ウイスキー銘柄

カティサークの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

カティサーク

カティサークはスコットランド産のブレンデッドウイスキーです。

ピート香が控えめで飲みやすく、価格もリーズナブルであることから初心者向けの銘柄として知られています。

世界130カ国で販売され、スコッチ業界でも5番目の業績となる年間売り上げ200万ケース以上を誇る、知名度の高いウイスキーです。

カティサークの特徴・概要

カティサークの名前の由来は「カティサーク号」

カティサーク号カティサークは、イギリスの快速帆船「カティサーク号」が名前の由来です。

カティサークの製造元であるBB&R社が、当時、ポルトガルから買い戻されて話題となっていたカティサーク号の人気にあやかり、自社のブレンデッドウイスキーにその名前を付けたとされています。

カティサークと村上春樹

カティサークは、作家・村上春樹氏の作品にたびたび登場することでも有名です。

村上氏自身もカティサークを愛飲しているとのことで、ファンにとっては特別なウイスキーとして親しまれています。

カティサークのおすすめの飲み方は「ハイボール」

カティサーク飲み方カティサークのおすすめの飲み方はハイボールです。

カティサークのすっきりとした味わいはハイボールにとても良く合います。

また、カティサークの魅力である華やかでフルーティーな香りをダイレクトに楽しめるストレートもオススメです。

カティサークの種類

ウイスキーの基本的な飲み進め方は、同じ銘柄で異なる年代の種類を飲み比べていきます。
(縦飲み、垂直飲みといいます。)

理由としては、同じ銘柄であれば味やテイストの傾向が共通しており、比べたときにより違いがわかりやすいため自分の好みに合った年代を見つけやすいからです。

カティサーク オリジナル


カティサークオリジナルは、緑色の瓶に山吹色のラベルでお馴染みのカティサークのレギュラーボトルです。

スモーキーフレーバーやピート香といったウイスキー独特のクセがほとんど感じられない、ライトな飲み口が特徴です。

香りはフルーティーかつ華やかで、すっきりとした味わいには柑橘類や青リンゴの爽やかさも漂います。

万人受けする飲みやすさとリーズナブルな価格は、ウイスキー初心者にオススメです。

カティサーク プロヒビション


カティサークプロヒビションは、禁酒法(プロヒビション)廃止から80年を記念してリリースされたオフィシャルボトルです。

また、禁酒法時代にアメリカへカティサークを売り続けたウィリアム・マッコイ氏への敬意を表したボトルともされています。

アメリカンオークの樽で熟成させた高級モルト原酒とクオリティの高いグレーン原酒をブレンドし、ノンチルフィルタリングでボトリングしています。

アルコール度数50%による力強い味わいと胡椒のようなスパイシーさが特徴です。

香りは濃厚なラムレーズンですが、口に含むと甘みはほとんど感じられず、特有のスパイシーな刺激が正面からやって来ます。

飲みやすさが持ち味のオリジナルとはまるで正反対のパンチの効いたウイスキーですので「同じ銘柄だから似た味だろう」と思ってプロヒビションを飲むと、かなり驚かれるかもしれません。

カティサーク ストーム

カティサークストームは、2013年にリリースされ、すでに終売となっているボトルです。

オリジナルに比べて、マッカランやハイランドパークといった高級モルトの比率が高く、熟成年数も長いことから、飲みやすさはそのままにコクや甘みが強調された味わいとなっています。香りもよりリッチで華やかです。

カティサーク ストーム
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カティサーク モルト


カティサークモルトは、ストームに切り替わって終売となったボトルです。

グレーン原酒を一切使用せず、モルト原酒のみを掛け合わせたヴァテッド・モルトウイスキーです。

スペイサイドらしい爽やかでフルーティーな香りと、やや甘さ控えめのライトな飲み口が特徴となっています。

そして、モルト原酒100%ならではのモルト感が楽しめます。

カティサーク 12年デラックス


カティサーク12年デラックスは、すでに終売となっているボトルです。

12年以上熟成させたモルト原酒・グレーン原酒を使用しています。

シェリー樽原酒由来の風味が際立っており、オリジナルに比べてレーズンの香りが強いです。

そのあとに、ナシや青リンゴといった爽やかなフルーティーさがやって来ます。

味わいもレーズンの酸味が強いですが、アルコールの辛味やカカオのような渋みも感じられます。

全体的にバランスの良さが魅力です。

カティサーク 12年デラックス
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カティサーク エメラルド

カティサークエメラルドは、1990年代に流通していたとされる、BB&R時代のすでに終売となったボトルです。

一度ヴァッティングしたモルト原酒を12年間熟成させ、その後グレーン原酒を加えてさらに熟成させるという「ダブルマリッジ製法」を採用しています。

モルト原酒はローランドモルトをベースに、グレングラッソーやグレンゴインといったハイランドモルトを掛け合わせています。

麦の香ばしさや甘みを感じさせる、非常に穏やかで優しい味わいが特徴です。

カティサーク エメラルド
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カティサーク 18年


カティサーク18年は、すでに終売となっているボトルです。

18年以上熟成させた高級モルト原酒をブレンドしています。

長期熟成モノならではの円熟味や深みを味わえます。

また、オリジナルや12年に比べるとシェリー樽由来の風味がより濃厚です。

酸味は控えめで、レーズン・ドライプラムといった果実味の奥にスパイシーさも感じられます。

カティサーク 18年
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カティサーク インペリアル キングダム


