サントリーオールドの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

サントリー オールド

サントリーオールドは、「だるま」の愛称で知られている、日本を代表するウイスキーです。

この記事では、サントリーオールドの味わいや特徴、歴史、製造方法などを紹介します。

記事の最後には、サントリーオールドが好きな方におすすめのウイスキーも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

サントリーオールドの特徴・概要

サントリーオールドは、ずんぐりとしたボトルの形から「だるま」という愛称でウイスキー好きの間では親しまれています。

「だるま」の他にも、「たぬき」なんて呼ばれ方もしています。

サントリーを代表とする「サントリーオールド」は、高度経済成長期において飛ぶように売れたことでも有名です。

サントリーオールドの味・香りの特徴

サントリーオールドは、シェリー樽での熟成を行っているため、甘い香りと甘い風味が特徴です。

レーズン系の甘くフルーティな香りは、日本人向けに甘く作られているため非常に飲みやすいのもポイントです。

また、ウイスキー特有のピート香やスモーキーと風味がなく、クセのない味わいは女性にもおすすめです。

サントリーオールドは「出世してから飲む酒」の象徴だった

サントリーオールドは原酒100%で製造されていた、ということもあり発売された当時は非常に高価な値段で販売されていました。

そのため、当時は高嶺の花であり「出世してから飲む酒」の象徴でした。

東京オリンピックを境に高度経済成長の波に乗った日本は、高級志向となりバーなどでは「だるま」や「たぬき」といった愛称で親しまれ、ボトルキープをされるようになりました。

現在では、2000円台と手ごろな価格で購入できる試しやすいボトルです。

サントリーオールドのおすすめの飲み方はハイボール

ハイボール

サントリーオールドは、ハイボールでの飲み方がおすすめです。

サントリーオールドは風味が濃厚でしっかりしているため、炭酸で割っても風味が崩れることがないのが特徴です。

アルコール度数が43%と高いこともあるため、ストレートやロックで飲むとアルコールの刺激を感じ飲みづらいと感じる方も多いでしょう。

そんな方は、炭酸で割ってあげると香りも強まりゴクゴク飲めてしまいます。

天ぷらやお寿司といった日本料理との相性が良いので、ぜひお試しください。

サントリーオールドの種類

サントリーオールド

サントリーオールド

サントリーオールド」は、現在オフィシャルから販売されている唯一のボトルです。

山崎蒸留所で製造され、シェリー樽で熟成されています。

香りは、シェリー樽由来のレーズンやベリー系果実の華やかで甘い香りが印象的です。

味わいは、レーズンやベリー系果実の芳醇で華やかな甘み、アルコール度数が43%と少し高いことからも、多少の刺激を感じます。

ピートやスモーキーな風味を感じない、甘く華やかな風味は非常に飲みやすいです。

クセがなく様々な飲み方で楽しめる「サントリーオールド」は、食事との愛称が抜群です。

サントリーオールド 特級

サントリーオールド 特級

サントリーオールド特級は、1989年以前に製造されたボトルです。

特級の表記以外には、一級や二級が存在しその違いは原酒の含有率によるものです。

特級は20%、一級は10%以上20%未満、二級は10%以下となっています。

特級表記のサントリーオールドは、最高級品として販売されていたことになります。

サントリーオールドの特級表記は、保存状態や保存環境、製造年月日によって風味が異なるようです。

そのため、ボトルによって違った風味を楽しめるといった楽しみ方があります。

オークションサイトや通販サイトなどで購入できます。

サントリーオールド 特級
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サントリーオールドの蒸留所・歴史

サントリーオールドが完成したのは、1940年です。

サントリーの創業者である鳥井信治郎は、1923年に国内初である山崎蒸留所を建設しており、国産ウイスキーの製造を始めます。

1929年に白札(現在のサントリーホワイト)や赤札(現在のサントリーレッド)を発売するも、売り上げが伸びず低迷していました。

その後、鳥井信治郎の長男・鳥井吉太郎の手を借りて作った「サントリーウイスキー12年」が好評だったこともあり、そこからウイスキー事業を定着させるために誕生したのが「サントリーオールド」です。

