ジョニーウォーカーは世界で最もポピュラーなスコッチウイスキーと言われていて、200ヶ国以上で年間1億2千万本も売り上げているウイスキーです。
斜めにラベルが貼られたスタイリッシュな角瓶を、誰もが一度は見掛けたことがあるのではないでしょうか?
「ジョニ黒」「ジョニ赤」というニックネームで、ウイスキー通にはおなじみです。
多くの人々に愛されているジョニーウォーカーは、数あるウイスキーの中でも屈指の知名度を誇る、親しみやすいウイスキーと言えるでしょう。
ジョニーウォーカーの特徴
クセがなく飲みやすいブレンデッドウイスキー
ジョニーウォーカーはブレンデッドウイスキーです。
ブレンデッドウイスキーとは、発芽させた大麦(モルト)のみを原料とした「モルトウイスキー」と、モルトの他にトウモロコシや小麦などを使用した「グレーンウイスキー」をブレンドして作られたウイスキーのことです。
ブレンデッドウイスキーの特徴は、何と言ってもその飲みやすさにあります。
なぜブレンデッドウイスキーが飲みやすいのかというと、ブレンダーと呼ばれる職人が「多くの人に飲みやすいと感じてもらえる」味わいや風味を求めて、ウイスキーの組み合わせを吟味するからです。
つまり、クセのないバランスのとれた飲みやすいウイスキーがブレンデッドウイスキーであり、その特徴から初心者向けとされているのです。
ジョニーウォーカーももちろん、そうした特徴がよく現れている代表的なブレンデッドであるため、初心者にオススメです。
また、シングルモルトに比べて比較的安価であることもウイスキー入門編としてはうれしいポイントです。
40~50種類の原酒を組み合わせて作られる

出典:MHD
ジョニーウォーカーシリーズはそれぞれラベルごとに作り方も原酒も異なりますが、約40~50種類のモルト原酒をヴァッティングし、そしてグレーン原酒とブレンドして作られています。
原酒はスコットランドのあらゆる地域のものを扱っており、買い取り保管しているその数は約700万樽とも言われています。これだけ個性豊かな原酒を組み合わせているのは、ジョニーウォーカーならでは。
この類稀なる緻密なブレンドこそ、ジョニーウォーカー・最大の魅力と言っても過言ではありません。
ちなみに、なぜこのようにたくさんの種類の原酒をブレンドするのかというと、品質を維持するためとされています。
例えばどれか一つの原酒の品質が落ちてしまったとしても、ウイスキー全体の出来に影響しないよう、数十種類の原酒を扱うことで言わば「保険」を掛けているとのことです。
名前の由来とラベルは「ジョン・ウォーカー」
名前の由来は、創業者であるジョン・ウォーカーから名前が付けられました。
ジョニーというのは、彼の愛称です。
ジョニーウォーカーと言えば、ラベルに描かれているあの男性を思い浮かべる人も多いことでしょう。
ハットにステッキ、ブーツが印象的な紳士な姿。
彼には実は呼び名があって「ストライディングマン」闊歩する男・大股で歩く男という意味で、モデルとなったのは創業者のジョン・ウォーカーです。
ジョンの孫たちがこのキャラクターロゴを考案したとされています。
2008年にストライディングマンは100歳を迎えたそうなので、こうしたロゴ一つを眺めるだけでもジョニーウォーカーの深い歴史に触れることができます。
斜めのラベルは、角度が決まっていて、きっちり24度なのです。
その理由は、多くの他の商品と一緒に並べられていてもすぐに識別できるよう、ジョニーウォーカーというブランドをアピールするためです。
ジョニーウォーカーのおすすめの飲み方は「ロック」と「ハイボール」
ジョニーウォーカーのファンの多くが「ロック」をオススメしています。
氷の上に満遍なく注いでウイスキーを一気に冷やすことにより、芳香がさらに増します。
また、ブレンデッド特有の飲みやすさからハイボールにもぴったりです。
加水してもまろやかになりますので、どの飲み方でも美味しく味わうことができます。
ジョニーウォーカーにはたくさんの種類があり、味わいもそれぞれなので実際に飲んでみて自分好みの飲み方を探してみるのも良いです。
ジョニーウォーカーの種類
ウイスキーの基本的な飲み進め方は、同じ銘柄で異なる年代の種類を飲み比べていきます。
(縦飲み、垂直飲みといいます。)
理由としては、同じ銘柄であれば味やテイストの傾向が共通しており、比べたときにより違いがわかりやすいため自分の好みに合った年代を見つけやすいからです。
上記を踏まえて自分に合った年代を探してみてください。
ジョニーウォーカー レッドラベル
「ジョニーウォーカーレッドラベル」は、「ジョニ赤」と呼ばれ、多くの人々に親しまれているボトルです。
ジョニーウォーカーシリーズのレギュラーボトルとも言えます。
キーモルトはスカイ島のタリスカーを使用しており、その他に厳選された35種類の原酒をブレンドしています。
タリスカー由来のスモーク感が最大の特徴で、スモーキーかつピーティーな香りは後味としていつまでも漂います。
口当たりはスムースでライト。
バニラ・リンゴ・洋梨のような甘味の中に、少しピリッとしたスパイシーさもあるため、ジョニーウォーカーシリーズの中では「個性的」と言われることが多いです。

