ウイスキー銘柄

キングオブスコッツの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

キングオブスコッツ

キングオブスコッツは、スコットランドで作られているブレンデッドウイスキーです。この記事では、キングオブスコッツの味わいや香りの特徴、歴史や製造方法などを紹介します。

おすすめの飲み方やキングオブスコッツの種類ごとの特徴を掲載しているほか、記事の最後にはキングオブスコッツがお好きな方におすすめのウイスキーの提案なども行っています。是非ウイスキー選びの参考にしてみてください。

キングオブスコッツの特徴・概要

キングオブスコッツは、スコットランドにあるオールドモルトカクテルの雄「ダグラス・ラング社」から販売されているブレンデッド・ウイスキーです。

日本での知名度はあまり高くないウイスキーですが、スコットランドではその品質の素晴らしさからスコッチの王様を意味する「キングオブスコッツ」の名で親しまれています。

なお、スコッチを「スコッツ」と書く独特の表記は、スコットランドに住むケルト人の好みであるといわれています。

味・香りの特徴

キングオブスコッツの味の特徴は、その甘さにあります。

穀物由来の熟した果実のような芳醇な甘さの中に、トフィーとすっきりしたバニラのような風味が混在しており、その甘い味わいは飲む人を魅了します。

また、香りについては、爽やかな柑橘系とショウガや香辛料のような香りが混在しているのが、キングオブスコッツというウイスキーの大きな特徴です。

蜂蜜やカラメルのような香りを感じるという方もいるため、しっかりとした甘さがありつつもスパイシーな香りを堪能できるウイスキーだといえます。

後味や喉ごしの特徴

キングオブスコッツの喉ごしは滑らかでかつアルコール特有のパンチが効いたものであり、その後味はウイスキーの中でも程よいバランスが取れているといって差し支えありません。

ほのかに香る甘いバニラとスパイスが、口の中に爽やかな余韻を残してくれます。

反面、強い刺激感をウイスキーに求める方からは「少し後味が物足りない」という口コミも見られました。

よって、喉ごしや後味の爽やかなウイスキーをお求めの方に、キングオブスコッツはおすすめのウイスキーだといえます。

キングオブスコッツのおすすめの飲み方は「ロック」「ミスト」

ウイスキー ロック

キングオブスコッツを飲む際に、おすすめの飲み方は「ロック」や「ミスト」です。

キングオブスコッツの一番の特徴であるグレーンの甘みは、ロックやミストにしたときに一番引き立ちます。このウイスキーは冷やされることによりグレーン由来である穀物系の甘みがジワリと伸びていき、美味しく飲むことができるのです。

ハイボールだとエグみが残ってしまう

キングオブスコッツをハイボールで飲むのはおすすめできません。

炭酸水で割ることで爽やかな喉ごしを得られるうえに、ウイスキーを飲みやすくなることがハイボールの特徴ですが、キングオブスコッツをハイボールにしてしまうと、穀物の甘さが薄れるだけでなくグレーンモルト由来の余計なエグみだけが残ってしまいます。

そのため、キングオブスコッツを美味しく味わうためには、ウイスキーの甘さをしっかり残しつつエグみの発生を抑えることが可能なロックやミストがおすすめだといえるのです。

キングオブスコッツの種類

ここではキングオブスコッツの種類について紹介します。

現在流通が確認されているのは5種で、うち2種はノンエイジ品、残り3種は14年・17年・25年の長期熟成を経たウイスキーとなっています。

キングオブスコッツのノンエイジ品

キングオブスコッツのノンエイジ品をご紹介いたします。

ノンエイジブレンデッド・ウイスキーの魅力は、世代を越えた原酒のブレンドが可能な点です。

ブレンダーの個性や力量が最も問われる、腕の見せ所でもあります。

キングオブスコッツ ナンバード・エディション

キングオブスコッツ ナンバード・エディション

「キングオブスコッツ ナンバード・エディション」は、キングオブスコッツシリーズのプロトタイプとして販売されている、最もポピュラーなボトルです。

ボトルごとにシリアルナンバーを入れ、商品の管理を行っています。

ふくよかで甘い熟成シングルグレーンを使用した、モルトウイスキーの香り高い風味が特徴です。

キングオブスコッツ ナンバード・エディション
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キングオブスコッツ プロクラメーション

キングオブスコッツ プロクラメーション

「キングオブスコッツ プロクラメーション」は、通常のキングオブスコッツと比較すると深い熟成感が特徴的なボトルです。

プロクラメーションは英語で”宣言・宣告”を意味しています。

キングオブスコッツ プロクラメーション
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キングオブスコッツのエイジ品

キングオブスコッツのエイジ品をご紹介いたします。

エイジ品は必ず同じ世代以上のウイスキーのみをブレンドしているため、味の均一化がしっかりとはかられていることが特徴です。

そのため、「いつ飲んでも同じ味」という安心感を求める方にはおすすめのボトルだといえます。

キングオブスコッツ エクストラ・オールド

キングオブスコッツ エクストラ・オールド

「キングオブスコッツ エクストラオールド」は14年間熟成されたウイスキーで、穀物由来のまろやかな香味やコクのある舌触りが魅力的なボトルです。

専門家からの利き酒での評判も大変高く、キングオブスコッツを選ぶ際にはこれにしておけば間違いなしとささやかれている傑作ウイスキーとなっています。

キングオブスコッツ エクストラ・オールド
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キングオブスコッツ ウェッジウッド