しかし、当時の日本は戦時下にあったため販売はされず、1950年に正式に発売されました。

原酒100%で作られた「サントリーオールド」は、価格が非常に高かったことから一般層にとっては高嶺の花で、「出世してから飲む酒」の象徴でした。

1964年の東京オリンピックを機に、日本は高度経済成長へと突入していきます。

この頃は、経済が伸びていたこともあり消費者が飲むお酒はビールやウイスキーの他に、バーボンやブランデー、ワインと高級志向になっていきます。

日本に次々と高級ウイスキーが輸入されたこともあり、「サントリーオールド」は高級酒の代替品として飲まれるようになり、高度経済成長期においては爆発的な売り上げを記録します。

売り上げが順調に伸びてきた「サントリーオールド」は、「二本箸作戦」と呼ばれるキャンペーンを打ち出します。

このキャンペーンは、これまで日本酒しか置いてなかった寿司屋や天ぷら屋、割烹料理店、さらには家庭に浸透させようというキャンペーンです。

そのきっかけとなったのが、「十年前は熱燗で一杯やったものですが、、、一日のピリオド。黒丸。」というキャッチコピーを掲載した新聞によるものです。

今までは仕事終わりに日本酒を飲んで一杯飲んで一息ついていたのが、サントリーオールドで一杯やるという図式に変わり、この作戦が大成功を納めます。

この年に100万ケース程度だった販売数は、1974年には500万ケース、1978年には1000万ケース、1980年には1240万ケースを販売し、爆発的な売り上げを記録しました。

しかし、これは長くは続かず「オールドショック」と呼ばれる事件により売り上げが低迷します。

オールドショックとは、1980年代後半に行われた酒税法の改正や関税の引き下げにより、質の高いスコッチやバーボンと競争をしなければいけなくなったことです。

これにより、日本ウイスキーの売り上げは洋酒に奪われてしまうことです。

その後、日本では国産ウイスキー製造の本格化が進み、サントリーでは響きや山崎、白州といった本格ウイスキーの製造が始まり、「サントリーオールド」は気が付けば「角瓶」より少し高価なウイスキーという位置づけになりました。

現在では、高級ウイスキーから一転して低価格で購入できるウイスキーとして親しまれています。

サントリーオールドの製法

1981年に日本消費者連盟が入手したとされる、サントリーの内部資料によれば、サントリーオールドの成分は、モルト原酒27.6%、グレンウイスキー45.1%、汲水26.1%、甘味果実酒0.8%、リキュール0.4%、カラメル0.6%といった成分構成となっていました。

当時のサントリーオールドは、樽での熟成をせずに色合いや風味付けをするために甘味果実酒やリキュール、カラメルなどを使用していたそうです。

サントリーオールド好きにおすすめのウイスキー

サントリーオールドが好きな方におすすめのウイスキーを紹介します。

サントリーオールドの「甘い香り」や「甘い味わい」といった特徴を基準に選びました。

どれも甘い風味が特徴で、クセのない風味となっているため女性にもおすすめです。

オールドパー12年

オールドパー 12年

オールドパー12年」は、文豪や政治家に愛されたことで有名なスコッチブレンデッドウイスキーで、日本に初めて持ち込まれたスコッチウイスキーとしても知られています。

香りは、果実系の甘みと樽の香りを感じます。

口に含むとなめらかな味わいや多少のスパイシーな風味を感じますが、フルーティな甘みが強く飲みやすいです。

また、余韻にはビターな風味やスモーキーな風味をかすかに感じます。

加水をすると、甘い風味が強くなります。

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サントリーローヤル

サントリーローヤル

サントリーローヤル」は、サントリーオールドの上位ボトルとして登場したブレンデッドウイスキーです。

香りは、レーズン系の甘さや芳醇なフルーティな香り。

味わいは、アルコールのピリピリとした刺激による辛み、その後に甘い味わいが続きます。

全体的には辛みと甘みが交互に襲ってくるような味わいです。

ロックにするとフルーティな風味が強まります。

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まとめ

サントリーオールドは、「だるま」の愛称で親しまれ、高度経済成長期においては爆発的な売り上げを記録した人気のあるボトルです。

当時は、「出征してから飲む酒」といった位置づけでしたが、現在では2000円程度で購入できます。

日本料理との相性が抜群なため、ご飯のお供にぜひお試しください。

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