ジョニーウォーカー ブラックラベル12年
「ジョニーウォーカーブラックラベル12年」は、「ジョニ黒」と呼ばれ、こちらも多くの人々に親しまれているボトルです。
12年以上熟成させたウイスキーをブレンドしているこだわりと自信が、ラベルの「12年」からも伝わってきます。
その複雑で重厚な味わいは、専門家から「ブレンデッドスコッチウイスキーのエベレスト(最高峰)」と絶賛されるほどです。
キーモルトはスペイサイドのカーデュ、スカイ島のタリスカー、アイラ島のラガヴーリンが使用されています。
香りにはスモーク感、ほんのりとしたピート香、僅かにヨード感が漂います。
シェリー樽原酒由来のドライフルーツのような甘みが特徴的です。
ジョニーウォーカーならではのブレンダー達の卓越した職人技、そしてコクのある表情豊かな味わいを存分に楽しむことができるボトルです。

ジョニーウォーカー ダブルブラック
「ジョニーウォーカーダブルブラック」は、ジョニ黒のワンランク上のような位置付けです。
ダブルの名にふさわしく、ブラックラベルよりもよりスモーキー、よりピーティー。
豊かな芳醇な香りやコクもより強く表現したブレンディング。
しかし、ただスモーク感だけが強く表現されているだけではなく、バターキャラメルのようなこっくりとした甘みも感じられます。
パワフルなウイスキーを味わいたい時にはジョニーウォーカーダブルブラックがおすすめです。

ジョニーウォーカー ブルーラベル
「ジョニーウォーカーブルーラベル」は、ジョニーウォーカーというブランドにおいて最も特別なボトルです。
このブルーレベルに使用される原酒は、10000樽に1樽しか存在しない、熟成の極まった希少なウイスキーのみという贅沢さ。
年間4000本ほどしか販売されず、その1本1本にシリアルナンバーが刻まれています。
ブルーラベルは「究極のブレンデットスコッチ」と称されることもあります。
軽めのスモーク感と華やかな甘い香りのバランスが何とも絶妙です。
口に含んだ時の味わいも、蜜を思わせるエレガントな甘みが際立ちます。
ビロードのような舌触りからリンゴや柑橘が広がり、樽香を感じる心地いいフィニッシュへ。
ちなみに、この至高のボトル・ブルーラベルは、創業者のジョン・ウォーカーが特別な客人をもてなす時に用意したウイスキーのレシピを再現したものだそうです。

