ウイスキーと梅酒を使った梅酒ウイスキーとカクテルレシピ

ウイスキー 梅酒

ウイスキーと梅酒は非常に相性の良い組み合わせです。

梅酒の爽やかな風味やコクのある甘みでウイスキー独特のクセが和らぐだけでなく、お互いの味わいが引き立てられ、飲みやすくなります。

この記事を読むことで、ウイスキーの梅酒割りやウイスキーを使った梅酒の作り方がわかり、すぐに実践できます。

目次

ウイスキーベースで作る梅酒の特徴

ウイスキーと梅酒の合わせ方には、大きく分けて2通りあります。

1. 混ぜるだけの「ウイスキーの梅酒割り」

ウイスキーと梅酒を混ぜるだけでできるカクテルが「ウイスキーの梅酒割り」です。

材料さえ揃えば自宅で簡単に作れるので、ウイスキーと梅酒の組み合わせを今すぐ楽しみたい時にはこちらをオススメします。

梅酒の爽やかさととろりとした甘みがプラスされることにより、ウイスキーのクセが抑えられるため飲みやすいのが特徴です。

ウイスキーの梅酒割りのレシピ(ウイスキーと梅酒の比率は2:3が目安)

材料 分量の目安
ウイスキー 60ml
梅酒 90ml
適量
  1. グラスに氷を入れる
  2. ウイスキーを注ぐ
  3. 梅酒をゆっくりと注ぐ
  4. マドラーやバースプーンなどで丁寧にかき混ぜる

また、炭酸水を加えると、より清涼感のある「梅酒ハイボール」となります。

梅酒ハイボールのレシピ(それぞれの比率は1:1:3が目安)

材料 分量の目安
ウイスキー 30ml
梅酒 30ml
炭酸 90ml
適量
  1. グラスに氷を入れる
  2. ウイスキーと梅酒を注ぐ
  3. 炭酸水をゆっくりと注ぐ
  4. マドラーやバースプーンなどで丁寧にかき混ぜる

カロリーですが、ウイスキーを同じ分量(100ml)の梅酒で割った場合、大体395kcalとなります。

同量のビールが約90kcalですので、決して低いとは言えません。

もし、摂取カロリーを抑えたいのであれば、水を加えてアルコール濃度を薄めることにより、カロリーを下げることができます。

2. ウイスキーで梅を漬けこむ「ウイスキー梅酒」

もう一つの合わせ方が「ウイスキー梅酒」です。

通常、梅酒を作るには無味無臭のホワイトリカーを使用しますが「ウイスキー梅酒」では、このホワイトリカーをウイスキーに変えて梅を漬け込みます。

「ウイスキーの梅酒割り」と比べると、よりまろやかで濃厚な味わいとなります。

手間も時間も掛かりますが、その分、ウイスキー独特の香りとコク、梅酒のほどよい酸味と甘みがぶつかり合うことなく調和しているのが特徴です。

どうしても早く飲みたいという方は2~3ヵ月で飲むことができますが、この場合、ウイスキーと梅酒の味はそれほど馴染んでいません。

できれば1年以上漬け込むと、深いコクやまろやかさ、芳醇さが出てきます。

漬け込む時間の長さによって味の変化を楽しめるのも、手作りの醍醐味です。

ウイスキー梅酒のレシピ

材料 分量の目安
ウイスキー 1~1.5L
青梅 1kg
氷砂糖 500~700g

・用意するもの
保存用の広口瓶(4L)・ヘタ取り用の竹串

  1. 瓶を洗い、消毒をして、清潔な状態で乾燥させる
  2. 梅を洗って1時間浸水させ、アク抜きをする
  3. できれば天日干しをした後、梅の水分をしっかり拭き取り、ヘタを取る
  4. 乾燥させた瓶に梅と氷砂糖を交互に入れる
  5. ウイスキーを注ぐ
  6. きっちりと蓋をして、冷暗所で保存する

ウイスキーや氷砂糖の量はお好みで調節してください。

ウイスキーの量を増やし、氷砂糖を減らすと、キレのある味わいになります。

甘ったるいお酒が苦手な方におすすめです。

梅酒を作るときの注意したい酒税法について

特別な器具も使用せずに簡単に自宅で作れる梅酒ですが「酒税法」には注意して下さい。

自宅で梅酒を作る際のルールが細かく定められています。

Q1 消費者が自宅で梅酒を作ることに問題はありますか。

A 焼酎等に梅等を漬けて梅酒等を作る行為は、酒類と他の物品を混和し、その混和後のものが酒類であるため、新たに酒類を製造したものとみなされますが、消費者が自分で飲むために酒類(アルコール分20度以上のもので、かつ、酒税が課税済みのものに限ります。)に次の物品以外のものを混和する場合には、例外的に製造行為としないこととしています。
また、この規定は、消費者が自ら飲むための酒類についての規定であることから、この酒類を販売してはならないこととされています。

