オールドセントアンドリュースは、スコットランドで作られていたブレンデッド・ウイスキーです。
この記事では、オールドセントアンドリュースの味わいや香りの特徴、歴史や製造方法などを紹介します。
おすすめの飲み方や種類ごとの特徴を掲載しているほか、記事の最後にはオールドセントアンドリュースがお好きな方におすすめのウイスキーの提案なども行っています。
是非ウイスキー選びの参考にしてみてください。
オールドセントアンドリュースの特徴・概要
オールドセントアンドリュースは、スコットランドにある「オールドセントアンドリュース社」が販売していたブレンデッド・ウイスキーです。
可愛らしいゴルフボール型のボトルに入ったデザインで、多くのゴルフ好きを魅了してきました。
現在では終売となっているため、すべてのボトルの入手が非常に困難です。
オークションサイトなどでは、スタンダードなクラブハウスが700ml4,000円前後で取引されています。
味の特徴
オールドセントアンドリュースは、穀物感が非常に強く甘みがしっかりしたウイスキーです。
香ばしい甘みの中に香る、ほんのりしたスモーク感のある風味も癖になる味わいとされ人気があります。
香りの特徴
香ばしくスモーキーな香りが、オールドセントアンドリュースの特徴です。
若干のピート香がアクセントとなり、モルトの味わいをさらに引き立てます。
喉ごし・フィニッシュの特徴
オールドセントアンドリュ―ズの喉ごしはすっきりしており、甘く好みやすいウイスキーといえます。
ゆっくりと舌の上で甘さが続いた後に、すっと消えるのがフィ二ッシュの特徴です。
オールドセントアンドリュースのおすすめの飲み方は「ストレート」
オールドセントアンドリュースのおすすめの飲み方は「ストレート」です。
ほんのりとしたビートの香りやスモーキーな味わいを、ストレートでそのまま楽しみましょう。
オールドセントアンドリュースの種類
ここではオールドセントアンドリュースの種類を紹介しています。
現在主に販売されているオールドセントアンドリュースは5種です。
オールドセントアンドリュース クラブハウス
スタンダードなオールドセントアンドリュースのボトルです。
ほんのり香るピートのスモーク香と、モルト由来の旨味が強い味わいが楽しめます。
フィニッシュはすっきりしており、ゆっくりと舌の上でスモーク感が続きます。
終売品のため、現在ではほとんど購入することができません。
このウィスキーを飲んでみたい方は、古酒市場を探しましょう。
オールドセントアンドリュース 12年
熟成したモルトの旨味が感じられる、オールドセントアンドリュースの熟成ボトルです。
モルト感のしっかりしたドライな香りと、はちみつの染み込んだカステラのようなしっとりとした甘さが特徴です。
香ばしい甘さの中に、シェリー感やスパイシーさが残る独特の余韻がこのウイスキーでは楽しめます。
現在ではほとんど流通しておらず、古酒市場にのみ存在します。
オールドセントアンドリュース トワイライト10年ブレンド
黄昏を意味するトワイライトの名を冠した、フレッシュ感の強いオールドセントアンドリュースです。
花やシトラスのような華やかさのある香りと、フレッシュフルーツの爽やかな風味がこのウイスキーでは堪能できます。
スタンダード品と比較して味わいが全く異なるため、同じ銘柄なのかと驚く方もきっといるでしょう。
オールドセントアンドリュース ナイトキャップ15年
「眠る前に飲むお酒」をテーマに作られた、リッチでフルーティなオールドセントアンドリュースです。
はちみつやオークのような心地よく甘い香りと、重厚感のあるフルーティな甘さが、このウイスキーでは楽しめます。
オールドセントアンドリュースの中ではバランスの取れた味わいのため、誰にでも飲みやすいボトルです。
オールド セントアンドリュース アルバトロス
ハイランドモルトを中核に据えてブレンドし、爽やかなピート香を添加したオールドセントアンドリュースです。
現在はほとんど確認できないウイスキーであり、出品があるのは古酒市場のみです。
オールドセントアンドリュースの歴史
オールドセントアンドリュース社は、日本向けにウイスキーを輸出する業者として、1970年に創業しました。
会社名の「オールドセントアンドリュース」は、ゴルフの聖地の名です。
ミニチュアゴルフバッグに詰めた可愛らしいブレンデッドウイスキーが人気を博し、「オールドセントアンドリュースといえばゴルフ型の瓶」というイメージを強めたとされています。
ゴルフ型の便だけでなく、通常の瓶にもゴルフボールのロゴがついているのが、このウイスキーメーカーの特徴です。
瓶だけでなく樽詰めのウイスキーも販売し、当時は話題を集めました。
現在では銘柄そのものが終売しており、会社についても確認できる事項がほとんどありません。
オールド セントアンドリュースを飲みたい方は、古酒市場を探しましょう。
オールドセントアンドリュースの製法
オールドセントアンドリュースは、複数のウイスキーをブレンドして作られる銘柄です。
そのキーモルトには、トマーティンが使われているという説が有力視されています。
原種の配合比率を変えることで、同じ銘柄内でも異なる風味のウイスキーを、オールドセントアンドリュース社は販売していました。
特にナイトキャップやトワイライトなどのボトルは、スタンダード品と全く違った味わいを堪能可能です。
オールドセントアンドリュース好きにおすすめウイスキー
ここではオールドセントアンドリュースがお好きな方におすすめの、ゴルフにゆかりのあるウイスキーを3つ紹介します。
オールドセントアンドリュースと似た傾向のウイスキーをお探しの際には、是非参考にしてみてください。
エデンミル シングルモルト
ゴルフの聖地セントアンドリュースにあるホテルにあるバーでボスと会話をし、ヒントを得て作られたのがエデンミル蒸留所です。
その蒸留所発の銘柄、エデンミル シングルモルトはシェリー感のある風味とバーボン樽のバニラ香、スパイシーな要素が絶妙に絡んだクラフトウイスキーです。
同じゴルフ場にゆかりのある、オールドセントアンドリュースと飲み比べてみませんか?
ロッホローモンド12年
全米オープンゴルフ公式ウイスキーに選ばれたロッホローモンド12年も、オールドセントアンドリュースと飲み比べてみたい銘柄です。
熟した桃や洋ナシのようなフルーツやバニラの甘い香り、濃厚なジュースのような果実の風味が堪能できます。
サントリーウイスキー オールド ゴルフボール型ボトル
日本で販売されているサントリーウイスキー オールドには、ゴルフボール型のボトルもあります。
ゴルフもウイスキーもどちらも好きな方ならたまらないボトルデザインのため、ギフトにもおすすめです。
まろやかで舌触りの良い酒質とシェリー感のある甘い風味は、非常に飲みやすく多くの方を虜にしています。
まとめ
この記事ではスコットランドの「オールドセントアンドリュース社」から販売されていた、オールドセントアンドリュースを紹介しました。
モルト感の強い香味と独特なボトルデザインが楽しめるこのウイスキーが気になった方は、是非ご賞味されてみてください。