ジョニーウォーカー グリーンラベル15年
「ジョニーウォーカーグリーンラベル15年」は、年数をラベルに掲げたこだわりのボトルです。
グリーンラベルの特徴は何と言っても、グレーン原酒を使わず、モルト原酒のみをヴァッティングしたブレンデッドモルトであること。
しかも、15年以上熟成したモルト原酒のみを厳選、個性的かつリッチな味わいが生み出されています。
キーモルトは、スカイ島のタリスカー、アイラ地方のカリラ、スペイサイド地方のリンクウッドとクラガンモアを使用しています。
香りや風味はまさに「グリーン」な爽やかさを感じられます。
草のような青臭さ、タリスカーとカリラ由来のピート香、すっきりとしたスモーク感、甘ったるくない上品な甘みが魅力です。
飲みやすさが持ち味のジョニ黒に比べれば個性派&ユニークですので、初心者向けというよりは飲み慣れたウイスキーラバー向けと言えるかもしれません。

ジョニーウォーカー ゴールドラベルリザーブ
「ジョニーウォーカーゴールドラベルリザーブ」は、上品に輝くゴールドな見た目で、香りや味わいも華やかさが際立つボトルです。
その見た目は「ゴールド」の名にふさわしい印象を受けます。
ハイランドのクライヌリッシュをキーモルトとして、15種類の厳選された原酒をブレンド。
黄金色のイメージ通り、蜂蜜のような甘みが風味のメインです。
スモーク感は控えめで、余韻に少し感じる程度。
洋梨のようなフルーティーさ、クリーミィさが甘さをさらに引き立てています。
お祝い事や贈り物、自分へのご褒美にぴったりな、贅沢な一本。

ジョニーウォーカー18年
「ジョニーウォーカー18年」は、2018年に惜しまれつつも販売終了となった「プラチナムラベル」を引き継いだ形で生まれたボトルです。
使用する原酒は18年以上熟成させたもののみを厳選し、リッチで洗練された味わいを作り上げています。
バニラ・柑橘・ドライフルーツ感のある深い甘みと、ナッティーかつスモーキーな長い余韻が特徴です。
長期熟成ものゆえにアルコールの刺激はほとんどなく、飲み口は驚くほどスムースです。

ジョニーウォーカー トリプルグレーン アメリカンオーク10年
「ジョニーウォーカー トリプルグレーン アメリカンオーク10年」は、ジョニーウォーカーの新シリーズ「ブレンダーズ・バッチ」のラインナップの一つです。
このシリーズはジョニーウォーカーに欠かせない12人のブレンダーにスポットを当てたもので、ブレンダーひとりひとりの経験や個性が重要なエッセンスとなっています。
彼らの固定概念にとらわれない自由な発想や感性から生み出された、クラシカルなのに新しいブレンデッドスコッチです。
このボトルはマスターブレンダーのジム・ビバリッジ氏と女性ブレンダーのエマ・ウォーカーが開発。
トリプルグレーンの名前の通り、大麦・小麦・トウモロコシの3種類が原料として使われています。
すでに閉鎖されているポートダンダス蒸留所の原酒をブレンドしているため、貴重さは格別です。
キーモルトはスペイサイド地方のカーデュとモートラック。
樽はアメリカンウイスキーを熟成させたアメリカンオークの樽を使用し、アメリカンの風味をプラス。
バニラ感のある甘みに、青リンゴを思わせるほのかな酸味が軽やかです。
ややピート香を含むスモーキーな余韻が続きます。
軽快な飲み口はハイボールにぴったり。
ジョニーウォーカー ワインカスクブレンド
「ジョニーウォーカー ワインカスクブレンド」も「ブレンダーズ・バッチ」のラインナップの一つです。
ワインなどにも造詣が深い女性ブレンダー・エイミー・ギブソン氏の「食事やデザートとのマリアージュが楽しめるワインのようなスコッチを作りたい」という発案をもとに開発されました。
ウイスキーの新しい可能性を感じさせるボトルです。
ワインのようなウイスキーを目指すために、様々な種類のワイン樽で熟成した原酒を使っていることが最大の特徴。
香りからも味わいからも、華やかな葡萄のフレーバーを強く感じられます。
そこに加わる、生クリームのクリーミィさ、ラムレーズン、チョコレートの風味。
まるで果樹園にいるよう、と評されることもあるほどのフルーティーさが魅力ですが、余韻には赤ワインらしい渋みがあり、ビターな印象です。

