ブラントンの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

ブラントン

ブラントンは、アメリカのケンタッキー州にある「バッファロー・トレース蒸留所」で作られているシングルバレル・ウイスキーです。

この記事では、ブラントンの味わいや香りの特徴、歴史や製造方法などを紹介します。

おすすめの飲み方や種類ごとの特徴を掲載しているほか、記事の最後にはーがお好きな方におすすめのウイスキーの提案なども行っています。

是非ウイスキー選びの参考にしてみてください。

目次

ブラントンの特徴・概要

ブラントン ロゴ

ブラントンは、アメリカのケンタッキー州にある「ブラントン・ディスティラリー社」から販売されているシングルバレル・ウイスキーです。

製造と蒸留は同社を設立した「バッファロー・トレース蒸留所」が行っています。

味の特徴

ブラントンは甘味のなかに微かなスパイスが香る、上品な味わいが特徴的なウイスキーです。

ドライレーズンやドライプルーン、デーツや乾燥させたイチジクのようなドライフルーツを主体とした甘い風味があります。

香りの特徴

ブラントンはドライマンゴーや完熟した甘いイチジクに似た、フルーティーな香りがあるウイスキーです。

少々鼻を抜けるニッキのような匂いもありますが、接着剤のようにキツくはない上品で心地のよい程度に収まっています。

喉ごし・フィニッシュの特徴

ブラントンはオイリーかつまろやかで喉ごしにしっかりとした重みがある、男性的で力強い飲みごたえがあるウイスキーです。

中盤でやや酸味がある香味が出たあと、フィニッシュ前の段階ではバニラやメープルシロップの上品な甘味が現れます。

余韻はスパイシーかつウッディであり、ドライなフィニッシュが長く続きます。

ブラントンのおすすめの飲み方は「ストレート」「トワイスアップ」

ブラントンのおすすめの飲み方は「ストレート」「トワイスアップ」です。

骨太なバーボンならではの味わいを楽しみたい方は「ストレート」

ウイスキー ストレート

ブラントンの骨太で男性的な風味を最大限味わえるのは、加水などを一切行わない「ストレート」です。

ブラントンは平均よりややアルコール度数が高い46.5度のウイスキーであるため、ミネラルウォーターやソーダなどのチェイサーを用意して飲むことをおすすめします。

ウイスキー初心者には「トワイスアップ」

トワイスアップ

ウイスキー初心者にとって、ブラントンは少し度数が高く飲みにくいと感じることがあります。

そのような場合は「トワイスアップ」で飲むことによって、ブラントン特有の香味を損なわず度数のみを下げて美味しく味わうことが可能になります。

ブラントンの種類

現在主に販売されているブラントンは5種です。

ブラントン オリジナル

ブラントン

「ブラントン オリジナル」はブラントンの中でも最もスタンダードなボトルです。

ドライフルーツを彷彿とさせる濃く芳醇な香味の中に、スパイシーさが混在しているのがこのウイスキーの特徴となっています。

ブラントン ブラック

ブラントン・ブラック

「ブラントン・ブラック」はブラントンシリーズの中でもコスパが良く、アルコール度数の低いボトルです。

シングルバレル・ウイスキーならではの繊細さとキレはそのままに、飲んだ際の口当たりがなめらかでマイルドになるよう仕上げたウイスキーとなっています。

現在は終売品となっており、販売は中古市場のみです。

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ブラントン ゴールド

ブラントン・ゴールド

「ブラントン ゴールド」はひと樽の原酒のみを樽出し原酒に限りなく近い状態でボトリングしたシングルバレル・ウイスキーです。

崇高な香りと深い味わいはブラントンシリーズの中でも評価が高く、その美味しさと高品質さからSWSCにて金賞を受賞しています。

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ブラントン シルバー

ブラントン・シルバー

「ブラントン・シルバー」は現在ではほとんど流通していない、ブラントンの中でも希少価値の高いボトルです。

このボトルは終売品であるため、中古市場のみで流通が確認されています。

ブラントン・シルバー
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ブラントン ストレート・フロム・ザ・バレル