カティサークインペリアル・キングダムは、1990年代に流通していたとされる、すでに終売となったボトルです。

キーモルトにはストラスアイラ・ブナハーブン・グレンロセスなどを使用し、長期熟成原酒をブレンドしているとされています。

現行ラインナップに感じられる若いグレーン感はほとんどなく、モルトの芳醇な風味を堪能できます。

また、カラメル添加をしないナチュラルな味わいとスムースな飲み口も特徴的です。

カティサーク インペリアル キングダム
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カティサーク25年

カティサーク25年は、すでに終売となっているボトルです。

カティサークシリーズの中でも「最上級」や「究極」と称されるボトルで、BB&R社会長の秘蔵モルトにグレンロセス・マッカラン・グレンリヴェットなどの25年熟成モルトをヴァッティングしたオールモルトウイスキーとなっています。

シェリー樽由来のレーズンの香りと甘みが際立っており、そこへ長期熟成モノ特有のコクや奥深さがプラスされています。

複雑かつ華やかな香りと味わいに高級感が漂う1本です。

カティサーク 25年
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カティサーク25年 タム オシャンター


カティサーク25年タム・オ・シャンターは、2013年12月に5000本限定でリリースされたプレミアムなボトルです。

カティサークのマスターブレンダーであるクリスティーン・キャンベル氏が特別に選んだウイスキーを中心にブレンドしています。

香りは初めにジャスミンとアニス、それからバニラとスモーキーフレーバーが追いかけてきます。

味わいはダークチョコレートに、爽やかさもあるユーカリも感じられ、ほんのりとスパイシーです。

甘さと苦さのバランスの良さが非常に印象的な1本に仕上がっています。

カティサーク25年 タム オシャンター
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カティサークの蒸留所と歴史

カティサークの歴史カティサークは1923年にロンドンのベリー・ブロス・アンド・ラッド社(BB&R社)から発売されました。

BB&R社はワインをメインに扱う会社でしたが、禁酒法が終わろうとしているアメリカに注目し、従来のウイスキーとは異なる新しいウイスキーを売り込もうと考えます。

その頃のウイスキーは強いスモーキーフレーバーと濃いカラメル着色が主流でしたが、アメリカの市場を調査した結果、アメリカ人はすっきりとした味わいを好むことが分かったからです。

やがてBB&R社はアメリカ向けの商品として、スコッチで初めてライトタイプで無着色のウイスキーを開発します。これがカティサークです。

密輸という形でアメリカに持ち込まれたカティサークは狙い通り、人気のウイスキーとなり、禁酒法が終わってからは世界的なブランドへと成長しました。

2010年、ブランド権がマッカランなどを傘下に持つエドリントングループに移ります。

その後、さらにフランスの大手酒類メーカー、ラ・マルティニケーズ・バーディネに移りました。

現在、日本ではバカルディ社が輸入し、サッポロビール社が販売しています。

カティサークの製法

カティサーク製法ブレンデッドウイスキーであるカティサークは、併せて40種類のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドして作られています。

ブレンドの中心となっているスペイサイド地方のグレンロセス蒸留所の原酒を始め、マッカラン・ハイランドパーク・ブナハーブン・グレングラッサといった最高級モルトを使用している点が特徴的です。

カティサーク特有の華やかな印象は、これらの高級な原酒に由来するとされています。

カティサーク好きにおすすめウイスキー

カティサークは、ライトな飲み口とお手頃価格から、ウイスキー初心者にぴったりな銘柄として有名です。

同様に、飲みやすく初心者向けで低価格帯のブレンデッドスコッチを紹介します。

グランツ


グランツは、ライトさとスムースさ、バランスの取れた奥深いアロマが特徴のブレンデッドスコッチです。

グレンフィディックやバルヴェニーの原酒を使っているため、スペイサイド寄りの味わいになっていることがカティサークと共通しています。

ホワイトホース


ホワイトホースは、カティサークと同じく、日本で抜群の知名度を誇るブレンデッドスコッチです。

以前に比べると、オルトモアやクライゲラヒといったスペイサイドモルトの比率が高くなったため、カティサークのようなフルーティーな香りが特徴となっています。

ホワイトホース
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フェイマスグラウス


グレンロセス・マッカラン・ハイランドパークといったカティサークとほぼ同じ銘柄をブレンドしていますが、後熟を行うフェイマスグラウスの味わいはまるで異なります。

カティサークと飲み比べをしても面白いです。

まとめ

カティサークというウイスキーについて詳しくなれたのではないでしょうか?

ウイスキー独特のクセが少なめで飲みやすいカティサークは、アレンジも自由自在です。

お好みの飲み方で、リラックスした家飲みタイムをお楽しみ下さい。

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