キングオブスコッツ ウェッジウッド

「キングオブスコッツ ウェッジウッド」は、特製の陶器に入れられた17年物のボトルです。

陶器にはウェッジウッド社系のメイソン社製のものを使用しているため、「キングオブスコッツ ウェッジウッド」の名を冠しています。

こってりとした甘くリッチな香り立ちと、とろりとした口当たりが特徴的なウイスキーで、ノーマル品と比較するとカラメル系のシェリー樽独特の風味が強く現れているのが特徴です。

全体的に甘く癖がありグレーンの穀物感も強いため、やや通好みのボトルだといえます。

キングオブスコッツ ウェッジウッド
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キングオブスコッツ 25年

キングオブスコッツ 25年

「キングオブスコッツ 25年」は、25年もの長期にわたって磨き上げた珠玉のウイスキーを、特製のクリスタルボトルに詰めた濃厚な香味が特徴ある至高の逸品です。

キングオブスコッツの中では最も長い期間熟成されているこちらのボトルは、17年物である「キングオブスコッツ ウェッジウッド」と比較すると濃厚かつバランスの取れた味わいが特徴となっています。

チョコレートのような芳醇な香味としっかりした熟成感があり、飲んだ後の満足感がたまらない濃厚なボトルです。

キングオブスコッツ 25年
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キングオブスコッツの蒸留所・歴史

ダグラスラング社

キングオブスコッツという銘柄のウイスキーが誕生したのは、1886年のこと。

ブレンド自体ははるか昔から存在していたものの、商標権を持った会社は長年存在していませんでした。

第二次世界大戦後に創業したダグラス・ラング社が1950年に商標権を買収し、販売を始めたのがこのウイスキーの流通のはじまりだとされています。

ダグラス・ラング社に商標権が移ったことにより、キングオブスコッツは販売を拡大していきました。

蒸留所を持たないダグラス・ラング社は、元々ウイスキーのブレンド稼業を行っていた会社でした。1990年代後半からボトラーズへと参入し、契約している蒸留所から原酒の買い付けを行いブレンドと製造を行うようになりました。

これにより作られたブレンデッド・ウイスキーがキングオブスコッツです。

1980年代にはにはスタンダード品がメインで販売されていましたが、1990年代に入るとさらにリリースが増加します。17年物の「キングオブスコッツ ウェッジウッド」や25年物の「キングオブスコッツ 25年」などの長期熟成がなされたウイスキーが製造されるようになりました。

現在キングオブスコッツはイギリス国内でも非常に評判の良いウイスキーとして有名になっており、製造元であるダグラス・ラング社は1990年に「女王輸出貢献賞」を受賞しています。

キングオブスコッツの製法

キングオブスコッツは、複数の契約蒸留所から買い付けを行った原酒をブレンドする形にて製造されています。

しかしそのブレンド比率や原酒の種類については門外不出であるため、原酒構成については未だに謎のままです。

ウイスキー愛飲家たちの間では、キングオブスコッツはブレンドの品質維持と飲みやすさの両立を実現するためにグレーンを多めに使用しているのではないかとささやかれています。

キングオブスコッツ好きにおすすめウイスキー

「キングオブスコッツ」のような、甘さが引き立つウイスキーをお探しの方のために、以下におすすめのウイスキーを3点掲載しています。

キングオブスコッツに近い味のウイスキーを選ぶ際には是非参考にしてみてください。

ハウスオブピアーズ

ハウスオブピアーズ

甘くライトな味わいが特徴的なキングオブスコッツのようなウイスキーをお探しの方には、「ハウスオブピアーズ」もおすすめです。

ハウスオブピアーズはキングオブスコッツと同じ販売元である「ダグラス・ラング社」から発売されています。

バニラやシェリー系の甘い香味とまろやかな口当たりがある、比較的飲みやすいスコッチウイスキーです。

ザ・マッカラン12年

ザ・マッカラン 12年 シェリーカスク

「キングオブスコッツ ウェッジウッド」のようなシェリー樽独特の風味があるウイスキーをお探しの方におすすめなのが「ザ・マッカラン12年」です。

シェリー系の樽で熟成させたウイスキーの中には、甘さが強く比較的飲みやすいものが多い傾向にあります。

ザ・マッカラン12年も例外ではなく、バニラやフルーツの甘い香味をすっきりした口当たりで楽しむことができるウイスキーです。

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アベラワー 12年 ダブルカスクマチュアード

アベラワー 12年 ダブルカスク マチュアード

「キングオブスコッツ 25年」のような、甘く芳醇でチョコレートのような風味のあるウイスキーをお探しの方にうってつけなのが「アベラワー ダブルカスクマチュアード 12年」です。

フルーティーさとチョコレートのような甘さが混在しており、かつ滑らかさと豊潤さを満喫できる複雑な味わいが特徴のウイスキーとなっています。

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まとめ

この記事ではスコットランド産のウイスキー「キングオブスコッツ」について紹介しました。

甘くライトな口当たりが特徴的なキングオブスコッツは、喉ごしや後味の爽やかなウイスキーをお求めの方に、特におすすめのウイスキーです。

この記事でキングオブスコッツに興味を持った方は、是非賞味してみてはいかがでしょうか。

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