ジョニーウォーカーの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

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ジョニーウォーカーは世界で最もポピュラーなスコッチウイスキーと言われていて、200ヶ国以上で年間1億2千万本も売り上げています。

斜めにラベルが貼られたスタイリッシュな角瓶を、誰もが一度は見掛けたことがあるのではないでしょうか?

「ジョニ黒」「ジョニ赤」というニックネームで、ウイスキー通にはおなじみです。

多くの人々に愛されているジョニーウォーカーは、数あるウイスキーの中でも屈指の知名度を誇る、親しみやすいウイスキーと言えるでしょう。

ジョニーウォーカーの特徴

クセがなく飲みやすいブレンデッドウイスキー

ジョニーウォーカーはブレンデッドウイスキーです。

ブレンデッドウイスキーとは、発芽させた大麦(モルト)のみを原料とした「モルトウイスキー」と、モルトの他にトウモロコシや小麦などを使用した「グレーンウイスキー」をブレンドして作られたウイスキーのことです。

ブレンデッドウイスキーの特徴は、何と言ってもその飲みやすさにあります。
なぜブレンデッドウイスキーが飲みやすいのかというと、ブレンダーと呼ばれる職人が「多くの人に飲みやすいと感じてもらえる」味わいや風味を求めて、ウイスキーの組み合わせを吟味するからです。

つまり、クセのないバランスのとれた飲みやすいウイスキーがブレンデッドウイスキーであり、その特徴から初心者向けとされているのです。

ジョニーウォーカーももちろん、そうした特徴がよく現れている代表的なブレンデッドであるため、初心者にオススメです。

また、シングルモルトに比べて比較的安価であることもウイスキー入門編としてはうれしいポイントです。

40~50種類の原酒を組み合わせて作られる

ジョニーウォーカーシリーズはそれぞれラベルごとに作り方も原酒も異なりますが、約40~50種類のモルト原酒をヴァッティングし、そしてグレーン原酒とブレンドして作られています。

原酒はスコットランドのあらゆる地域のものを扱っており、買い取り保管しているその数は約700万樽とも言われています。これだけ個性豊かな原酒を組み合わせているのは、ジョニーウォーカーならでは。

この類稀なる緻密なブレンドこそ、ジョニーウォーカー・最大の魅力と言っても過言ではありません。

ちなみに、なぜこのようにたくさんの種類の原酒をブレンドするのかというと、品質を維持するためとされています。

例えばどれか一つの原酒の品質が落ちてしまったとしても、ウイスキー全体の出来に影響しないよう、数十種類の原酒を扱うことで言わば「保険」を掛けているとのことです。

名前の由来とラベルは「ジョン・ウォーカー」

名前の由来は、創業者であるジョン・ウォーカーから名前が付けられました。
ジョニーというのは、彼の愛称です。

ジョニーウォーカーと言えば、ラベルに描かれているあの男性を思い浮かべる人も多いことでしょう。
ハットにステッキ、ブーツが印象的な紳士な姿。

彼には実は呼び名があって「ストライディングマン」闊歩する男・大股で歩く男という意味で、モデルとなったのは創業者のジョン・ウォーカーです。
ジョンの孫たちがこのキャラクターロゴを考案したとされています。

2008年にストライディングマンは100歳を迎えたそうなので、こうしたロゴ一つを眺めるだけでもジョニーウォーカーの深い歴史に触れることができます。

斜めのラベルは、角度が決まっていて、きっちり24度なのです。
その理由は、多くの他の商品と一緒に並べられていてもすぐに識別できるよう、ジョニーウォーカーというブランドをアピールするためです。

おすすめの飲み方は「ロック」と「ハイボール」

ジョニーウォーカーのファンの多くが「ロック」をオススメしています。
氷の上に満遍なく注いでウイスキーを一気に冷やすことにより、芳香がさらに増します。

また、ブレンデッド特有の飲みやすさからハイボールにもぴったりです。
加水してもまろやかになりますので、どの飲み方でも美味しく味わうことができます。

ジョニーウォーカーにはたくさんの種類があり、味わいもそれぞれなので実際に飲んでみて自分好みの飲み方を探してみるのも良いです。

ジョニーウォーカーの種類

ウイスキーの基本的な飲み進め方は、同じ銘柄で異なる年代の種類を飲み比べていきます。
(縦飲み、垂直飲みといいます。)