ブラントン・ストレート・フロム・ザ・バレル

「ブラントン・ストレート・フロム・ザ・バレル」はブラントンの樽の中でも厳選されたものの原酒を、一切ろ過することなく詰めた至高のボトルです。

ブラントンシリーズの中では最高級品に当たり、販売ルートが限定されたウイスキーとなっています。

ブラントン蒸留所の歴史

ブラントンが誕生したのは、「バッファロー・トレース蒸留所」が「エンシェントエイジ蒸留所」と呼ばれていた1984年のことです。

バーボンウイスキーの聖地とされるケンタッキー州「フランクフォート」の市制200周年記念ボトルとして、ブラントンは誕生しました。

発売当時のボトルは現在販売されているボトルと味わいが異なり、ドライフルーツのような甘みよりも、薄めたメープルシロップやべっこう飴などのハーバルな甘さが感じられるウイスキーだったとのことです。

「ブラントン」という銘柄の元になったのは、ウイスキー造りの名手である「アルバート・ブラントン大佐」です。

現在バッファロートレース蒸留所には、このブラントン大佐の技術を受け継いだ愛弟子が存在します。

それがエルマー・T・リー氏であり、師匠の名を冠したブラントンというウイスキーの名付け親でもあるのです。

現在ブラントンはウイスキー愛好家の間で世界的に有名な銘柄となり、常に品薄な状態が続いています。

終売したブラントン・ブラック以外はボトルの生産が続いていますが、シングルバレル・ウイスキーという商品の性質上、品質の良い製品が出回るためには良い品質の樽が育つ必要があります。

そのため「ブラントン・ストレート・フロム・ザ・バレル」のような最高級品が必ずしも毎年市場に現れるとは限らないのです。

ブラントンの製法

ブラントンは樽ごとに品質の管理や出荷が行われている、シングルバレル・ウイスキーです。

出荷に適した熟成の時期を樽ごとに見極められ、原酒が出荷のピークを迎えるとボトリングされ、出荷となります。

ブラントンの樽は出荷時の出来によって、樽ごとにボトルの階級を定めています。

ブラントン・ストレート・フロム・ザ・バレルを最高級品とし、「ブラントン・ゴールド」「ブラントン」と続きます。

「ブラントン・ブラック」「ブラントン・シルバー」は終売品となっており、現在は製造されていません。

ブラントン好きにおすすめウイスキー

ここではブラントンがお好きな方におすすめのウイスキーを3つ紹介します。

ブラントンと似たドライフルーツのような甘い香味が特徴のウイスキーや、同じ蒸留所から発売されているボトルなどを紹介していますので是非参考にしてみてください。

バッファロートレース

バッファロートレース

ブラントンと同じ「バッファロートレース蒸留所」で作られたウイスキーをお探しの方には、「バッファロー・トレース」がおすすめです。

「バッファロー・トレース蒸留所」のシグネチャー・ボトルであるこのウイスキーは、バニラや糖蜜のような甘い香りと、黒糖のようなコクのあるウッディな味わいが特徴です。

中盤からフィニッシュにかけては、キイチゴやアニスを彷彿とさせる甘さもやや感じられます。

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宮城峡 シングルモルト

シングルモルト宮城峡

ブラントン特有のドライフルーツの香りがあるウイスキーをお探しの方には「ニッカウヰスキー 宮城峡 シングルモルト」もおすすめです。

ブラントンと比較すると軽い口当たりなので、ウイスキー初心者でも飲みやすいボトルだといえます。

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エライジャ・クレイグ スモールバッチ

エライジャクレイグ スモールバッチ

ブラントンのような独特の鼻に抜ける甘さがあるウイスキーをお探しの方は「エライジャ・クレイグ スモールバッチ」がおすすめです。

「バーボンの祖」と呼ばれるこのボトルは、骨太で力強い中にも優しい甘さがあります。

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まとめ

この記事では「バッファロートレース蒸留所」で蒸留され「ブラントン・ディスティラリー社」から販売されているブラントンを紹介しました。

男性的で力強い骨太な喉ごしと、上品で甘くスパイシーな味わいが特徴あるこのウイスキーが気になった方は、是非ご賞味されてみてください。

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