーのキーモルトに使われており、クレイモア、オールドパー、ホワイトホース、ジョニーウォーカーなどの香味の基礎となるウイスキーです。

創業1868年以来、生産量の大半をブレンデッド用に使用しているため流通量はあまり多くなく希少価値が高いウイスキーと言えます。

クラガンモアの特徴は麦の甘さ

クラガンモアの特徴はモルト(麦芽)の甘さが際立っていることでしょう。

スペイサイド特有のヘザーハニー、桃や洋梨のような香りも相まって、華やかでモルトの甘み、フルーティな味わいが広がります。

濃厚で飲みごたえがありますが、飲み口は軽く女性にもおすすめです。

クラガンモアのおすすめの飲み方は「ストレート」

クラカンモア 飲み方

出典:pac 930

クラガンモアのおすすめの飲み方は「ストレート」です。

まずはグラスに注ぎドライフルーツや柑橘系のフルーティな香りと樽のウッディな香りを堪能するのがおすすめです。

口に含めば麦芽の甘み、フルーティでありながらスパイシーな風味が広がり、鼻に抜ける香りとともにリッチな味わいを存分に味わいましょう。

クラガンモアの種類

クラガンモア10年

クラガンモア10年

クラガンモア10年は、スタンダード品より2年短い熟成期間で造られ、限定15000本で販売された希少価値の高い一本です。

シェリー樽で熟成させたものをカスクストレングス(樽そのままのアルコール度数)でボトリングしてあるためアルコール度数60%で飲み口も重厚になっています。

香りはコーヒーやビターチョコレート、チェリーやプラム、ワイン系のタンニンなど複雑な香りが感じられるのが特徴です。

ローストナッツ、ベリータルトのような甘さとコーヒの香ばしい香りと相まって高いアルコール度数がガツンと来る重厚な味わいになっています。

クラガンモア10年
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クラガンモア12年

クラガンモア12年

クラガンモア12年は、クラガンモアのスタンダードボトルです。

UD社の提唱する6種のクラシックモルトシリーズ(各地域の蒸留所を代表する銘柄)にも選ばれた評価の高い一本です。

香りはリンゴや洋梨のようなフルーティーさとハチミツの優しい香り、味わいはりんごや洋梨を感じさせ、深い甘みが特徴的です。

クラガンモア14年

クラガンモア14年

クラガンモア14年は、ミレニアム(2000年)に限定で販売されたオフィシャルボトルです。

香りは麦とナッツの香ばしさがあり、ベリー系のドライフルーツやジャムなどを思わせるフルーティで華やかな香りが印象的です。

味わいは香りと同様フルーツが凝縮されたような甘みと麦感も感じられ、滑らかでスムーズな口当たり、濃厚なでリッチな非常に美味しいウイスキーです。

クラガンモア14年
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クラガンモア29年

クラガンモア29年は、1985年から長期に渡り醸造されたボトルです。

クリームブリュレのような甘い香りと華やかなフローラルの香り、麦の香ばしい香りがとてもよく混ざり合いリッチな香りになっています。

味わいは強い麦の甘みが利き、後からほんのりと柑橘系の優しい酸味、香ばしいナッツとスパイシーな風味を伴って軽く優しい味わいに仕上がっています。

長期熟成で引き出されたしっかりとした旨味を味わうのに最適な一本です。

クラガンモア29年
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クラガンモア ディスティラーズエディション ダブルマチュアード

クラガンモア ディスティラーズエディション ダブルマチュアード

クラガンモア ディスティラーズエディション ダブルマチュアードは、前述のクラシックモルトシリーズ6選の蒸留所の各マスターディスティラーがマネージメントし創り上げたダブルマチュアードシリーズの一つです。

