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モートラックの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

モートラック

モートラックはスコットランドのスペイサイドで製造されているシングルモルトウイスキーです。

この記事では、モートラックの味わいや特徴、歴史、製造方法などを紹介します。

記事の最後には、モートラックが好きな方におすすめのウイスキーも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

モートラックの特徴・概要

モートラック ボトル

モートラックは圧倒的に力強い味わいであるため、「ダフタウンの野獣」と呼ばれています。

ダフタウンとは、モートラック蒸留所がある地名「ダフタウン」のことです。

モートラックの味わいや香りの特徴

モートラックは、力強い味わいが特徴ですが、ピート香やスモーキーな印象はなく、フルーティな風味を感じるボトルです。

アルコール度数は全て43.3度に統一されるなど、こだわりを感じます。

モートラック蒸留所では2.81回蒸留を行っている

モートラックの製造では、2.81回の蒸留を行っている珍しい蒸留所です。

通常のスコッチウイスキーの蒸留は2回で、アイリッシュウイスキーは3回です。

そのため、2.81回蒸留を行っているモートラック蒸留所は非常に稀です。

この製法を生み出したが、ジョージ・コ―ウィーの息子である、アレクサンダー・コ―ウィーです。

彼はロンドン大学の薬学部に在籍し、薬学で学んだ経験を活かして独自の蒸留方法である「2.81回蒸留」という製法を生み出したとのことです。

この製法は非常に複雑化しており、熟練の職人でも蒸留工程を理解するのに半年はかかると言われています。

モートラックのおすすめの飲み方はストレート

モートラック 飲み方

モートラックは、力強い風味が特徴もシングルモルトです。

ストレートで味わいと「ダフタウンの野獣」と呼ばれる異名を感じます。

ただ、ストレートが苦手な方はロックがおすすめです。

ロックにすると、フルーティな香りを強く感じ、味わいは渋みや苦みを強く感じるようになります。

モートラックの種類

モートラック12年

モートラック12年

モートラック12年は、モートラックのスタンダードボトルの位置づけです。

香りは、リンゴやブドウ、オレンジのフルーティな香り、オークの香りを感じます。

味わいは、カカオやカスタードクリーム、アルコールの刺激を強く感じ、その後に酸味や苦みを感じます。

風味が強く、価格も6000円以上と高いため、ウイスキーを飲み慣れた人におすすめです。

モートラック16年

モートラック16年

モートラック16年は、モートラック12年よりワンランク上のボトルになります。

香りは、煮込んだ果実の芳醇な香りで骨太な印象を抱きます。

味わいは、力強いフルボディな口当たりで、アプリコットやはちみつといった甘く香ばしい味わいです。

余韻はモートラック12年よりも長く、最後に甘みを感じます。

モートラック18年

モートラック18年

モートラック18年は、青リンゴのライトでフルーティな香りや濃厚でスムーズな味わいが特徴です。

香りはライトでバランスが取れており、新鮮な青リンゴのライトなフルーティ、はちみつのトフィー、ほのかなピート香と柑橘の酸味。

味わいは、最初はクリーミーで強烈な甘みがエスプレッソコーヒーのような苦みに変わっていきます。

余韻は、甘さと苦みが交互に変わっていきます。

モートラック20年

モートラック20年

モートラック20年は、モートラックの中で最高ランクのボトルです。

ファーストフィルおよびリフィルのヨーロピアンオーク樽のみで熟成しています。

また、モートラックの特徴的な蒸留方法である2.81回蒸留を築いたアレキサンダー・コ―ウィー博士の秘蔵ボトルでした。

アレキサンダー・コ―ウィー博士の娘が木箱に入ったもモートラック20年を見つけたときに、青いラベルが貼られていたことから、現在でもボトルは青いシールを貼っています。

そのため、青いシールが貼られたモートラック20年は最高品質の証です。

香りは、ドライフルーツや杉の木、タバコの香り。

味わいは、ドライフルーツの甘みを強く感じ、柑橘系のフレッシュな風味やスモークの味わい。

モートラック20年
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モートラック25年

モートラック25年

モートラック25年は、ラインナップされている中で最も熟成年数が長いボトルになります。

香りは、エレガントで熟成感のある香りで、トロピカルフルーツに焦がしたクリームパイとミートパイの矛盾するような甘い香り。

味わいは、強烈な甘みやドライプラムの甘酸っぱい風味も感じます。

モートラック25年
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モートラック レアオールド

モートラック レアオールド

モートラック レアオールドは、シェリー樽とバーボン樽を組み合わせて作ったオリジナルの樽で熟成しているのが特徴です。

香りは、シェリー樽由来のレーズン、メロン、バニラ、ナッツといったシェリー樽の香りとバーボン樽の香りが合わさったような香りです。

味わいは、シナモンスティックとオークのスパイシーな香り、バニラ、レーズン、ビスケット。

甘さとスモーキーな風味のバランスの取れた風味となっています。

モートラック レアオールド
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モートラック 16年 UD花と動物

