アイルオブスカイの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

アイルオブスカイ

アイルオブスカイは、スコットランド北西部インナーヘブリディーズ諸島中の最も北方に位置する島でつくられるウイスキーです。

この記事では、アイルオブスカイの味わいや特徴、歴史、製造方法などを紹介します。

また、併せておすすめのウイスキーをご紹介します。

読み終わる頃にはアイルオブスカイが飲みたくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

アイルオブスカイの特徴・概要

アイルオブスカイは、スカイ島というスコットランド北西部インナーヘブリディーズ諸島中の最も北方に位置する島にあるイアンマクロード社が、フラッグシップ・ウイスキーとしてい販売しているブレンデッドウイスキーです。

アイルオブスカイは、ゲール語で“翼がある島”という意味になります。

アイルオブスカイの味・香りの特徴

アイルオブスカイは、スペイサイド特有のスモーキーさがあり、フルーティな香りもする、それでいて非常にバランスのとれたウイスキーです。

香りは、フルーティーなドライフルーツが感じられます。

口当たりは、すっと入ってきて軽やかで、味わいはスパイシーさがあり辛口になります。

タリスカー蒸溜所のモルト原酒

スカイ島の唯一のモルト蒸溜所であるタリスカーは、モルト原酒のほとんどがアイルオブスカイといわれています。

タリスカー蒸溜所は、スコットランドでも有数なウイスキーメーカーの1つです。

アイルオブスカイは、多くの人に愛されてるタリスカーを陰で支えているといえます。

アイルオブスカイのおすすめの飲み方は「ハイボール」

ハイボール

アイルオブスカイは、ストレートで飲んでも美味しさを堪能できますが、ハイボールで飲むことをおすすめします。

ハイボールにすることで、アイルオブスカイの特徴でもあるピーティーさが引き立ち美味しく飲めます。

アイルオブスカイの種類

ここでは、アイルオブスカイの種類についてご紹介します。

各ラインナップを飲み比べることで、味の違いを知ることができますので、よりアイルオブスカイについて知ることができます。

アイルオブスカイ8年

アイルオブスカイ8年

アイルオブスカイ8年は、オーク樽で8年間熟成させたもので、リリースされている中で、一番低価格のボトルになります。

香りは、スパイシーでさほど華やかには広がりは感じません。

味わいは、独特の潮の香りや黒コショウはしっかりありつつもマイルドになります。

低価格でありながら、しっかりした味わいを堪能できるボトルといえるでしょう。

アイルオブスカイ8年
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アイルオブスカイ12年

アイルオブスカイ12年

アイルオブスカイ12年は、オーク樽で12年間熟成させた後に、ブレンドさせた上で後熟させています。

香りは、ソルトピーナッツやアンズ、干し柿で弱めのピートを感じさせます。

味わいは、苦味がやや強く残りほんのりピーティーがありますが、とてもバランスがとれているボトルです。

アイルオブスカイ18年

アイルオブスカイ18年

アイルオブスカイ18年は、20種類以上のシングルモルトを使用し、古いアメリカンオークのバーボン樽で18年以上熟成させています。

スペイサイドの個性を芯に持ちながらも、アイランドモルトのピーティーな味わいを深く感じます。

アイルオブスカイ18年
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アイルオブスカイ21年

アイルオブスカイ21年

アイルオブスカイ21年は、リリースされている中でも最高級のボトルといえます。1,000本の限定生産品で、製造ナンバーがボトルの底に印字されており、ボトルはロイヤルブルーの陶器で皮貼の化粧箱入りなのが特徴です。