ジョニーウォーカー スウィート&ピート
「ジョニーウォーカー スウィート&ピート」は、カリラ蒸留所の原酒をキーモルトとしているブレンデッドウイスキーです。
このボトルは、”ジョニーウォーカー ブレンダーズバッチシリーズ”の最新作として2018年11月にリリースされたものです。
香りは、むせない程度のスモーキーさがあり、鼻の奥で感じるスウィートさが特徴です。
味わいは、アルコール感をあまり感じさせない甘みとスパイシーさが徐々に広がります。
余韻は、ライトなスモーキーとスパイシーが続きます。
スモーキーで甘いウイスキーが好みの人には、最適の1本です。
ジョニーウォーカー レッドライフィニッシュ
「ジョニーウォーカー レッドライフィニッシュ」は、アメリカンウイスキーを連想させるためにライウイスキー樽でフィニッシュさせた原酒をブレンドしています。
メインの原酒は、カーデュやポートダンダンスを使用しています。
ファーストフィルのバーボン樽で熟成後、ライウイスキーの空き樽で6ヶ月間フィニッシュしています。
香りは、バーボン樽由来のバニラやウッディな印象とキャラメルのような甘い香りです。
味わいは、口に含んだ瞬間バニラの甘みがクリーミーに広がり、その後ビターでスパイシーな味わいが追いかけてきます。
このボトルは、”ジョニーウォーカー ブレンダーズバッチシリーズ”の第1弾としてリリースされたものです。
ジョニーウォーカー バーボンカスク&ライフィニッシュ
「ジョニーウォーカー バーボンカスク&ライフィニッシュ」は、ジョニーウォーカーが200以上のウイスキーサンプルから厳選した5つのウイスキーをブレンドしています。
熟成は、バーボン樽でおこないライウイスキー樽でフィニッシュしています。
このボトルの特徴は、強い甘みとリッチで温かみがあるところです。
香りは、フルーティーとスパイシーそしてバニラのスウィーティーが広がります。
味わいは、バニラやハチミツとチョコレートの甘さがありスパイシーさも感じます。
このボトルは、”ジョニーウォーカー ブレンダーズバッチシリーズ”の第2弾としてリリースされたものです。