理由としては、同じ銘柄であれば味やテイストの傾向が共通しており、比べたときにより違いがわかりやすいため自分の好みに合った年代を見つけやすいからです。

上記を踏まえて自分に合った年代を探してみてください。

ジョニーウォーカーレッドラベル


ジョニーウォーカーレッドラベルは、「ジョニ赤」と呼ばれ、多くの人々に親しまれているボトルです。

ジョニーウォーカーシリーズのレギュラーボトルとも言えます。

キーモルトはスカイ島のタリスカーを使用しており、その他に厳選された35種類の原酒をブレンドしています。

タリスカー由来のスモーク感が最大の特徴で、スモーキーかつピーティーな香りは後味としていつまでも漂います。

口当たりはスムースでライト。

バニラ・リンゴ・洋梨のような甘味の中に、少しピリッとしたスパイシーさもあるため、ジョニーウォーカーシリーズの中では「個性的」と言われることが多いです。

ジョニーウォーカーブラックラベル12年


ジョニーウォーカーブラックラベル12年は、「ジョニ黒」と呼ばれ、こちらも多くの人々に親しまれているボトルです。

12年以上熟成させたウイスキーをブレンドしているこだわりと自信が、ラベルの「12年」からも伝わってきます。

その複雑で重厚な味わいは、専門家から「ブレンデッドスコッチウイスキーのエベレスト(最高峰)」と絶賛されるほどです。

キーモルトはスペイサイドのカーデュ、スカイ島のタリスカー、アイラ島のラガヴーリンが使用されています。

香りにはスモーク感、ほんのりとしたピート香、僅かにヨード感が漂います。

シェリー樽原酒由来のドライフルーツのような甘みが特徴的です。

ジョニーウォーカーならではのブレンダー達の卓越した職人技、そしてコクのある表情豊かな味わいを存分に楽しむことができるボトルです。

ジョニーウォーカーダブルブラック

ジョニーウォーカーダブルブラックは、名前からも分かるように、ジョニ黒のワンランク上のような位置付けです。

ダブルの名にふさわしく、ブラックラベルよりもよりスモーキー、よりピーティー。

豊かな芳醇な香りやコクもより強く表現したブレンディング。

しかし、ただスモーク感だけが強く表現されているだけではなく、バターキャラメルのようなこっくりとした甘みも感じられます。

パワフルなウイスキーを味わいたい時にはジョニーウォーカーダブルブラックがおすすめです。

ジョニーウォーカーブルーラベル


ジョニーウォーカーブルーラベルは、ジョニーウォーカーというブランドにおいて最も特別なボトルです。

このブルーレベルに使用される原酒は、なんと10000樽に1樽しか存在しない、熟成の極まった希少なウイスキーのみという贅沢さ。

年間4000本ほどしか販売されず、その1本1本にシリアルナンバーが刻まれています。

ブルーラベルは「究極のブレンデットスコッチ」と称されることもあります。

軽めのスモーク感と華やかな甘い香りのバランスが何とも絶妙です。

口に含んだ時の味わいも、蜜を思わせるエレガントな甘みが際立ちます。

ビロードのような舌触りからリンゴや柑橘が広がり、樽香を感じる心地いいフィニッシュへ。

ちなみに、この至高のボトル・ブルーラベルは、創業者のジョン・ウォーカーが特別な客人をもてなす時に用意したウイスキーのレシピを再現したものだそうです。

ジョニーウォーカーグリーンラベル15年


ジョニーウォーカーグリーンラベル15年は、年数をラベルに掲げたこだわりのボトルです。

グリーンラベルの特徴は何と言っても、グレーン原酒を使わず、モルト原酒のみをヴァッティングしたブレンデッドモルトであること。

しかも、15年以上熟成したモルト原酒のみを厳選、個性的かつリッチな味わいが生み出されています。