1 米、麦、あわ、とうもろこし、こうりゃん、きび、ひえ若しくはでん粉又はこれらのこうじ
2 ぶどう(やまぶどうを含みます。)
3 アミノ酸若しくはその塩類、ビタミン類、核酸分解物若しくはその塩類、有機酸若しくはその塩類、無機塩類、色素、香料又は酒類のかす

根拠法令等:
酒税法第7条、第43条第11項、同法施行令第50条、同法施行規則第13条第3項

引用:【自家醸造】|国税庁

自宅で梅酒を作る際に守らなければならないことをまとめると、以下の通りです。

  1. アルコール度数が20度以上のお酒を使うこと(35度以上が好ましい)
  2. 米、麦、ぶどうなどを混ぜないこと
  3. 自分や家族など個人の範囲で飲むようにし、販売はしないこと

この記事で紹介したウイスキー梅酒のレシピを自宅で楽しむのなら、何の問題もありません。

また「ウイスキーの梅酒割り」も、厳密に言えば、お酒にお酒を混ぜて新たに酒類を製造したとみなされる「みなし製造」となりますが、作り置きをせずにその場ですぐ消費すれば法律違反にはなりません。

ウイスキーベースの梅酒に合うウイスキーの種類と銘柄

ウイスキーの種類 こんな人におすすめ
スコッチウイスキー ウイスキーのクセも楽しみたい人に
バーボンウイスキー ウイスキーベースの梅酒入門に
ジャパニーズウイスキー スッキリ感が好きな人に

個性的な味わいになるスコッチウイスキー

スコッチは、ピート香・スモーク感が大きな特徴です。

個性が強い銘柄も多く、梅酒で割っても、ウイスキー梅酒にしても、スモーキーかつ個性的な味わいとなります。

スコッチ独特のフレーバーは梅の風味で和らぎ飲みやすくなりますが“独特”であるがゆえに消えてしまうことがないため、ウイスキーらしさは損なわれません。

爽やかなだけでなくウイスキーのクセをしっかりと感じたい方にオススメです。

また、おすすめの銘柄は「ティーチャーズ ハイランドクリーム」です。

スモーキーフレーバーの奥からやって来るほのかな酸味が、梅ならではの酸味や爽やかさと見事にマッチします。

深いコクとフルーティーさのバランスが絶妙です。

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甘くマイルドな味わいになるバーボン

バーボンは、トウモロコシを主原料としており、バニラのような香りと甘み、スッキリ感のある味わいが特徴です。

バーボンと梅酒はとろりとした甘みが共通しているため、非常に相性が良く、クセの少ないマイルドな梅酒割りやウイスキー梅酒ができ上がります。

ウイスキーのクセが苦手な方やウイスキーベースの梅酒入門にオススメです。

また、おすすめの銘柄は「メーカーズマーク」です。

メーカーズマーク特有の柔らかさで、非常にまろやかなウイスキー梅酒になります。

バーボンの場合、長期熟成モノだとクセが強いことが多いので、熟成年数の短いボトルを選んで下さい。

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スッキリとした味わいになるジャパニーズウイスキー

ジャパニーズウイスキーは、複雑で繊細な香りと穏やかで奥深い味わいが特徴です。

シャープな飲み口の銘柄を選ぶと、梅酒の爽やかさ・ほのかな甘みとマッチしてスッキリ感のある梅酒割り・ウイスキー梅酒になります。

入門編にはもちろん、色々なタイプの梅酒割りやウイスキー梅酒を試してみたい方にもオススメです。

また、おすすめの銘柄は「ブラックニッカ クリア」です。

リーズナブルな価格と、クセのない軽やかな味わいが梅酒作りに最適です。

ブラックニッカのHPでは「ブラックニッカクリア×梅」のレシピが紹介されています。

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まとめ

ウイスキーの梅酒割りも、ウイスキー梅酒も、ウイスキーと梅酒の組み合わせを堪能したい時にぴったりな飲み方です。

自分好みの比率を色々と試してみるのも楽しいので、いつもとは違う家飲みタイムにしてみたくなったら、ぜひ手作りウイスキーベースの梅酒をお供にしてみて下さい。

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