華やかなフルーティーさとピートの香りが際立ち、味わいは滑らかで優しく、ピートのスモーキーな余韻が長く続きます。

アイルオブスカイ21年
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アイルオブスカイの歴史

Ian Macleod

出典:insider.co.uk

アイルオブスカイを製造しているイアンマクロード社は1933年にスカイ島で氏族であるマクロード家によって設立された家族経営の企業でした。

このマクロード一族は、約700年間もの間をスカイ島を支配、管理をしていました。

現在もスカイ島に居城にしていたのがダンベーガン城が残っています。

しかし、1963年に酒類販売会社ピータージェイラッセル社がイアンマクロード社を買収しました。

これは、世界で10番目くらいに位置するスコッチウイスキー会社になりました。

この会社は、ウイスキー以外にもジンやラムといったお酒も取り扱っています。

イアンマクロード社は2003年に、南ハイランド地区にあるグレンゴイン蒸溜所を購入しました。購入後は、モルト蒸溜所として稼働しています。

その後も、スペイサイド地区にあるタムドゥー蒸溜所と買収しました。

こちらは一度は製造停止だった2012年に再稼働しています。

2017年にローランド地方にあるローズバンク蒸溜所を購入しました。

このようにイアンマクロード社は3つのモルト蒸溜所を所有しているのです。

アイルオブスカイの製法

アイルオブスカイがつくられているスコットランドは、一年中気温が低く湿地に覆われたやせた大地です。

そのため、ウイスキーの主原料となる大麦の生育には最適のため、湿地帯はピートを生み出出されました。

このピートを使い大麦麦芽を乾燥させることで、出来るのがスモーキーフレーバーです。

アイルオブスカイも、このスモーキーフレーバーをしっかりと引き継がれています。

アイルオブスカイは、イアンマクロード社が独自のレシピによってつくられています。

このアイルオブスカイは、独特なアイランド原酒とメロウなスペイサイド原酒が、とても多くの割合で含まれています。

アイルランド原酒の特徴は、スモーキーな香りと潮風を含んだピーティーさがあります。

対してスペイサイド原酒の特徴は、果実や花を思わせる華やかな香りがあります。

これらを上手く製法することで、アイルオブスカイの味わいの奥深さをだしているのです。

アイルオブスカイ好きにおすすめウイスキー

ここでご紹介するウイスキーはイアンマクロード社が所有する蒸溜所のウイスキーをご紹介します。飲み比べをすることで、蒸溜所による味の違いがわかるかもしれません。

グレンゴイン10年

グレンゴイン10年
グレンゴイン10年は、スコットランドのハイランド地方でつくられるシングルモルトウイスキーです。

グレンゴインの「ゴイン」はゲール語で「野生の雁」という意味になります。

香りは、オーク家具やフレッシュなリンゴを感じさせます。

味わいは、ジンジャーシロップ入りのアップルジュース、ブラウンシュガーになります。

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ローズバンク12年

ローズバンク12年
ローズバンク12年は、1773年に創業され、もともとはキャメロン蒸留所でつくられていました。1840年に新しい建物を建てた際に、ローズバンク蒸留所になりました。

名前の由来は、その地域の運河(バンク)にはバラが咲き誇っていたところからついたものだと言われています。

香りは、しっかりめのオールド感や落ち着いた蜂蜜、少し萎びたオレンジや麦芽が感じられます。

味わいは、コクのある蜂蜜の甘味にグレープフルーツの綿の酸味や淡い渋味があり、とてもバランスがとれています。

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タムドゥー10年

タムドゥー10年
タムドゥー10年は、コットランド・スペイ川中流域にあるタムドゥー蒸留所でつくられているウイスキーです。ゲール語で「黒い丘」を意味します。

香りは、バニラとアーモンドのやわらかさとフレッシュオークとシナモンの香りがあります。

味わいは、フルーティーさとスパイシーさが程良く広がりバランスがとれています。

まとめ

イアンマクロード社で製造されているアイルオブスカイについてご紹介しました。

ゲール語で“翼がある島”という意味があるこのウイスキーは、ハイボールでも美味しく飲めるのでウイスキー初心者にもおすすめのボトルです。

この記事で興味を持った方は、アイルオブスカイを是非ご賞味ください。

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