ウイスキー銘柄

グレンアラヒーの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

グレンアラヒー

グレンアラヒーはスコットランドのスペイサイド地方でつくられるシングルモルトウイスキーです。

この記事では、グレンアラヒーの味わいや特徴、歴史、製造方法などを紹介します。

また、併せておすすめのウィスキーをご紹介します。

読み終わる頃にはグレンアラヒーが飲みたくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。

グレンアラヒーの特徴・概要

グレンアラヒーはスコットランドのスペイサイド地方でつくられるシングルモルトウイスキーです。

もともとはマッキンレーやスコッツクラブなどの、ブレンデッド用に原種を提供する目的で建てられた蒸溜所です。

ちなみにグレンアラヒーとは、ゲール語で「岩の谷」を意味になります。

グレンアラヒーの味や香りの特徴

グレンアラヒーは、フルーティな芳香となめらかで、かつキレのある飲み口で、スペイサイドらしいウイスキーです。

しかし、昨今ではヘビーでリッチなボディの厚い酒質を余すところなく発揮していて、しっかりとした骨格と奥行きのある豊かな味わいが特徴です。

ベンリアック・カンパニーの創立者が惚れ込んだウイスキー

ベンリアック・カンパニーの創立者であるビリーウォーカー氏は、グレンアラヒー蒸溜所にある樽に目を付けました。

詳しくは歴史についてご紹介しますが、蒸溜所には良質な樽が多く残っており、その樽を使って風味豊かな味をだしているのです。

グレンアラヒーのおすすめの飲み方は「ストレート」

グレンアラヒーのバタースコッチとシナモンの香りを存分に堪能するには、ストレートが良いでしょう。

ロックだと香りが少し抜けてしまうので、はじめはストレートで飲むことをおすすめします。

その後に加水をして自分好みに合わせましょう。

グレンアラヒーの種類

グレンアラヒーの各ラインナップを飲み比べることで、味の違いを知ることができますので、よりグレンアラヒーについて知ることができます。

グレンアラヒー12年

グレンアラヒー12年

グレンアラヒー12年は、酒齢10年以上の原酒を掛け合わせており、その多くはバーボン樽で熟成を行ったものを使っています。

現行グレンアラヒーのスタンダードボトルで46%でボトリングされています。

香りは甘いバニラケーキ、バタースコッチ。レーズンなどのフルーツ感が漂います。

味わいは、蜂蜜をかけたバナナケーキやレーズンバター、で力強くスパイシーです。

グレンアラヒー15年

グレンアラヒー15年

グレンアラヒー15年は、熟成にペドロヒメネスのシェリー樽とオロロソシェリー樽のみの原種を掛け合わせています。

香りはシェリーからくるプラム、ブルーベリージャム、アラヒーらしいバタースコッチです。

口に含むと、香りどおりのレーズン、バタースコッチ、シナモンが広がり、後半はオレンジピールの柑橘系とダークチョコレートのビターが訪れます。

グレンアラヒー18年

グレンアラヒー18年

グレンアラヒー18年は、熟成年数18年以上のバーボン樽、シェリー樽にて熟成を行った原種を掛け合わせてつくられたものです。

香りは、グレンアラヒーの持つバニラエッセンスやバタースコッチ、焼きたてのバタークッキー、シナモンのスパイス感に加え、ユーカリ油やミントなどややハーバルな印象を併せ持ちます。

味わいはレーズンやバニラアイスの甘み、程よく焼き上げたトースト、なめし革、後半は生八つ橋のスパイスと甘み、ほのかにレモンピールチョコの苦みがあります。

グレンアラヒー25年

グレンアラヒー25年

グレンアラヒー25年は、ボトルの中では最長熟のラインナップで、アメリカンオークのリフィルシェリー樽で熟成させた珠玉の1本でアルコール度数は48度になります。

香りは、甘いレモンケーキとサルタナレーズンで力強い果物の香りの中にクローブやシナモンのスパイス感があります。

味わいは、アプリコットやパイナップルのようなジューシーな酸と甘みがメインです。

グレンアラヒー10年 カスクストレングス

グレンアラヒー10年 カスクストレングス

グレンアラヒー10年 カスクストレングスは、グレンアラヒーを加水調整せずそのままボトリングした1本です。

香りはパワフルでダークチョコレートとアプリコット、蜂蜜にトフィーの甘やかさ、アールグレイの茶葉です。

味わいは、ベリー系の赤い果実のジャム、ドライプラム、メープルシロップ、バターを絡めたクルミ、濃厚なバニラ、ウッドスパイスです。

グレンアラヒー9年 ライウッドフィニッシュ

グレンアラヒー9年 ライウッドフィニッシュ

グレンアラヒー9年 ライウッドフィニッシュは、バーボンバレル熟成した後にケンタッキーで使われたライウイスキー樽で追熟した9年ものです。

香りはリンゴと蜂蜜、レモングラス、オレンジピールの柑橘、シナモンやナツメグのスパイス感があり、味わいはハチミツ、バニラ、マーマレードの甘みとスコーンやバタースコッチの香ばしさがあります。