モートラック 16年 UD花と動物

モートラック 16年 UD花と動物は、UD系列からリリースされた花と動物シリーズのボトルです。

香りは、チョコレートやラム酒系の甘い香り、カカオ系の樽感も感じます。

味わいは、芳醇でコクがあり、フルーツ感のある甘みを感じます。また、かすかに渋みとスモーク感もあります。

UD系列からリリースされた貴重なボトルなので、見かけたらぜひお試しください。

モートラック 16年 UD花と動物
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モートラックの蒸留所・歴史

モートラック蒸留所

出典:mhdkk.com

モートラック蒸留所は1823年に、ダフタウン初の合法蒸留所としてスタートしました。

同業当初はオーナーが何回も変わり安定していませんでしたが、1853年にジョージ・コ―ウィーが新オーナーとして活躍していきます。

ジョージ・コ―ウィーは、当時の経済を支える鉄橋やトンネル、駅の構築に貢献し大成功を納めていたエンジニアでした。

ジョージ・コ―ウィーは、最高級のシングルモルト・スコッチを作りたいという思いで、モートラック蒸留所のオーナーになり、エンジニアや技術者という観点からウイスキー作りに臨みました。

そして、彼の息子であるアレクサンダー・コ―ウィーはロンドン大学の薬学部に在籍し、薬学で学んだ経験を活かし、独自の蒸留方法である「2.81回蒸留」という製法を生み出しました。

アレクサンダー・コ―ウィーが引退してからは、ジョニー・ウォーカー&サンズ社に蒸留所を売却することとなります。

モートラックの製法

モートラック 製法

出典:mhdkk.com

モートラックの仕込み水は、コンバルヒルの泉の水が使われています。

また、モートラックの特徴は「2.81回蒸留」です。

通常のスコッチウイスキーの蒸留は2回ですが、モートラックは中途半端な「2.81回蒸留」を行っています。

モートラック蒸留所には、3基の初溜釜と3基の再溜釜があります。

モートラックの「2.81回蒸留」は非常に複雑化しており、その蒸留の工程を理解するのに熟練の職人でも半年以上はかかると言われています。

しかし、そんな複雑な工程を経ているからこそ、モートラックの風味は他には類をみない力強さや複雑な風味を生み出しています。

そのため、モートラックのボトルが最低でも6000円以上するのに納得がいきます。

モートラック好きにおすすめのウイスキー

モートラックが好きな方におすすめのウイスキーを紹介します。

モートラックの「力強い風味」や「フルーティな風味」といった特徴を基準に2本選びました。

ロイヤル・ブラックラ21年


ロイヤル・ブラックラ21年は、世界で最も古い蒸留所の一つとも言われているロイヤル・ブラックラ蒸留所で製造されているシングルモルトウイスキーです。

1833年にウィリアム4世によって、初めてロイヤルワラントの称号を与えられた歴史を持ち、「王のためのウイスキー」と呼ばれています。

香りは、フルーティでフレッシュ、そして華やかな香りです。

味わいは、リンゴや洋梨といったフルーティでフレッシュな味わいで、スパイスな風味も感じる複雑な味わいとなっています。

ダルウェニー15年

ダルウェニー蒸留所は、スコットランドで最も標高の高い場所に設立されています。その高さは、約326mにも及びます。

また、ダルウェニー蒸留所は政府の気象観測所も兼ねている珍しい蒸留所です。

そんなダルウェニー蒸留所で作られたダルウェニー15年は、はちみつやバニラといった甘みのある香りや深みのある柑橘系のフルーツの香味を感じます。

余韻には、強烈な甘みの後にスモーキーさやピーティさ、モルティな風味が続きます。

まとめ

モートラックは、スコットランドのスペイサイドで製造されているシングルモルトウイスキーです。

「2.81回蒸留」と珍しい蒸留方法で作られた風味は、力強くフルーティな風味を堪能できます。

他にはない風味を楽しみたい方は、ぜひお試しください。

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