ジョニーウォーカー XR 21年
「ジョニーウォーカー XR21年」は、現在では閉鎖されているブローラ蒸留所の希少な原酒を使用したブレンデッドウイスキーです。
ブレンドのレシピは、ジョニーウォーカー創始者の孫であるアレキサンダー・ウォーカー2世が手書きしたノートを元にしています。
このボトルは、最低でも21年以上熟成した原酒のみを使用しておりラベルには王室御用達のエンブレムが刻印されています。
香りは、ゴールデンハニーやバニラなどの甘い香りが特徴的です。
味わいは、口当たりもよくバニラやキャラメルなどの甘味が強いので、甘いウイスキーが好きな人にはストレートがおすすめです。
ジョニーウォーカー スウィング
「ジョニーウォーカー スウィング」は、カーデュ・モートラック・タリスカーなどをキーモルトとして約40種のモルトとグレーンをブレンドしたウイスキーです。
香りは、シェリー樽由来のレーズンやリンゴなどのフルーティーな香りに、飴のような甘い香り、そしてピーティーでスモーキーな香りが折り重なって広がります。
味わいは、少しとろみのある口当たりでハチミツやレーズンの濃い甘さと、ビターチョコレートやピートのフレーバーをほのかに感じます。
後味は、シェリー樽由来のフルーツの酸味がのこります。
このボトルは、ストレート・ロック・トワイスアップ・ハイボール、どの飲み方でも楽しめます。
ジョニーウォーカー ホワイトウォーカー
「ジョニーウォーカー ホワイトウォーカー」は、アメリカのテレビ放送局HBOの大ヒットテレビドラマ”ゲーム・オブ・スローンズ”とのコラボレーションでリリースされた限定ボトルです。
このボトルは、クライヌリッシュとカーデュ蒸留所の原酒をキーモルトとして使用したオリジナルブレンドです。
香りは、ウイスキーよりもブランデーに近い香りでレーズンの風味がかすかに香ります。
味わいは、かなりクリーミーでカルーアミルクやカシスの甘味が強いリキュールを感じます。
ホワイトウォーカーは、常温よりも冷蔵庫などで冷やしてからストレートで飲むことをおすすめします。
ジョニーウォーカー ア・ソング・オブ・ファイア
「ジョニーウォーカー ア・ソング・オブ・ファイア」は、アメリカのテレビ放送局HBOの大ヒットテレビドラマ”ゲーム・オブ・スローンズ”とのコラボレーションでリリースされた限定ボトルです。
このボトルは、アイラモルトのカリラをキーモルトとして使用しています。
香りは、レーズンやシロップなどの甘い香りとスミレなどの花の香りが前面に広がります。
味わいは、シェリーやレーズンバターそしてシナモンロールの甘さがあり飲みやすく仕上がっています。
アイラモルトの独特の風味よりシェリー樽系のモルトを彷彿させる濃厚なリッチさがあります。
ジョニーウォーカー ア・ソング・オブ・アイス
「ジョニーウォーカー ア・ソング・オブ・アイス」は、”ア・ソング・オブ・ファイア”同様に米HBOの大ヒットテレビドラマ”ゲーム・オブ・スローンズ”とのコラボレーションでリリースされた限定ボトルです。
このボトルは、スコットランド北部に位置するクライヌリッシュ蒸留所の原酒をキーモルトとして使用しています。
風味は、爽やかな草の香りの中にバニラやトロピカルフルーツを感じさせる甘味が特徴です。
ア・ソング・オブ・アイスは、ジョニーウォーカーのホワイトウォーカーと同じく低温に冷やしてから飲むとより一層たのしめます。
ジョニーウォーカー エクスプローラーズ・クラブ・コレクション
「ジョニーウォーカー エクスプローラーズ・クラブ・コレクション」は、世界一周の旅を連想してもらうためにリリースされた3種類の異なるボトルで構成されています。
「ザ・スパイス・ロード」は、アジアのにぎやかな市場を連想させるアロマやスパイスのきいたウイスキーです。
香りは、古いオーク樽で熟成された鼻にくる香味と柑橘類のフレッシュな香りがバランスよく保たれています。
味わいは、クローブやショウガとバニラの甘さであたためられて最後にスモーキーさが広がります。
「ザ・ゴールド・ルート」は、中央アメリカからアンデス山脈の山々の旅行を連想させるラテンアメリカの豊かな香りが特徴です。
香りは、バナナとマンゴーそしてサボテンをミックスしたものに、かすかなバニラの甘さを加えた異国的な香りです。
味わいは、パイナップル・バニラ・グァバのようなフルーティーなアロマにレーズンの苦みのある甘さとピーティーなスモーキーさがあります。
「ザ・ロイヤル・ルート」は、極東から地中海を結ぶシルクロードをイメージしています。
香りは、フルーツとトフィーそしてウッディといったフレーバーがバランスよく調和しています。
口当たりは、わずかにアロマティックなスモークが感じられるのが特徴です。