キーモルトは、スカイ島のタリスカー、アイラ地方のカリラ、スペイサイド地方のリンクウッドとクラガンモアを使用しています。

香りや風味はまさに「グリーン」な爽やかさを感じられます。

草のような青臭さ、タリスカーとカリラ由来のピート香、すっきりとしたスモーク感、甘ったるくない上品な甘みが魅力です。

飲みやすさが持ち味のジョニ黒に比べれば個性派&ユニークですので、初心者向けというよりは飲み慣れたウイスキーラバー向けと言えるかもしれません。

ジョニーウォーカーゴールドラベルリザーブ


ジョニーウォーカーゴールドラベルリザーブは、上品に輝くゴールドな見た目で、香りや味わいも華やかさが際立つボトルです。

その見た目は「ゴールド」の名にふさわしい印象を受けます。

ハイランドのクライヌリッシュをキーモルトとして、15種類の厳選された原酒をブレンド。

黄金色のイメージ通り、蜂蜜のような甘みが風味のメインです。

スモーク感は控えめで、余韻に少し感じる程度。

洋梨のようなフルーティーさ、クリーミィさが甘さをさらに引き立てています。

お祝い事や贈り物、自分へのご褒美にぴったりな、贅沢な一本。

ジョニーウォーカー18年


ジョニーウォーカー18年は、2018年に惜しまれつつも販売終了となった「プラチナムラベル」を引き継いだ形で生まれたボトルです。

使用する原酒は18年以上熟成させたもののみを厳選し、リッチで洗練された味わいを作り上げています。

バニラ・柑橘・ドライフルーツ感のある深い甘みと、ナッティーかつスモーキーな長い余韻が特徴です。

長期熟成ものゆえにアルコールの刺激はほとんどなく、飲み口は驚くほどスムース。

ジョニーウォーカートリプルグレーンアメリカンオーク10年


ジョニーウォーカーの新シリーズ「ブレンダーズ・バッチ」のラインナップの一つ。

このシリーズはジョニーウォーカーに欠かせない12人のブレンダーにスポットを当てたもので、ブレンダーひとりひとりの経験や個性が重要なエッセンスとなっています。
彼らの固定概念にとらわれない自由な発想や感性から生み出された、クラシカルなのに新しいブレンデッドスコッチです。

このボトルはマスターブレンダーのジム・ビバリッジ氏と女性ブレンダーのエマ・ウォーカーが開発。
トリプルグレーンの名前の通り、大麦・小麦・トウモロコシの3種類が原料として使われています。
すでに閉鎖されているポートダンダス蒸留所の原酒をブレンドしているため、貴重さは格別です。

キーモルトはスペイサイド地方のカーデュとモートラック。
樽はアメリカンウイスキーを熟成させたアメリカンオークの樽を使用し、アメリカンの風味をプラス。
バニラ感のある甘みに、青リンゴを思わせるほのかな酸味が軽やかです。
ややピート香を含むスモーキーな余韻が続きます。

軽快な飲み口はハイボールにぴったり。

ジョニーウォーカーワインカスクブレンド


こちらも「ブレンダーズ・バッチ」のラインナップ。

ワインなどにも造詣が深い女性ブレンダー・エイミー・ギブソン氏の「食事やデザートとのマリアージュが楽しめるワインのようなスコッチを作りたい」という発案をもとに開発されました。

ウイスキーの新しい可能性を感じさせるボトルです。
ワインのようなウイスキーを目指すために、様々な種類のワイン樽で熟成した原酒を使っていることが最大の特徴。

香りからも味わいからも、華やかな葡萄のフレーバーを強く感じられます。
そこに加わる、生クリームのクリーミィさ、ラムレーズン、チョコレートの風味。
まるで果樹園にいるよう、と評されることもあるほどのフルーティーさが魅力ですが、余韻には赤ワインらしい渋みがあり、ビターな印象です。

