グレンスコシアの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

グレンスコシア

グレンスコシアは、スコットランドのキャンベルタウンでつくられているシングルモルトウイスキーです。

この記事では、グレンスコシアの味わいや特徴、歴史、製造方法などを紹介します。

また、併せておすすめのウィスキーをご紹介します。

読み終わる頃にはグレンスコシアが飲みたくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

グレンスコシアの特徴・概要

グレンスコシア蒸留所

グレンスコシアは、スコットランドのキャンベルタウンでつくられています。

キャンベルタウンは、ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝もウイスキーつくりのために滞在した場所でもあります。

グレンスコシアの味・香りの特徴

グレンスコシアは特有の潮の香りにくわえて、ラベンダーやバニラなどのフローラルでアロマを感じさせます。

味わいは、フルーティーでカスタードのような甘みがあります。

また、キャンベルタウンモルトの特徴として「塩っぽさ」を感じるところも魅力の1つです。

キャンベルタウン地方を支える重要なグレンスコシア

19世紀〜20世紀初頭までウイスキー産業が盛んで、街にはたくさんの蒸溜所がありました。

しかし、アメリカの禁酒法の時代に密輸で粗悪な商品を大量に販売していたのもあって、禁酒法が解けたあとは、悪いイメージがついて衰退してしまいました。

現在は、時代の潮流に流されず、品質を守り続けてきたスプリングバンクとグレンスコシア、80年ぶりにスプリングバンクが再開したグレンガイルの3ヶ所のみが稼働しています。

グレンスコシアのおすすめの飲み方は「ロック」

グレンスコシア 飲み方 ロック

グレンスコシアの奥深い味わいを堪能するのであればロックで飲むことをおすすめします。

口に含んだ時の、特有の潮の香りを存分に楽しめることができます。

氷によって少しまろやかになった口当たりを楽しみましょう。 また、じっくりと時間をかけて飲み、氷が溶けた時の、味の変化を楽しみましょう。

グレンスコシアの種類

ここでは、グレンスコシアの種類についてご紹介します。

各ラインナップを飲み比べることで、味の違いを知ることができますので、よりグレンスコシアについて知ることができます。

グレンスコシア キャンベルタウンハーバー

グレンスコシア キャンベルタウンハーバー

グレンスコシア キャンベルタウンハーバーは、熟成にファーストフィルのバーボン樽のみ使っていて、ノンエイジでボトリングされています。

潮の香りに加えて、バニラやレーズンのフルーティなアロマ、ラベンダーのフローラル感があります。

味わいは、ほんのりとした桃と青リンゴ、フィナンシェ、バニラカスタードの甘みになります。

グレンスコシア ダブルカスク

グレンスコシア ダブルカスク

グレンスコシア ダブルカスクは、上質なファーストフィルバーボンバレルで熟成された後にペドロシメネスシェリーカスクで12ヶ月間追熟してつくられたボトルです。

独特な潮の香りがあり、またキウイ、青リンゴ、ほのかに桃の果実香を感じさせます。

味わいは、カスタードクリーム、バニラファッジで塩キャラメルの甘みの後にほのかなスモーク香が特徴的です。

グレンスコシア ビクトリアーナ

グレンスコシア ビクトリアーナ

グレンスコシア ビクトリアーナは、バーボン樽で熟成させた原酒を、厳選されたオーク樽でつくられ、カスクストレングスでボトリングしたものになります。

香りは、クリームブリュレ、キャラメル、ダークチョコ、ココアパウダー、ウッドスパイスで、味わいはトフィやハチミツ、焦がした砂糖などの甘味と濃厚があります。

グレンスコシア10年 ピーテッド

グレンスコシア10年 ピーテッド

グレンスコシアの10年ピーテッドは「これぞ、キャンベルタウンモルト!」と思わせる典型的なシングルモルトスコッチウイスキーです。

銘柄は10年となっていますが、ファーストフィルのバーボン樽で最低でも10年以上熟成しています。

グレンスコシアの独特なスモーキーで、海辺を連想させる潮辛い香味です。

口当たりは、フレッシュで潮風を感じながらスパイシーなスモークとレモンの香りが広がります。

そして、徐々にキャラメルのクリーミーさ、バーボン樽由来のオークのほろ苦さも追加されドライな後味が続きます。

グレンスコシア15年

グレンスコシア 15年

グレンスコシア 15年は、ダブルカスク同様にアメリカンオーク樽で熟成させた後、シェリー樽でつくられており、2014年からリリースされているボトルです。

香りは、アプリコット、オレンジピール、ウエハース、珈琲ビスケット、ダークベリーを感じさせます。

味わいは、ビターさが強く少し樽負けしている印象です。果実入りのミルクチョコを炭火で焦がしたような風味に仕上がっています。

グレンスコシア16年

グレンスコシア 16年

グレンスコシア 16年は、免税店向けのリリースしておりバーボン樽で熟成させた16年もののボトルです。

香りは、濃厚なバニラの中にキャラメル、潮風、ダークベリー、イチゴになります。

味わいは、リッチなタフィー、ラムレーズン、ヘーゼルナッツ、アプリコット、ベイクドオレンジ、後半にクローブのスパイスを感じます。

グレンスコシア 1832 キャンベルタウン

グレンスコシア 1832 キャンベルタウン

グレンスコシア 1832 キャンベルタウンは、ピーテッドの麦芽を使用して、アメリカンオークで熟成した原酒をペドロヒメネスのシェリー樽で完成させたボトルです。

香りは、塩キャラメル、バニラ、レーズン、奥にしっかりとピートを感じます。

味わいは、糖蜜やシナモンを振りかけた焼きリンゴにバニラビーンズ、後半になってピートのスモーク香が立ち上がります。

グレンスコシア 1832 キャンベルタウン
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グレンスコシア18年