ザ・ジョン・ウォーカー
「ザ・ジョン・ウォーカー」は、19世紀にブランドを創業したジョン・ウォーカーが生み出したレシピを再現させるために彼が生きていた時代に操業していた蒸留所の原酒のみを使用しています。
グレンアルビン・キャンバス・モートラックなどの伝統のある9つの蒸留所から希少性の高い原酒を厳選して、樹齢が100年を超える古木の樽でフィニッシュしています。
このウイスキーは、ドライフルーツの深く強固なアロマで厳選された原酒がかもしだすシトラスの波が広がり、温かくてピリッとしたスモークネスが特徴です。
このボトルは、完全受注生産としており1回のバッチで330本しか作ることができない特別な商品です。
ジョンウォーカー&サンズ バイセンテナリーブレンド 28年
「ジョンウォーカー&サンズ バイセンテナリーブレンド 28年」は、ジョニーウォーカー6代目マスターブレンダーが、200年前の創業者が営んでいた食品雑貨店に思いをはせてブレンドした特別なボトルです。
原酒は、既に閉鎖された蒸留所のポートエレン、ピティヴァイク、キャンバスを含む28年以上熟成された希少なものを使用しています。
マスターブレンダーは、当時の雑貨店で扱っていた中国のお茶やイタリアのお菓子そしてジャマイカの香料などの世界中の豊かな食品と香りをイメージして製造しています。
香りは、フルーツの芳醇さにスパイスとスモークが複雑に調和し、レーズンやイチジクと砂糖漬けのジンジャーの後にベリーとブラウンシュガーが広がります。
味わいは、ハチミツとスパイスが現れたあとに、レーズン・カカオ・ハーブの波がおしよせてきます。

ジョン・ウォーカー・アンド・サンズ セレブラトリー・ブレンド
「ジョン・ウォーカー・アンド・サンズ・セレブラトリー・ブレンド」は、1980年代から操業している蒸留所の原酒のみを使用しているボトルです。
このボトルのアルコール度数は、当時のオールドハイランドウイスキーに思いをはせて作られているため、当時と同じ51%と高めに設定されています。
このボトルの特徴は、ドライフルーツのような甘さから始まってかすかなスパイスと蒸し焼きにしたナッツが広がるところです。
余韻は、柔らかいペッパーのスパイスが長く残ります。
このボトルは、ボックス入りでボックスには創業者が開業したスコットランドの雑貨店が描かれています。

ジョニーウォーカー オールドハーモニー
「ジョニーウォーカー オールドハーモニー」は、1980年代中頃に日本限定でリリースされたボトルです。
このボトルは、ジョニーウォーカーのキーモルトであるカーデュが中心となっており、ジョニ黒の濃厚な甘さとスモーキーさとは異なり麦系の淡い甘さが特徴です。
香りは、カラメルやホットケーキのシロップそしてサトウキビのような熟成の浅い甘い香り立ちで、食パンの白い部分のような麦芽の香りもします。
味わいは、スムーズな口当たりで麦芽の風味のねっとりとした甘さから始まり、べっ甲飴やハチミツとグレーンを思わせる甘みへ変化します。
余韻は、ほろ苦いオールドピートで最初に感じた甘みが舌に張り付くように残ります。

ジョンウォーカー&サンズ オデッセイ
「ジョニーウォーカー&サンズ オデッセイ」は、グレーンを使用していないブレンデッドモルトウイスキーです。
このボトルの原酒は、非公開の3つの蒸留所から厳選に厳選を重ねた最高品質で希少性の高いものだけを使用しています。
ブレンドのレシピは、創業者の孫であるアレクサンダー・ウォーカー2世が生み出した秘伝のものです。
マスターブレンダーのジム・ビバレッジが、このレシピの再解釈をおこないジョニーウォーカー&サンズ オデッセイとして現代に復活させました。
このボトルの特徴は、ハチミツとベリーそしてカラメルの上品で華やかなアロマと、ダークチョコレートのようにリッチで芳醇な味わいです。

ジョニーウォーカー蒸留所の歴史
ジョニーウォーカーはスコッチウイスキーの代表的なブレンデッドです。
その歴史を紐解くと、始まりは一軒の食料品店に辿り着きます。
1820年、スコットランドのエルシャーという町でその店を開いたのは、ジョン・ウォーカーという男性でした。
ウイスキーとは何の関係もないように思えますが、実はここがジョニーウォーカーの原点。
ジョン・ウォーカーこそがウォーカー社の創業者であり、この店でウイスキーを扱ったことから全てが始まります。
数年後、店でいろいろなアルコール飲料を販売していたジョンは、事業のメインをウイスキーの販売とし、自らウイスキーを製造するようにもなります。
当時、シングルモルトのみが主流だったウイスキーの味や品質はあまり安定しておらず「それなら自分で作ろう」というジョンの思いがあったとされています。
紅茶のブレンドからヒントを得て、ウイスキー同士をブレンドさせることを思いついたジョン。
他の蒸留所とも取引を始め、生まれたのがヴァテッドモルトのスコッチウイスキー「ウォーカーズ・キルマーノック」です。
このウイスキーが大ヒット!一躍、ジョンも店もウイスキーも世間に名前が広まります。