ジョニーウォーカーの歴史

ジョニーウォーカーはスコッチウイスキーの代表的なブレンデッドです。

その歴史を紐解くと、始まりは一軒の食料品店に辿り着きます。

1820年、スコットランドのエルシャーという町でその店を開いたのは、ジョン・ウォーカーという男性でした。

ウイスキーとは何の関係もないように思えますが、実はここがジョニーウォーカーの原点。

ジョン・ウォーカーこそがウォーカー社の創業者であり、この店でウイスキーを扱ったことから全てが始まります。

数年後、店でいろいろなアルコール飲料を販売していたジョンは、事業のメインをウイスキーの販売とし、自らウイスキーを製造するようにもなります。

当時、シングルモルトのみが主流だったウイスキーの味や品質はあまり安定しておらず「それなら自分で作ろう」というジョンの思いがあったとされています。

紅茶のブレンドからヒントを得て、ウイスキー同士をブレンドさせることを思いついたジョン。

他の蒸留所とも取引を始め、生まれたのがヴァテッドモルトのスコッチウイスキー「ウォーカーズ・キルマーノック」です。

このウイスキーが大ヒット!一躍、ジョンも店もウイスキーも世間に名前が広まります。

その後、ジョンから事業を引き継いだのは息子のアレクサンダーと孫のジョージとアレクサンダー2世です。

ジョンが生み出したウイスキーを世界的なブランドにまで押し上げたのは、彼らの功績と言われています。

アレクサンダーは、ジョニーウォーカーのあの角瓶と斜めのラベルを1860年頃に発案しました。

初めは単純に、四角いボトルだと荷箱に効率的に詰められるからという理由でした。

そして1865年、ヴァテッドモルトの「ウォーカーズ・キルマーノック」にグレーン原酒をブレンドした「オールドハイランド」というウイスキーの製造を開始します。

これこそが、今につながるジョニーウォーカーの原型です。アレクサンダーの死後、三代目となったジョージとアレクサンダー2世は1909年、オールドハイランドを「ジョニーウォーカー」と改称します。ジョニーウォーカーブランドの始まりです。

名前の由来は創業者の祖父の愛称から。さらに祖父の姿をモデルとした、大股で歩く紳士「ストライディングマン」がロゴに配されたのもこの時です。

ジョニーウォーカーはイギリス国内にとどまらず、海外へも広まっていき、1934年には名誉ある「英国王室御用達(royalwarrant)」を拝命しました。

現在、ブランドオーナーは大手酒類メーカーのディアジオ社。3色から始まったラベルも、様々なカラーのシリーズが生み出されています。

ジョニーウォーカーの製法

ジョニーウォーカーは実に多くの原酒をブレンドして作られるブレンデッドウイスキーです。

そのボトルの味わいの軸となるキーモルトに、グレーン原酒を組み合わせます。

ジョニーウォーカーのキーモルトとして著名なものは、スペイサイドのカーデュ、スカイ島のタリスカー、アイラ島のラガヴーリン、他にカリラ、ロイヤルロッホナガー、リンクウッドなどが存在します。

約40~50種類の豊富な原酒をブレンドしていることがジョニーウォーカーの特徴です。

このブレンドを担っているのがブレンダーであり、そのトップはマスターブレンダーと呼ばれています。

現在のマスターブレンダーは8代目のジム・ビバリッジ氏。創業者のジョン・ウォーカーから数えて8代目…ということですから、いかにマスターブレンダーが選ばれた人であるかが分かります。

ジョニーウォーカー好きにおすすめウイスキー

個人的にオススメなウイスキーを紹介します。

同じようなジャンルの中から選ぶと、お好みの銘柄に出会いやすいです。

ジョニーウォーカーはブレンデッドスコッチということで、その共通点から選んでみました。

ホワイトホース

ホワイトホースは、ジョニーウォーカーと同じく、ウイスキーの「ビッグ5」に数えられています。

キーモルトはアイラ島のラガヴーリン。

香りは華やかでフレッシュ、まろやかさと甘みが特徴のウイスキーです。

関連記事:ホワイトホースの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

バランタイン

バランタインは、40種類以上の原酒をブレンドしている所、万人受けする飲みやすさがジョニーウォーカーと似ています。

バランスの良さと豊かな風味が魅力です。

関連記事:バランタインの種類や味わい・おすすめの飲み方などを徹底解説

シーバスリーガル

シーバスリーガルは、ジョニーウォーカーと同じく、知名度の高いブレンデッドスコッチです。
スイートでなめらかな飲み口とさっぱりとした後味が多くの人々に愛されています。

「ジョニ黒よりもマイルドであっさり」という意見が多いです。

まとめ

ジョニーウォーカーというウイスキーについて詳しくなれたのではないでしょうか?
シリーズの中でも、やはりスタートにはフラグシップ・ジョニ黒をオススメします。
世界中で飲まれている理由がきっと分かるはずです。

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