グレンアラヒー11年 モスカテルウッドフフィニッシュ

グレンアラヒー11年 モスカテルウッドフフィニッシュ

グレンアラヒー11年 モスカテルウッドフフィニッシュは、バーボンバレルで熟成後にモスカテル(白ワイン)ワインの樽で追加熟成を行ったものになります。

香りは、モスカテルらしい桃でアプリコット、パイナップルの缶詰、ヘザーハニー、浅煎りのコーヒーになります。

味わいは、モスカテル由来の桃のフルーツ感でオレンジピールの柑橘系でスパイシー感があります。

グレンアラヒー11年 モスカテルウッドフフィニッシュ
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グレンアラヒー11年 ポートウッドフィニッシュ

グレンアラヒー11年 ポートウッドフィニッシュ

グレンアラヒー11年 ポートウッドフィニッシュは、バーボンバレルで熟成後にルビーポートワインの樽で追熟した11年ものです。

マイルドな香りがあり、赤く熟したベリー系の果実、ローズウォーター、カカオ、プラムを感じさせます。

味わいはシェリー酒にプラム、枝付きレーズンの甘み、スモモやブラックチェリーのフルーティさがあります。

グレンアラヒー蒸留所の歴史

クライゲラキ蒸溜所とアベラワー蒸溜所が比較的に近くに建設されたグレンアラヒー蒸溜所は1967年と蒸溜所の中では最近建設されました。

もともとはブレンデッドウイスキー「マッキンレーズ」や「スコッツクラブ」などに原酒を提供していました。

蒸溜所の設計はアイル・オブ・ジュラやタリバーディンなど数々の蒸溜所を手掛けてきた、機能と効率を重視した建築を行うことで有名の建築家ウィリアム・デルメ・エヴァンス氏です。

エヴァンス氏は水平クーラーや重力を利用したプラント配置など、様々な機能とアイデアで蒸溜所造りをしました。

その後、蒸溜所は1985年にインバーゴードン社に買収されますが2年後に停止します。

さらに時が経った1989年に、ペルノリカール社が買収してしばらく操業し、その後約20年間は主にブレンデッド「クランキャンベル」の原酒供給用として操業します。

さらに、2017年にベンリアック・カンパニーの創立者のビリーウォーカー氏がグレンアラヒー蒸溜所を買い取りました。

彼が2016年に3つの蒸溜所をブラウンフォーマン社に売却し、翌年新たに手にしたのがグレンアラヒー蒸溜所でした。

こうしてビリーウォーカー氏はグレンアラヒー・コンソシアム社を設立しました。

現在は独立系蒸溜所として積極的にシングルモルトをリリースして、多くのファンから注目を集めています。

シングルモルトの他、現在はブレンデッドウイスキーのマクネアズ、ホワイトヘザーへの原酒提供を行っています。

グレンアラヒーの製法

グレンアラヒーに使われる麦芽は、クリスプ社のポートゴードンで製麦されたものです。フェノール値60〜80ppmのヘビリーピーテッドと、ノンピートの2種類を使っています。

使用比率はピーテッドが85%で残りの15%がノンピートとなります。

発酵槽はステンレス製のものが6基で、使用する酵母はケリーのリキッドイーストで1基に対して250リットルを投入します。

発行時間は長めの160時間で、出来あがったモロミのアルコール度数は9.4〜9.6%といった具合になります。

使用する樽はブレンデッドウイスキー「クラン・キャンベル」へ原酒提供していた時代の、多様な樽を使うことで様々な風味を出すことができます。

グレンアラヒー蒸溜所の建物の造りとして、ポットスチルが一番低い場所に設置されており、発酵槽は一段高い場所に設置されているのです。

またスチルにモロミをチャージするウォッシュチャージャーもスチルより高い場所に設置されています。

これは、ウイスキーをつくる工程の順番にそって、上から下へ重力に従って自然に原料が流れる仕組みになっています。

最終的にポットスチルに落とし込まれたモロミは、スチル内で気化して上へ移動して水平クーラーによって冷却されます。

通常縦に置かれているクーラーを水平式(横向きに設置)にした方が、冷却がゆっくりと進みます。

こうすることで、グレンアラヒーの特別な風味や味わいを出している秘密になります。

グレンアラヒー好きにおすすめウイスキー

ここでは、グレンアラヒーと同じスペイサイド地方でつくられるシングルモルトウイスキーをご紹介します。

同じ地方でつくられるウイスキーも種類が違えば当然味わいや香りも違います。

飲み比べてウイスキーの楽しみを知りましょう。

バルヴェニー12年 ダブルウッド


バルヴェニーは、バーボン樽で熟成した原酒を更にシェリー樽に入れ替えて熟成させたボトルです。

香りはバーボン樽からくるメロンや西洋ナシの爽やかさがします。

味わいは、バニラ、洋ナシ、青リンゴの後、甘い麦芽になります。

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グレングラント5年


グレングラントはイタリアでシェア率70%を誇るシングルモルトです。

たくさんのラインナップがありますが、イタリアでグレングラントといえば5年ものになります。

香りは柑橘系のフルーツとモルティーになります。

口に含むと青リンゴとハチミツの甘みがあり、麦芽シリアルの香ばしさと干し草を感じレモンピールを感じられます。

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まとめ

スコットランドのスペイサイド地方でつくられるグレンアラヒーについてご紹介しました。

古い時代から使われている良質な樽でつくられているグレンアラヒーは、とても奥深く風味豊かなものになっています。

この記事で興味を持った方は、スペイサイド地方でつくられるグレンアラヒーを是非ご賞味ください。

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