シェリー樽で造られる他のディスティラーズエディション、タリスカーやラガヴーリンなどとは違いクラガンモアはポート樽で醸造されています。

ダブルマチュアードとは二段階熟成のことで、バーボン樽で熟成させた原酒をさらにポート樽で熟成させ造られています。

クラガンモアのモルト感とポート樽のフルーティな甘みが掛け合わさりリッチな甘みとドライでウッディ、スモーキーな味わいが楽しめる一本です。

クラガンモアの歴史

クラカンモア蒸留所

出典:Jaimie Wilson

クラガンモアが創業したのは1869年です。

ジョージ・マクファーソンーグラント3世より土地を借り受け、ジョン・スミス氏が創業を開始しました。

ジョン・スミス氏は元グレンリベット蒸留所の運営を任されており、グレンリベット蒸留所の創業者ジョージ・スミス氏の婚外子だったとも言われています。

1886年にジョンが死去したため、兄弟のジョージが運営していましたが、1893年にジョンの息子ゴードンが成人したため引き継ぎ運営。

1901年には蒸留所の近代化するため改装を実施し、1912年にゴードンが死去したため、妻のメリー・ジェーンが後継者となりました。

その後1917年、第一次世界大戦下の原料不足により一時閉鎖を余儀なくされましたが1918年には再開。

1923年にはマッキー社(現ホワイト・ホース)とジョージ・マクファーソンーグラント5世が共同で設立したクラガンモア・グレンリベットディスティラリー社が蒸留所を買収。

さらに1927年にはホワイト・ホース・ディスティラーズがディアジオ社に買収されたため、クラガンモアもDCLの傘下に収まることになりました。

1941年には第二次世界大戦下の原料不足により一時生産を停止。

1964年にはポットスチルを4基に増やすなど設備を増強。

1965年には長年マクファーソンーグラント家が所持していた株式をDCLが取得したためクラガンモアは完全にDCL傘下となります。

2002年には一般の方向けに蒸留所を見学出来るビジターセンターを開設。

蒸留所の設備や歴史などが見学出来るためウイスキーファンが通年訪れる人気スポットとなっています。

クラガンモアの製法

クラカンモア製法

出典:malts.com

クラガンモアの製法で一番の特徴といえば、ポットスチルの形です。

ポットスチルは蒸留を行うもので、基本的な形状は頭部が流線型で丸みがあります。

しかし、クラガンモアのポットスチルは頭の部分が平坦でL字型になっています。

この特徴的な形状により大量の還流を引き起こし効率よく不純物を除去。

スチル内で除去された不純物は再溜釜に戻り再度蒸溜され、より純度の高いスピリッツになるそうです。

熟成には銘柄に応じて3種の樽(バーボン樽、シェリー樽、ポート樽)を使い分けながら、様々な原酒を醸造しています。

クラガンモア好きにおすすめのウイスキー

クラガンモアはシングルモルトウイスキー、別名スペイサイドモルトとも言われています。

数多くの蒸留所があるスペイサイドの中から、クラガンモアのようにフルーティで飲みやすくシングルモルトウイスキーを飲み慣れない方でも楽しめるウイスキーを同産地から2つおすすめします。

グレンフィディック12年


グレンフィディックは、世界で一番売れているシングルモルトウイスキーです。

ボトルの形がなにより特徴的で、ほかでは見ない三角形となっています。

3つの面でウイスキー作りに欠かせない三代要素、地、水、火を表しており、トレードマークの鹿のデザインも目を引くおしゃれなボトルです。

香りはレモンや洋梨を感じさせるフルーティさとハチミツの香り、味わいはフルーツの爽やかな甘みと繊細な軽い飲み口で優しい余韻を楽しめます。

グレンフィディック
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グレンリベット12年


グレンリベットは、初心者にもおすすめのお酒として知られています。

グレンフィデックに続き世界で二番目に売れていると言われているウイスキーです。

グラスに注ぐと鮮やかで明るい金色なのがグレンリベットの特徴。

香りはフルーティさがメインです。

レモンやオレンジなど柑橘系の香りと青リンゴやハチミツの爽やかな甘みが口の中に広がり、なめらかでリッチな味わいが楽しめます。

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まとめ

クラガンモアは、麦芽(モルト)の甘みが際立つシングルモルトウイスキーです。

柑橘系のフルーティな香りと甘み、麦芽の甘み、ビターでスパイシーな後味が楽しめるスペイサイドを代表するにふさわしい一本であると言えます。

クラシックモルトシリーズの中でも最もバランスの取れた一本とも言われており、これからシングルモルトを飲んでみたいと思っている方に特におすすめしたいウイスキーです。

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