グレンスコシア 18年

グレンスコシア 18年は、バーボン樽で熟成した後にオロロソ シェリー樽で1年間追熟したボトルです。

香りはパイナップルやパッションフルーツなどの南国フルーツ、濃厚なバニラビーンズ、レーズンで、味わいはキャラメルのタルト、白桃、麦芽ウエハースです。フルーティかつスパイシーで奥深さのあるボトルです。

グレンスコシア25年

グレンスコシア 25年

グレンスコシア 25年は、アメリカンオークのバーボン樽で約24年熟成し、その後ファーストフィルのバーボン樽で12カ月追熟させたボトルです。

蜂蜜で煮たりんごやアプリコットジャムの香りで、シナモンスパイスとバニラ、奥にミントも潜みます。

味わいは、厚みがあるボディなのにスムースな口当たりで、アプリコットジャム、クッキー、ラムレーズン、後半にミントが現れ塩気を帯びたオークの長い余韻があります。

グレンスコシア45年

グレンスコシア 45年

グレンスコシア 45年は、1973年に蒸溜した原酒をリフィルバーボン樽で熟成、それを2011年にファーストフィルバーボン樽に移し替え更に熟成して、2019年にボトリングしたとても長い熟成期間のボトルです。

香りは、青リンゴ、マスカット、洋梨、穏やかなピートでハーバルなニュアンスもあります。

味わいは、口当たりはさらりとしているがオイリーです。リンゴやパイナップルなどのフルーツ感、中盤にはクローブのスパイシー、スモークしたドライプラムの奥深さがあります。

ちなみに世界で150本のみリリースされています。

グレンスコシア 45年
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グレンスコシア蒸留所の歴史

キャンベルタウンは、大麦の産地としても知られ、また港がありさらにはスコットランドでは珍しく泥炭が採れる街でした。

そのためウイスキー産業、炭鉱業、漁業の3大事業で栄華を極めていたのです。

グレンスコシアの創業者はスチュアート・ガルブレイス社で1832年にグレンスコシア蒸溜所が建てられました。

キャンベルタウンの地方全体がウイスキー産業の景気がとてもよく、街には24ヵ所の蒸溜所が稼働しており、押し寄せるウイスキー需要に応えるべく毎日フル稼働していました。

もちろんグレンスコシア蒸溜所も例外ではありませんでした。

しかし、1920年代に入ると炭鉱が掘り尽くされた事と、世界恐慌とアメリカの禁酒法の影響でキャンベルタウンのウイスキー産業に牙をむきます。

その後、何度かオーナーが変わり稼働してはいましたが、安定した軌道には乗りませんでした。

時は流れて、1994年にグレン・カトライン・ボンデッド・ウェアハウス社が買収しました。

同社は当初ウイスキーの保管場所としてグレンスコシアを購入していたため、ウイスキーの生産は5年ほど停止しますが1999年から小規模の生産を再開します。

そして、2000年にはキャンベルタウンにグレンガイル蒸溜所が復活しました。

2014年にロッホローモンド社に、買収されたことで転機が訪れます。

ロッホローモンド社は巨額を投資して、新マネージャーを配属やスチルの入れ替えなどをして生産量を増量しました。

このようにグレンスコシア蒸溜所は何度となく生まれ変わったのです。

グレンスコシアの製法

グレンスコシアで使用している麦芽は、スコットランド東部から調達したもののみを使っています。

仕込みに使われる水は、クロスヒル湖の水と建物の地下24mから汲み上げた地下水が使われています。

糖化槽はステンレス製のものを使い、糖化に8時間かけて行っています。その際、2回水を加えます。はじめは水は66℃を入れて、2回目は72℃に温度調整されたものを投入しています。これを8時間かけて22℃にし、ウォッシュバックに移し替えられます。

蒸溜の時間は約9時間かけて、原酒がアルコール度数63%に達するまで続けられます。

そこから少しずつ水が加えられ、原酒のアルコール度数を63.5%に調整して樽詰めします。その後、ダンネージ倉庫に樽が運ばれ熟成されます。

現在の生産量は1年で約50万リットルになります。

熟成に使用される樽は、メインはバーボン樽ですがシェリー樽やラム樽も使われています。

このようにグレンスコシアの奥深い味わいをつくっているのです。

グレンスコシア好きにおすすめウイスキー

ここでは、グレンスコシアと同じキャンベルタウンでつくられるウイスキーをご紹介します。ややクラシカルで個性のあるウイスキーを飲んで楽しんでみてはいかがでしょうか。

スプリングバンク10年

スプリングバンク10年

スプリングバンクは、キャンベルタウンで唯一安定したウイスキーづくりを行っており、ウイスキー愛好家の間では『モルトの香水』と称されています。

オイリーで樽の香りが強く複雑さがあります。味わいは、塩気が抑え目で華やかで濃密な甘さ、ナッツのようなクリーミーさがあります。

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キルケラン12年

キルケラン12年

キルケランは、グレンガイル蒸留所のシングルモルトウイスキーです。バーボン樽70%とシェリー樽30%を使用した12年熟成させています。

まるで海風が運ぶピート香と複雑で繊細な甘い香り、蜜やトフィー、そしてピートスモークが心地よく混ざり合い、奥深い味わいとなっています。

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まとめ

スコットランドのキャンベルタウンでつくられるグレンスコシアについてご紹介しました。

昔は、沢山の蒸溜所があった地方で、今はその伝統をしっかりと守るウイスキーです。

キャンベルタウンの潮の香りを楽しむことで、まるで旅行をした気分になります

この記事で興味を持った方は、潮の香りのあるグレンスコシアを是非ご賞味ください。

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