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その後、ジョンから事業を引き継いだのは息子のアレクサンダーと孫のジョージとアレクサンダー2世です。
ジョンが生み出したウイスキーを世界的なブランドにまで押し上げたのは、彼らの功績と言われています。
アレクサンダーは、ジョニーウォーカーのあの角瓶と斜めのラベルを1860年頃に発案しました。
初めは単純に、四角いボトルだと荷箱に効率的に詰められるからという理由でした。
そして1865年、ヴァテッドモルトの「ウォーカーズ・キルマーノック」にグレーン原酒をブレンドした「オールドハイランド」というウイスキーの製造を開始します。
これこそが、今につながるジョニーウォーカーの原型です。

出典:MHD
アレクサンダーの死後、三代目となったジョージとアレクサンダー2世は1909年、オールドハイランドを「ジョニーウォーカー」と改称します。ジョニーウォーカーブランドの始まりです。
名前の由来は創業者の祖父の愛称から。さらに祖父の姿をモデルとした、大股で歩く紳士「ストライディングマン」がロゴに配されたのもこの時です。
ジョニーウォーカーはイギリス国内にとどまらず、海外へも広まっていき、1934年には名誉ある「英国王室御用達(royalwarrant)」を拝命しました。
現在、ブランドオーナーは大手酒類メーカーのディアジオ社。3色から始まったラベルも、様々なカラーのシリーズが生み出されています。
ジョニーウォーカーの製法
ジョニーウォーカーは実に多くの原酒をブレンドして作られるブレンデッドウイスキーです。
そのボトルの味わいの軸となるキーモルトに、グレーン原酒を組み合わせます。
ジョニーウォーカーのキーモルトとして著名なものは、スペイサイドのカーデュ、スカイ島のタリスカー、アイラ島のラガヴーリン、他にカリラ、ロイヤルロッホナガー、リンクウッドなどが存在します。
約40~50種類の豊富な原酒をブレンドしていることがジョニーウォーカーの特徴です。
このブレンドを担っているのがブレンダーであり、そのトップはマスターブレンダーと呼ばれています。
現在のマスターブレンダーは8代目のジム・ビバリッジ氏。創業者のジョン・ウォーカーから数えて8代目…ということですから、いかにマスターブレンダーが選ばれた人であるかが分かります。
ジョニーウォーカー好きにおすすめウイスキー
個人的にオススメなウイスキーを紹介します。
同じようなジャンルの中から選ぶと、お好みの銘柄に出会いやすいです。
ジョニーウォーカーはブレンデッドスコッチということで、その共通点から選んでみました。
ホワイトホース
「ホワイトホース」は、ジョニーウォーカーと同じく、ウイスキーの「ビッグ5」に数えられています。
キーモルトはアイラ島のラガヴーリン。
香りは華やかでフレッシュ、まろやかさと甘みが特徴のウイスキーです。

バランタイン ファイネスト
「バランタイン ファイネスト」は、40種類以上の原酒をブレンドしている所、万人受けする飲みやすさがジョニーウォーカーと似ています。
バランスの良さと豊かな風味が魅力です。

シーバスリーガル12年
「シーバスリーガル 12年」は、ジョニーウォーカーと同じく、知名度の高いブレンデッドスコッチです。
スイートでなめらかな飲み口とさっぱりとした後味が多くの人々に愛されています。
「ジョニ黒よりもマイルドであっさり」という意見が多いです。

まとめ
ジョニーウォーカーというウイスキーについて詳しくなれたのではないでしょうか?
シリーズの中でも、やはりスタートにはフラグシップ・ジョニ黒をオススメします。
世界中で飲まれている理由がきっと分かるはずです。